JADE 〜ジェイド お迎え話〜

 あ〜、とうとうウチのSDも二桁の大台に突入してしまう〜。えらいこっちゃ〜。

 邪まな感じの上目使い、頬がこけて今までにないタイプの大人顔、これは是非ウチに来ていただきたいものだ、と考えてはみたものの、どう考えてもリズと二体同時は正直シンドイ!なんでよりによって私の好きそうなものを一度に出すのか…。前回の京都ドルパの面子と全く違う顔ぶれに、本当、参った。
 どちらか一体に絞ろうかとも思ったのだけれど、結局絞れなかった!絞っても結局未練が残って、あとになってからオク経由で手に入れるのがオチなのは、目に見えていたし。

 というわけで、前代未聞の二体同時お迎えをやってしまいました。どうもヒース君は、好きな人とそうでない人と意見がガバッと分かれるタイプのようで、並ばなくてもお店で買えたようだ。
 私はといえば、この不適な笑みにやられた!
 それと、今までにないタイプの顔立ちであるということもポイント高かったな。
 気になり始めてから、野口五郎に似ているかも、というイヤーな関連付けを脳内で整理せねばならなかったが…。(シナプスをぷちっとちぎって、ヒースはエゲレス人、と関連付け直し作業。)

 さて、困ったのが名前だった。リズのほうはお迎えする前からミモザにしようと決めていたのだが、ヒースのほうは全く決まらなかった。いくつか候補はあって、それがどれもけっこう気に入ってはいたものの、絶対これ、というのがなくって…。
 結局、顔を見てから決めよう、と思って家に連れて帰ったところで、三つに絞った。
 その三つのうちからどれにしようか悩んだが、決め手はこの不適な面構えであった。これが、アポクリのジェイドを連想させる…。ということで、ジェイドに。
 なんだか知っている人は知っている〜、な名前なんだけど、ゆうきあずささんのゲーム、すごく好きなもので。ゆうきさんの絵って、どちらかというとかわいいのだけれど、その話となるとかなり複雑でリアル。そのギャップが面白いし、ドラマがある。
 ジェイドというキャラは、堕天使でキレイな顔立ちに片眼鏡をしていて、打算的で平気で裏切りもする。口調はいつも冷たくて、何かやるにも面倒そうで、笑えない冗談を言いつつ、でもやることはすべて完璧にやってしまうような人なのだった。
 私のパソコンには、アポクリファのハピネス・ケイジがはいっていて、終了するとジェイドが「もう終わりですか〜、だらしないですね〜。冗談ですよ。おやすみなさい…。」と嫌味ったらしく言うのだ。

 かなり思い入れのあるキャラ名をもらうことになったが、どんなふうになるのだろうか?自分でも今のところ、よくわからない。でも、箱開けてご対面したところ、思っていたよりもずっと好青年だった。もっとワルかと思ったけど。

 それにしても、この年ですでに社交界にも飽くような爛れた生活をしていたのかねぇ。
 田舎貴族の坊ちゃん、いったいどこらあたりのご出身なのだろうか?叔父さんはハイ・ランド(スコットランド高地)に領地を持っている人みたいだけれど、どっちが本家筋に当たるのだろう?アナイスと叔父様の関係からいくと、叔父様のほうが敷居の高い家みたいだけど、やはり、叔父様のとこが本家なのかな?
 アナイスは、多分叔父様のところからすると、貧乏な家に育ってそうな気がする。きっと、お父さんは牧師さんか、貴族の家柄ではあるものの次男か三男くらいで軍人かもしれないな。そうはいっても、この貴族世界においては、貧しくてもレディを名乗れる家だろう。
 そのあたりのことを考えだすともう、バーバラ・カートランド・ロマンスのヒストリカルな世界とだぶってきて…。それもあって、お迎え熱も高かったわけであった。ははは…。

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