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補　　足　怪我をしないために
　　　　　　　－－予測して、動かないこと－－
　　　　　　　－－確信して、動かくこと－－
　よく初心者は怪我をします。この理由は何でしょう。答えは簡単で
す。でも、こういう問いに対して、普通は、ストレッチや準備体操を
していなかったからという答えが返ってきます。私は、ではどの程度
やれば、どれほど時間を懸ければ、怪我はしないのですかと逆に問い
返してみたくなります。出来ないものは、動かなければよいのです。
こうすれば、怪我はしません。つまり、自分のレベルで動くことを知
ることです。
　また、教える人が体で覚えてきた人（昔の人）だと教わるほうは大
変不幸です。私は教えるときは、相手が理屈として理解するまで（本
当は理屈ではなく、身体の自然な動きであるのだが）、説明し、体が
反応するまで、横で見ていて、動きの善し悪しについて教えます。こ
のときシャトルはありません。まず、動くことを覚えることからして
みるのです。しかし、体で覚えてきた人は、シャトルをまず打たせよ
うとして、打つこと、当てることに重きを置いて、当たるまで、飛ぶ
まで、ラケットを振らせてしまいます。これは、教わる人に無理な動
きを強いらせます。それでは、怪我をすることに向かっていくような
ものです。血が出るのが怪我ではなく、筋肉疲労等、教えている人の
目に見えないのも怪我なのです。身体で覚えた人は、その人だからで
きていることを、他人に教えてどうするのでしょうか。こんなやり方
はひと昔の精神論的教え方です。何の発展も望めません。全くだめで
す。教わったほうは必ず怪我をします。しなくても、怪我の予備軍に
なります。自分の体に合っていないのですから。
こんな指導者もどきはいなくなってしまえ！
　以上は、個人レベルの怪我ですが、ゲーム中の接触事故も多いこと
は確かです。でも、これも防げます。よくどうやってですか？と質問
が来ますが、以外と簡単です。同レベルの者同士で組んだ場合、自分
の責任のシャトル以外を追ってはいけません。また、レベルが違う者
同士の場合、上手い人が避けるのです。
　さらに、パートナーに対して、少し遠慮することです。相手に対し
ては牙を向いて結構ですが、パートナーには、「淑女」、「紳士」に
なりましょう。このことは、上級の項目に詳しく書いています。