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第13章 男子も女子も混合も家庭婦人も皆同じ
      (老若男女は皆同じ)
 
 よく、皆さんが言っていることに、年とっているから若い人には負
ける、とか、太っているから動きが遅いとか、家庭婦人の場合はここ
にいれば飛んでくるよと教わったとか、さまざまな言葉の中で、楽し
くないバドミントンをやってきているなと感じます。狭い視野で物事
を考えていると、突然の横車には対処できません。先に述べた、賢い
人にはなれません。ならなくてもいいと思っている人は、多分この先
何事にも、退化的ですから、とっとと衰えていきましょう。
 などと、かなりきついことを書きましたが、人間は先入観(いわゆ
る催眠)で物事を判断してしまうと、あたかもそれが本当であるかの
ごとく錯覚します。
 また、それが、大勢であると判断し、ものの善し悪しがつかないよ
うになることが得てして多いといえます。このことは、人類の歴史が
証明しています。詳しくは自分で調べてください。
 この先入観は拭去り、誰もがそんなに差がなく、
 皆同様であり、負けるのは自分が弱いからである、
 強い人は負けないのだ、うまい人は勝ったり負け
 たりするんだということを理解してください。
 中級者はもうすでに、うまい部類に入ります。今後、強くなるか弱
くなるかは、あなたの気持ち次第です。負けることは、決して楽しい
ことではありません。負けると「くやしい」のです。でも、勝つこと
が楽しいのではなく、楽しくバドミントンをして、その結果勝ちにつ
ながったほうが、この先伸びます。
一方、楽しくバドミントンをして、その結果、負けてしまったとなる
と、それは、自分のバドミントンに納得の上での負けですから、敗因
を考えて反省をすると、ここでステップアップできます。これもまた、
上に伸びる要因です。負けたからといって、いつまでも相手のせいに
したり、パートナーのせいにしたりして、自分に反省がなければ、
 自分に謙虚さがなければ、謙虚さを持たなければ
これから先、全く伸びません。そしてつまらないバドミントンをする
族(やから)になってしまいます。