URIEL 2nd Customize

 やっとこさ、ウリエルのダメダメ光線が少し弱くなったようなので、ウリエル2号をHPにのっける気になりました。
 ほんと、このまま営倉送り(パルックの箱の中)にされたまま、行方不明になるか、神隠しにあうか、わからんような状態だったので、とりあえず、ほっといたしました。
 もう、それくらい、ウリーのダメダメ光線はすごかったのです。
 で、いったいそのダメダメなウリーはどんな感じだったかというと、下の写真のような按配で…。

 はい、笑わない!皆様の後学のために、公開しております。(そうだったのか、知らんかったぞ。)
 これがまったく、どのかつらをのっけてみても、似合わないのなんのって!
 もともと、お教室君は、すんごくかっこよくなる素質を持っているだけに、自分でもこれはヒドイ!という気持ちが強く、幻のメイク2号はすぐにまたすっぴんにもどされましたです。はい。

 さて、このひどーいメイクのダメダメ地獄の底から、どのようにして自分ははい上がればいいのか…。
 そこで、自分のメイクしたウリーの写真をとり、よそ様のかっこいいお教室君と何が違うのか、いろいろ考えたのですよ。

 お教室君のメイクしていると、いろいろこのヘッドにしかない特徴みたものがだんだんわかってきます。
 その一つが、口もとすぐ横の頬の盛り上がり方。
 よく教室ヘッドに削りを入れる人がいますが、これは、多分この部分が気になるからだと思います。このふくらみが、教室ヘッドの顔をオヤジ化している原因かもしれん…。
 それで、ここを削るとすっきりとして、シャープな感じになるみたいです。

 次なる特徴は、口元。もともと左右が対象になってないです。
 ま、自分でためしに一本線を引いてみればわかると思うのですが、もともと人間は、まっすぐの線がひけません。どうしても、書いた時の支点がもとになって腕を動かすものだから、どうしてもゆがむものです。

 まず、色を考えました。これはもう、同じ材料を使っていても、同じ色を出せるもんじゃありませんからね。そのまま使うならともかく、まぜまぜされたひには、もう、まねたくたって、できるもんじゃないです。自分でどのような色にしたいか、どのようなメイクにしたいか、これは、ただ漫然とやっていたのでは、どうもだめらしい…。
 では、どのようなメイクにするのか?
 私の場合、とりたててすっごいメイクにしたいわけでもないし(やれといわれて出来るわけでもないけど)、ゴスでもヴィジュアル系でもない、ただの普通のナチュラルな感じにしたかった…。(もしかしたらそれが一番難しいのかもしれないけど。)とにかく血色のよさそうな色にしてみよー、というわけで、オレンジ色を使ってみることにしてみました。オレンジにキャラフレ1とウッドブラウンをまぜ、エアブラシのタンクに突っ込むことに。

 さて、エアブラシ。
 これはもう、はじめて使ったので、何がなにやらさっぱり。手元のコントロールから何から、慣れるのにちょっと時間を要しましたです。
 それでもって、最初は紙か何かで練習すればいいものを、ウリーを練習台に使ったものだから(ヤフオクに出せば高額になるヘッドなのに、まったくひどい扱いしとるなぁ、私。)、ふいては消し、ふいては消し、の繰り返し…。でもって、見事に薄め液で顔中がオレンジ色っぽくなってしまいました。あんまりにも何度も何度もやり直したもので、色が落ちないの…。
 そこで、やすりがけで表面を一皮むけさせることに相成りました。ついでに、口元のオヤジぶくれも少しばかりやする…。とはいうものの、あまり造形を変える気はないので、ほんの気持ち程度です。
 そしてまた気を取り直して、ふいては消し、ふいては消し、さらに一皮むくはめに…。
 そのぐらいやってやっとこさ、エアブラシの使い方が少しばかりわかってきた…。
 でも、まだ下手くそです。もう、そのあたりは妥協の産物というやつで…。今の自分には、この程度が精一杯のとこかと…。

 さてさて、次に眉と下まつ毛を描きました。
 エアブラシでふいたあとなので、これはもう、一発勝負あるのみ。
 白いチョーク鉛筆で眉を下書きして、その上から本番開始。眉ですが、いろいろ研究したところ、どうも目と眉の間は狭いほうがかっこよくなるみたいです。それもどうやら、目と鼻の間のくぼんだ部分から眉頭が入っているようだ…。自分のとった写真のウリーとよそのかっこいいお教室君を見比べてみて、やっとそのことに気づいたわけです。これはけっこう、コツかもしれん…。それから、下まつ毛は、細かく描きすぎて、ありえないほどはやしてしまいました。ま、いいさ。

 最後に唇。これは、人によってぺったり大きめに描く人やら、小さめの人、口角の描き方一つもいろいろでした。
 私は、あんまりぺったり大きめ唇は好きではなかったので、エアブラシで使ったのと同じ色をそのまま使いました。どちらかといえば、薄めの唇かな?
 仕上げにクリアをグロス部分に塗り、100金のクロスしたタイプのまつ毛をぺたり。

 そんなこんなですったもんだの末に出来上がったのが、下の写真のようなウリエル2号です。

 やっとお教室君らしくなってきました。でも、まだダメダメ光線、発しておりますが…。
 またそのうち、3号へと変身していくことでしょう。
 え?雛ちゃん?
 旅に出ておりますです。いつ帰ってくるかは…、未定…。

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