ボディ比較(Luts/13SD少年)

 初めての某以外の大きなボディだったので、形とかが新鮮で、作りを比べてみると面白そうだな、と思ったので写真を撮ってみた。
 二つを並べて、どちらが優れている、などというつもりはない。
 体形の違い、好みは人それぞれだと思う。
 創作人形を作る人は、ボディを作る時に人体の骨格や筋肉のつき方などを研究するらしい。
 そうでないと、作れないもんね。
 そんなことを考えていたら、前にフィレンツェで見たダヴィンチの手のスケッチを思い出した。
 彼は、絵描きでもあるけれど、科学者でもあって、解剖してスケッチをしたりしていたらしい。
 解剖云々は、人間の探究心の凄まじさとか執念を思わせて、好き嫌いもあるだろうが、スケッチは見事だった。
 人間って、やろうと思えば鉛筆一本で、あれだけのものが描けるのか、と思った。(もっとも、それなりの努力は必要だが)
 ま、そんなこんなで(全然話はそれてるな)、ボディをチェック。

 まずは全身。
 向かって右側がLutsボディ、左が13少年ロング足(ヒースのボディ)。
 どちらもナチュラル系の肌色だが、少し色合いは異なる。
 Lutsのボディは、少しピンクがかった肌色。13少年のほうは、それからすると、少し黄色味がかっている。
 ロング足ボディと並べてみたのだが、同じくらいの長さだった。

 体格的には、13少年のほうががっしりとしており、Lutsのほうは華奢な感じがする。
 ただし、それは比較してみるからそう見えるだけで、造形的には13少年は肋骨がういた状態だし、Lutsのほうは逆に胸の筋肉が丸くついている。

 後ろからみると、こんな感じ。
 13少年のほうが、座高が高く、首も太い。
 肩のあたりもがっしりとした感じがする。

 ボディは、どちらも分割ボディだが、13少年のほうが、肋骨の下あたりで二分割されているのに対し、Lutsのほうは、腰で分割されている。
 そのため、Lutsのほうは胸元を少しはだけても、分割箇所が下部のために影響が少ない。

 足は、13少年のほうが大きい。
 そのため、13少年用の靴をLutsにはかせるとちょっとがぽがぽ。
 だが、大は小をかねる。
 服や靴はある程度交換できる。

 Lutsの手。
 パーツのほうは、ELの手。ボディについているのはEL Dreamingヘッドについてきた手。

 ヘッドの蓋を開いたところ。
 Lutsのほうは、蓋が大きめでグラスアイの交換がよりしやすい。
 ただし、もともとこのヘッドは、S字パーツを蓋にひっかけるようになっている。
 このS字パーツを蓋に引っ掛けるというやり方は、蓋ががくがくしないという利点もあるが、ちょくちょくグラスアイをとっかえたり、ヘッドをかえたい人にとっては欠点ともなる。(S字パーツを引っ掛けるように、首パーツが入っている。)

 ヘッドの蓋部分。
 ヘッドと引っ掛けられるようになっている。
 最近になってLutsは首パーツをボディにつけはじめた。
 このパーツでS字パーツをへッドにとめ、蓋じたいはマスキング・テープなどで仮止めして、グラスアイを交換するように、ということらしい。
 そのほうが簡単なので、私もそうしている。
 ちなみにこの首パーツは、以前にLutsでボディを購入した人に無料でくばるらしいので、何かの注文のついでに掲示板などで一言頼んでおくと、つけてくれる。

 椅子に座らせてみた。
 Lutsのボディの特徴として、手足とボディの間にお椀状のパーツがはいっている。
 腕のほうは、それほど動かした時に差異は感じないのだが、足のほうは、少し変わったポーズができるのが面白い。

 こんなふうにちょっと立て膝っぽいポーズもとれる。

Luts Gallery