番外編 その1 〜リカちゃん&ブライス〜

 斉藤さんのリカちゃん本が出ていたので、本屋で手に取ったところ、とってもかわいかったもんで、作ることにした。
 どちらもティードレス。

 5ミリごとに線を引いてピンタックをとるなんてこと、いつもは面倒くさいからやらないのだけれど、めずらしくヤル気になった!
 はじから1ミリくらいのとこを、脱線しないように縫うのだ。
 こんなことをキレイに作れる人って、スゴイ!なかなか同じ幅で縫えないのだよ〜。

 斉藤さんの作り方って、SD用のもそうだったけれど、見ごろを二枚重ねで仕立てて、見返しとかをとらないやり方。背中の開きは、別布で持ち出しを作って、ビーズをボタンがわりにとめ、糸でひっかけるところを作る。

 アンティーク・ドールでも上等の絹ものを着ている人形のドレスが、こういったやり方で作られている。
 でも、リカちゃんサイズはとっても小さいので、この仕立て方は、薄手の布ではいいのだけれど、少しでも厚みがあると、たとえ木綿でもごろごろしてくる…。
 このレースの布の場合がそうだったので、この子は着ていたキャミソールやペチコートを脱がないと後ろのホックがとまらなかった。

 リカ「もう写真撮影も終わったから、そのお面、脱いでもいいのよ。」
 ブライス「……。」
 リカ「中国の被り物じゃないの?それ?」

 なにげにヒドイお嬢様である。

GALLERY