お針子講座9 〜再び原型編2〜

 前回やったSD少女用の原型作りを、今度は13少年でやってみた。

 今回も前回で使ったのと同じ半円形のものを使って、まず首まわりと肩の線をとった。

 次にいらない布を使って、上でとった線を布にうつし、前中心、後ろ中心を書き入れてボディにそわせるようにして待ち針でとめていく。

 肩、脇下などを待ち針でとめて位置を決めたあと、胸元のダーツをとっていく。

 後ろも同じ様にする。

 その布をもとに、原型を作る。

 紙に書いた原型を布にうつす。

 もう一度、確認のためにその線を待ち針でとめて様子を見る。

 その原型をもとに、自分でデザインした型紙をおこし、縫った。
 実はこれ、やり直して二回目に作ったもの。
 最初に作ったものは、丈が少し短く、袖の形、袖ぐりがよくなかったのだ。
 そのため、もう一度、型紙を直して作り直した。

 最初に作ったものはこっち。丈がアリスにちょうどよかったので、アリス用となった。

 この布、実にふにょふにょで、切りにくいし縫いにくいものであった。ブラウスとかにするような布なのだと思うけれど、この手の布できちんと作れる人って、偉いと思う。難しいもん。どうやったら、うまくいくのかなぁ。

 布はしの処理とかに困ったので、最初に作ったものは一重だが、二度目に作ったもののほうは、二重になっている。要するに、リバーシブルのようにして布端が出ないように作ってから、フリルをつけた。
 フリルは、布の糸目を通して切り、端をジグザグ縫いしたものにギャザーをいれた。

 さらに、同じ原型から別のデザインの型紙を作り、縫ってみた。
 これも一回目、失敗した…。
 袖丈が少し短い。だが、一番の失敗は、開きの問題。
 実は、頭からかぶせようと思ったので、前開きを大きくとっておいたのだった。しかし、胸元から腰にかけてダーツをとって身体にそうようにしてあるので、肩がはいらない!!
 私の脳では、そこまでの結果予測をできなかったようで…。経験不足ですな。
 これは、背中を開き、脇を開けてやっと着れたところ。

 リベンジ!作り直したのがこっち。
 袖ぐりをさらに深くとり、袖丈をのばし、後ろに深く開きをとった。
 ステッチも、生成りだとイマイチ目立たなかったので、エンジに変えてみた。

 最初に作ったほうは、またもやアリス用になった。
 少年服作って、少女服にしてどうする!という気もするが、思いがけずおそろい服になった。
 ま、こうやって修行していくうちに、いろんな服が作れるようになるかな…。
 アリスにちょうどいい靴がなくて、少年用をはかせといた。ちょっとデカ靴だ…。
 タマちゃんとおそろいっぽくするために、紐に同じようにビーズを通して適当に結んどいた。紐を切る気がないため、長い…。だって、また他のものに紐使うかもしれんし…。(貧乏性)

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