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初級者はここから読んでください
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第 ７章 ゲームと基本ストローク
＝＝シングルスとダブルスの進め方＝＝
やっとひととおり打てるようになりますと、ゲームに入ります。ゲ
ームやらないと全く面白くありませんよね。クラブによって練習方法
はいろいろありますが、１１点または１５点のセティングありで行っ
ているのが多いようです。ゲームの始まりは、お互い挨拶（握手）す
るようにしましょう。ゲームは、はじめは上手な人と組んでのダブル
スが主体となります。そのころは、まだ上手な人に遠慮しながら動い
て打っていますが、ここでもゲームの中でうるさく教えてくれる人が
いることが大切です。ゲームが終わったあと説明されても、時間が経
っているのでフィードバックができず、説明してもらっても頭に全く
残らないからです。ゲーム中にゲームの運用や、技術やローテーショ
ン等いろいろなことを覚えてください。
さて、初めてゲームをすると「あっ」という間に終わることが多々
あります。何が何だか解らずに、時間とシャトルが目の前を通りすぎ
ていきます。これは、誰もが経験することなので安心してください。
あなただけではありません。
ゲームの始まりはサーブです。サーブは、ショートサーブが中心に
なります。打ち方はサイドストロークとアンダーハンドストロークの
中間をラケットが通る方法で覚えてください。できるようになったら、
確率が１０本に７～８本入るようになったら、バックハンドサーブに
変えましょう。こうなるとレベルアップしましたよね。
次に、ロングサーブですが、思いっきり、アンダーストロークで天
井に向かって高く遠くへ打ちます。これもショートサーブと同様に練
習します。
サーブを打ち終わると守りの体制に入ります。ここでは、ラケット
が常に上を向いていることに気を使ってください。上を向くというこ
とは、ラケットと腕（アーム）の角度が、どの位置にあっても直角に
近い角度を保っていることなっていることを意味します。ラケットを
握っている手の部分と間違わないようにしましょう。
そして、シャトルが自分の頭の上に来たら、オーバーヘッドで「叩
き返し」ます。体の横に来たらサイドストロークで「叩き返し」ます。
足元に来たらアンダーストロークで「戻し返し」ます。バック側に来
たら、バックハンドのグリップで（親指を立てる）「叩き返し」ます。
ラケットに当たらなくて空振りしても結構です。床にシャトルをたた
き付けても結構。何をしても結構です。今は、それで十分です。そし
て、勝負がつきましたら、また握手（挨拶）をします。これでゲーム
は終了します。このようなことの繰り返しで、ゲームの内容に慣れて
いきましょう。
流れや、詳しいことは後述しますので、また技等も後で述べますの
で、今のところは、慌てずに、体を動かすことに重点を置いて下さい。
＊シングルスとダブルスの進め方の違いについて
シングルスゲームとダブルスゲームは「攻め方」「守り方」が根本
的に違います。つまり「シングルスは守りながら攻める」ですが、ダ
ブルスは「攻めながら守る」というパターンです。けれども、両者と
も、決して守りが主ではないのです。数字で表わすと、攻撃６～７割、
守備４～３割という感じでしょうか。これは何の違いかと言いますと、
用いるフライトの種類が違うのです。それと、相手の動かし方（揺さ
ぶり方）が違います。一言で片付けると次のようになります。
シングルス
攻撃・・・クリアーとドロップで相手を前後に揺さぶり、
スマッシュで決める。
守備・・・相手が揺さぶる前に揺さぶり返す。
ダブルス
攻撃・・・ドリブンクリアーとドライブで相手の後衛を
左右に揺さぶり、リターンミスをスマッシュ
で前衛にボディアタックして決める。
守備・・・後衛が左右に振られないように、前衛は相手
を前後に動かすプレッシャーをかけ、必ず相
手にシャトルを上げさせるようにする。
簡単にいえば、こうなります。が、適宜、いろいろ試して下さい。