URIELくんの洗礼

鏡夜「おい、ウリエル、三月うさぎが呼んでいるぞ。」

(ウリエル君。HPはじまって一ヶ月たって、やっとギャラリー初お目見え。)

ウリエル「いったい三月うさぎが私に何の用があるというのだ。今までずっと、パルックボールのオレンジ色した箱の中に生首状態でつめたまま知らん顔していたくせして。今日やっと、久しぶりにお日様の顔を拝んだのだぞ。しかも、カイルの昼寝中にボディを借りるしかないってのは、ヒドイじゃないか…。」

(ウリー、くどすぎ。一気に読むと息が切れそうだ…。)

ラフィエル「まあまあ。君を起こしたのには、ワケがある。」

鏡夜「三月うさぎは、とうとうエアブラシを手に入れたのだ。そんなオモチャを手にして、あのこらえ性のない人が、君を放っておくわけないだろう?」

ウリエル「それで?他にもSDはいるのに、なんで私がわざわざ洗礼を受けなきゃならんのだ?」

    (すまいる〜。)

ラフィエル「理由は簡単だ。私はフルチョイス君。」

    (にっこり〜。)

鏡夜「私は限定君。ついでに言うなら、アリスも限定。カイルはワンオフだ。我々造形村仕様のメイクに、あのうっかりな人が簡単に手を出すと思うかね?」

ラフィエル「だね。ここはお教室君の運命だと思って、あきらめるしかないね。」

ウリエル「しかし、教室ヘッドは雛だっているじゃないか。」

ラフィエル「まあまあ。すっぴんでうちにやって来たのが運のツキだ。どちらが先に洗礼受けても、たいした違いはないよ。」

ウリエル「しかし、三月うさぎはお教室で眉の描き方をならって、先生にもOKもらって…。」

鏡夜「甘いな。」

    カラン__。

鏡夜「おや、薄め液の蓋があいた音だ。どうやら用意ができたらしい。」

ラフィエル「さて、連れて行くとするか。」

    ガシッ。

ウリエル「え?えーーーっ!?」

鏡夜「私たちがなぜ二人でやってきたと思っているんだ?そんなの君に逃げられないために決まっているじゃないか?」

ラフィエル「そーゆーこと。」

ウリエル「う、うわーーーっ。誰かー!。」

 どうやらウリエルからエアブラシ受難がはじまることになったらしい…。結果は、また今度。

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