Alice 〜 Antique style 2 〜

 「アヴォンリーへの道」でセーラが着ていたような服が作りたかったので、19世紀末期の子供のスタイルを真似して作ってみました。
 この頃はやったパフ・スリーブ(赤毛のアンの憧れだった)と、袖ぐりのフリル。
 マリラは、パフ・スリーブなんか、布地をたくさん使うから無駄な装飾だと思っていたみたいだもんね。
 S字ラインとパフ・スリーブのスタイルが流行った時代に生まれていたら、衣装は素敵だったかもしれんが、あのコルセットを四六時中せねばならんと思うとキツイな…。

 素材は、ローラ・アシュレイのコットン・プリント。
 白地に青系のクリサンセマム(かな?)の花柄。
 ふりふりレースにリボン、ビーズ…。

 春の花、フリージア、スイトピー。

 この間読んだ本に、ちょっと前まで女の子の色は青、男の子色はピンクが定番だったということを知った。ピンクは強い色で、青は繊細な色なのだそうだ。こういう色に対する思い込みや常識なんて、時代の流れでどんどん変わっていくものなんだね。(ちなみに私はピンクよりも青のほうが好きだ。)

 よい香りに囲まれて…。
 召しませ、春の装い。

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