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上級者はここから読んでください
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第１７章　シングルストレーニングの勧め
　
　さて、ダブルス中心の練習をしてくると、フットワークが疎かにな
るし、動きが悪くなってしまう危険性があります。それは、上手くな
ってくると相手方もいる方へ返してくるし、自分達もそうなっていま
す。当然ながら動く量が減ってきます（逆に、考えることが増え精神
的に疲れが増えますが）。一概にそれは悪ではありませんが、自分で、
動きが悪くなったと感じたならば、２対１の練習でオールロング、オ
ールショート、半面フリー、といった練習を取り入れるようにしまし
ょう。そうすると、上半身のみならず、下半身も運動することになり、
一石二鳥にもなります。この練習は、長い時間やるのではなく、３分
とかのラウンド制いくつかのパターンの組み合わせにして行うことが
効果的でしょう。
　ここで２対１の練習方法ですが、２側は負けてはいけません。２の
方は、左右に相手を動かすことではなく、前後に動かすことを心がけ
てください。左右の動きよりも前後が難しいのです。これは、頭を振
るからです。そうすると、目が回るという悪循環があります。上手な
人の動きにはこれがありません。１の方の人に、頭を振らない練習を
させるのです。また、２の方が左右を狙いすぎて、２の方が練習して
いる格好に見えるからです。１の方は、積極的に攻めてください。つ
まり、１の方は、リターンされてもいいですから、自分の狙い通りの
ところにシャトルをもっていく練習をするのです。２は攻めてはいけ
ません。続けることです。２側は、壁に徹してください。いわゆる１
のミスは、攻めていれば結構です。次に、２側は、１側を、斜めに振
りましょう。これも効果的な練習です。