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DVD-ROMで観た 7

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DVD−ROM 映 画 の お す す め 

  DVD−ROM映画のいいところというのは幾つか挙げることができる。

 @ DVD 再生ソフトウェア が充実してきていろんな機能が提供されている

  A いつでも好きなときに好きなところから観ることができる

 B 画面の精細度が高いので画面がきれいである

 C 言葉は原語か日本語への吹き替えかを選ぶことができる

 D 字幕に原語か日本語かを選ぶことができる

 E 更に設備を整備すれば 大型ディスプレイにより大画面でDigital Dolby 5.1チャンネルの音響効果で映画を楽しむことが きる

   ということで劇場映画もいいが、DVD−ROMの映画もまた楽しいものである。もちろん新作も旧作もある。因みに私の場合今DVD−ROMソフトの収集に苦労している。古本屋のような発達した中古市場が十分ではないのであまり安く手に入らず困っているが、できるだけ根気よく数多く集めたいと思っている。


【題名から検索】

ボディダブル 西部の王者 パラダイン夫人の恋人 ジョニー・イングリシュ ウェイトレス おいしい人生の作り方 レナードの朝 レボリューショナリー クレールの刺繍 アラビアのロレンス 三人の逃亡者 ボビー 枢機卿 約束の旅路 蘭の女 レベッカ ライラの冒険 ブラザーズ・グリム The Road  カルメン マルコヴィッチの穴 リリイ、はちみつ色の秘密 氷の微笑 ザ・エージェント コール チャーリーズ・エンジェル ザ・ペーパー ザ・ストーリー・オブ・レディー・ハミルトン ラシター&マーティン〜砂漠の10万ドル 県庁の星 ストーカー ニュースの天才   アイリス 一人息子 悪魔を憐れむ歌 蝉しぐれ  危険な年 リトルマン・テイト ザ・シークレット・サービス  忘れられない人 マダムと泥棒 黙秘 この森で、天使はバスを降りた 「シティ・オブ・エンジェル」 「真夜中のサバナ」 「ショーシャンクの空に」 「フライド・グリーントマト」


                 ちょっと余談を
 
 わたしが「槇平氏のぺージ」に掲載している映画関係の各ページで紹介している映画は、ご覧になってお分かりになるように洋画中心で邦画はごく僅かである。
 
 映画関係の各ページの冒頭に次のようにお断りしてしているので、重複をお許し頂いて引用させていただく。
 
 「わたしは若い頃から映画が好きで懐と時間が許す範囲でできるだけ数多く観たかったひとりです。実際には生活に追われてほんとに限られた数しか観ておりません。それに若い頃は生意気(それは今でもという声も聞こえてきそうですが)で洋画中心でした。邦画は特定の監督の作品以外は観ないなどといっていた偏った映画ファンでした。それでも20歳代前半(昭和30年代前半頃)までに配給されたいろいろな映画を観ました。今でもほぼ同年代の映画フアンとたまに会うと映画談義を交わします。

 フリーになった現在は時間もできたしシニア料金で鑑賞できるという幸運もあって、月に2〜3回は映画館に足を運んでいます。 それにパソコンの普及に伴って従来のビデオに代わるDVD−ROM(映画ソフト)の恩恵にも浴しています。ということはロードショウで最新作を見るし、DVD−ROMで旧作(もちろん新作もあります)も観ているということです。

 最近観たものの中からいくつかを紹介していくことにします。・・・・」

 邦画を観る機会が少ないという傾向は相変わらずではあるが、それでもわたしとしては評判になったものは結構観ているように思う。
 
 この5〜6年くらいの間に観たものをちょっと列挙してみると「かもめ食堂」、「ALWAYS 三丁目の夕陽」、「誰も知らない」、「四日間の奇蹟」、「クイール」、「阿弥陀堂だより」、「たそがれ清兵衛」、「海は見ていた」、「冷静と情熱の間」、「ハウルの動く城」、「隣のトトロ」、「アフリカ物語」、「千と千尋の神隠し」、「ホタル」、「鉄道員」、「Brother」、「ホワイトアウト」、「一五才/学校W」、「月はどっちに出ているか」、「長崎ぶらぶら節」、刑法第三九条」、「大阪物語」、「どら平太」、「金融腐食列島」となる。
 
 これらは「かもめ食堂」と「アフリカ物語」を除きすべて映画館で観たものである。ことDVD−ROMに関して言えば邦画は洋画のそれに較べてかなり高くて購入意欲が湧かないことにも原因がありそうである。
 
 さて、本題である。
 
 2007年1月31日付けA紙に次のような記事が出ていたのを読まれた方も多いのではないだろうか。
 
 「邦画興行収入 洋画抜く 21年ぶり、シェア上回る」
 
 これによると06年興行ベスト5は
 
 「日本映画」==> @ゲド戦記:76.5億円、ALIMIT OF LOVE 海猿:71億円、BTHE有頂天ホテル:60.8億円、C日本沈没:53.4億円、Dデスノート the Last name:52億円
 
 「外国映画」==> @ハリー・ポッターと炎のゴブレット:110億円、Aパイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト:100.2億円、Bダ・ヴィンチ・コード:90.5億円、Cナルニア国物語り 第1章ライオンと魔女:68.6億円、DM:I:V:51.5億円
 
 わたしの場合直接この結果に影響されることはないが、最近日本の映画もいいものが多くなってきていることはそのとおりであるので、めぼしいものがあればせいぜい映画館に足を運ぼうと思う。

 






「The Road」(2011.6.12)

2009年 アメリカ 112分 カラー シネマスコープサイズ(16:9) ドルビーデジタル

<<一口作品解説>>

 著者コーマック・マッカーシーがピューリッツァー賞を受賞した同名のベストセラー小説を映画化したロード・ムービー。文明崩壊後のアメリカで、人間としての心を失わずに旅を続ける父子の苦難の日々を描く。

<<あらすじ >>- ザ・ロード

 世界の終焉を迎えた未来。荒廃した大地を、ショッピングカートを引いた父親(ヴィゴ・モーテンセン)と少年(コディ・スミット=マクフィー)が南に向かって歩いている。親子の全財産は、防水シート、ポリ袋、毛布、双眼鏡と拳銃だけだった。わずかな生存者は皆、燃料と食物を探してさまよっていた。そんな中、道端の車中で寝ていた親子は、トラックに乗った武装グループに襲われる。少年を捕まえた若い男に向かって父親は銃弾を放ち、難を逃れる。彼らは人食い集団だった。父親は少年に、自分たちは“善き者”であり続けることを説く。父親は眠る度、少年の母親(シャーリーズ・セロン)の夢を見る。世界の終焉を迎えたあと、彼女は重い心の病を患った。そして少年を産むと闇の彼方へ消え、自ら命を絶った。父親は彼女と決別するため、写真と結婚指輪を捨てる。親子はある日、地下シェルターを見つける。中にはたくさんの食料があった。2人は身なりを整え、空腹を満たす。しかし、シェルターの外をうろつく人間の気配を感じた父親は、積めるだけの食料を持つと、嫌がる少年を連れ再び旅立つ。2人は、杖をついて歩く老人(ロバート・デュヴァル)と出会う。少年は、イーライと名乗るその老人に食料を分けてあげようと言う。父親は渋々、少年に従う。目の悪い老人は少年を見て、天使が現われたのかと思う。少年は、なぜ父親が老人に冷たい態度を取るのか、理解できなかった。親子は浜辺に辿り着く。その夜、少年は高熱と嘔吐に襲われる。少年は父親に、自分が死んだらどうするかと尋ねる。父親は、一緒にいられるように自分も死ぬだろうと答える。

<<スタッフ>>監督:ジョン・ヒルコート、製作総指揮:トッド・ワグナー/マーク・キューバン/マーク・バタン/ラッド・シモンズ、製作:ニック・ウェクスラー、ポーラ・メイ・シュワルツ、スティーヴン・シュワルツ、脚本:ジョー・ペンホール、原作:コーマック・マッカーシー 撮影:ハヴィエル・アギレサロベ、プロダクション・デザイン:クリス・ケネディ、音楽:ニック・ケイヴ/ウォーレン・エリス、編集:ジョン・グレゴリー、衣装(デザイン):マーゴット・ウィルソン

<<キャスト(役名)>>ヴィゴ・モーテンセン(Father)、コディ・スミット=マクフィー(Son)、ロバート・デュヴァル(Old Man)、ガイ・ピアース(The Final Man)、シャーリーズ・セロン(Mother)、モリー・パーカー(The Final Woman)、ギャレット・ディラハント(Urinating Gang Member)、マイケル・ケネス・ウィリアムス(Thief)

<<余計な一言>>

 父子の強い絆と愛情の深さは観終わったあと胸に迫るものがある。こんな形で文化の終焉に立ち会うと言うことはほんとに怖い話であるが、救いのある終わり方と感じられほっとした。


「カルメン」(The Loves of Carmen)(2011.6.11)

1949年 アメリカ 96分 カラー スコープサイズ(4:3) ドルビーディジタル

<<一口作品紹介>>

 サイレント以来第15回目と称される「カルメン」映画で「血と砂(1941)」のリタ・ヘイワースが主演する色彩版。

<<あらすじ>>

 1830年、スペインはセヴィリャの街。龍騎兵中尉ドン・ホセ(グレン・フォード)は、偶然煙草女工の喧嘩を仲裁したことから、カルメン(リタ・ヘイワース)と知り合った。カルメンは密輸団の首領ガルシア(ヴィクター・ジョリー)の情婦で、彼が入牢中再挙に備えて街に情報をとりに来ていたのだが、その色香でたちまちにホセの魂を奪った。ある晩ホセがカルメンの部屋で恋を語っているとき、彼女を思う上官の大佐が訪れてきた。罵られて逆上したホセは大佐を刺し、カルメンと共に山中の巣窟に隠れた。出獄したガルシアはカルメンがホセと同棲しているのを見て、彼と決闘を交えたが、若いホセは勝利と共に首領の地位を得た。しかしカルメンは次第にホセの女々しい恋情に倦きはじめ、コルドバへ逃れて闘牛士のルカス(J・バラグリー)と浮気をはじめた。ホセはお尋ね者の身を忘れて彼女を追った。闘牛場の入り口近くに身をひそめた彼はルカスを追って入場しようとするカルメンをとらえて復縁を迫ったが、すげなく断られるや、短剣で彼女を刺し貫いた。同時に、仲間の密告で駆けつけた警官の一弾はホセに命中して、彼はカルメンを抱いたまま斃れた。

<<スタッフ>>監督・製作:チャールズ・ヴィダー、脚色:ヘレン・ドイッチェ、原作:プロスペル・メリメ、撮影:ウィリアム・スナイダー、美術:ステファン・グーソン/ケーリー・オデール、音楽:マリオ・カステルヌーヴォ・テズスコ、録音:Frank Goodwin、編集:チャールズ・ネルソン、振り付け:Robert Sidney、その他:フランシス・クーガット

<<キャスト(役名)>>リタ・ヘイワース(Carmen)、グレン・フォード(Don Jose)、ロン・ランデル(Andres)、ヴィクター・ジョリー(Garcia)、ルーサー・アドラー(Dancaire)、アーノルド・モス(Colonel)、Joseph Buloff(Remendado)、マーガレット・ウィチャリー(Old Crone)、バーナード・ニーデル(Pablo)、ジョン・バラグレイ(Lucas)、フィリップ・ヴァン・ダント(Sergeant)



「マルコヴィッチの穴」(2011.4.30)(Being John Malkovich)


<<作品紹介>>

 怪し気な人形劇を演じる主人公ジョン・キューザック、中途半端な階にあるオフィス、さっぱり会話が成り立たない会社の社長、ダサダサのキャメロン・ディアス、そしてジョン・マルコヴィッチの大群!!ストーリーも凄いが、設定も登場人物も凄すぎる?!極め付けは“なぜジョン・マルコヴィッチなのか?”ということ。演技派俳優だが、主役を張ることも少なく、殆どがニ番手。名前を聞いても分からないが、顔を見ればなんとなく分かる俳優、それが一般的なマルコヴィッチの印象。でもだからこそ可笑しい!色んな姿の爬虫類系のハゲ頭の彼が沢山登場するさまは見ていて異様だが、思わず吹き出してしまうほど!

<<あらすじ>>

 人形使いのクレイグ・シュワルツ(ジョン・キューザック)は、ペットショップに勤める妻ロッテ(キャメロン・ディアス)と貧乏な二人暮らし。ある日、彼は定職に就こうと新聞の求人欄を広げ、マンハッタンのビルの71/2階にある会社、レスター社の職を得る。そこで美人OLのマキシン(キャスリーン・キーナー)に一目惚れした彼は、彼女を追いかけるが相手にしてもらえない。そんな時、会社の一室で、有名俳優ジョン・マルコヴィッチの頭の中に15分間だけ入れる穴を見つけてしまう。クレイグはそれを使って商売を始め、次々と客をマルコヴィッチの穴に入れていく。が、それに気付いたマルコヴィッチ本人が自分の穴に入ってから事態はややこしくなってくる。ロッテがその穴に入り、男としてマキシンと性体験して子供まで作ってしまったりと、どんどんエスカレート。クレイグは元の人形使いに戻り、マルコヴィッチはねじれた世界へ突入していくのであった。

( スタッフ) 監督:スパイク・ジョーンズ、 エグゼクティブプロデューサー:チャーリー・カウフマン/ マイケル・カーン、 製作:マイケル・スタイプ/ サンディ・スターン/ スティーヴ・ゴリン/ ヴィンセント・ランディ、 脚本:チャーリー・カウフマン、 撮影:ランス・アコード、 美術:K・K・バーレット、 音楽:カーター・バーウェル、 編集:エリック・ザンブラネン、 衣裳/スタイリスト:キャセイ・ストーム、 字幕:石田泰子

( キャスト)(役名)ジョン・キューザック:(Craig Schwartz)、 キャメロン・ディアス (Lotte Schwartz)、 キャサリン・キーナー (Maxine)、 オーソン・ビーン(Dr.Lester)、 メアリー・ケイ・プレイス (Floris)、ダブル・アール・ブラウン (First J.M.Inc.Customer)、 カルロス・ジャコット (Larry the Agent)、 ウィリー・ガーソン (Guy in Restaurant)、バーン・ピヴン (Captain Mertin)、 グレゴリー・スポレダー (Drunk at Bar)、 チャーリー・シーン (Charlie)、ネット・ベラミー (Derek Mantini)
ジョン・マルコヴィッチ(John Malkovich)、 ジョーン・ペン、 ブラッド・ピット、 ウィノナ・ライダー、 アイザック・ハンソン

<<余計な付け足し>>

 なぜか、2000年ゴールデン・サテライト賞作品賞と最優秀助演女優賞を受賞


「リリイ、はちみつ色の秘密」(2011.4.29)(The secret life of bees)

<< 作品解説と紹介>>

  ひたすら愛されたいと願う少女が、知的で独立心に富んだ女性たちの優しさに包まれ、たくましく成長して行くひと夏を描いた感動の物語。生きていれば決して消えることのない深い悲しみがあることを知り、その上で自分を許すことも学ぶ主人公リリィを天才子役ダコタ・ファニングが繊細に演じ、さらにジェニファー・ハドソン、アリシア・キーズらアカデミー賞やグラミー賞に名を連ねる多才な実力派女優陣が見事なアンサンブルを見せる。中でも、養蜂家オーガスト役を好演するクィーン・ラティファの包容力は抜群だ。原作はスー・モンク・キッドの世界的な同名ベストセラー小説。製作陣にはウィル・スミス夫妻も参加している。

<<あらすじ>>

 1964年、米・サウスカロライナ州。母の死の記憶により、心に深い悲しみと傷を抱えた14歳の少女・リリィ(ダコタ・ファニング)。彼女は、母に愛されていなかったと強く思い悩み、愛への飢餓感を抱える日々を過ごしていた。そんなある日、リリィは何かに導かれるかのように、父と暮らす家を出る。そして、 1軒のひと際目立つカリビアン・ピンクの家にたどり着く。そこには、長女・オーガスト(クイーン・ラティファ)、次女・ジューン(アリシア・キーズ)、三女・メイ(ソフィー・オコネド)のボートライト 3姉妹が住んでいた。リリィは、養蜂場を営むオーガストを手伝いながら、3人と一緒に暮らし始める。リリィは3姉妹との生活を通して、人との絆や優しさに触れ、少しずつ心の傷を癒していく。そして、母の想いと、隠された秘密を知る。

( スタッフ) 監督:ジーナ・プリンス=バイスウッド、 製作総指揮:ジェイダ・ピンケット=スミス、 製作:ローレン・シュラー・ドナー/ ウィル・スミス/ ジョー・ピキラーロ、 共同プロデューサー:エド・カテル三世、 脚本:ジーナ・プリンス=バイスウッド、 原作:スー・モンク・キッド、 撮影監督:ロジェ・ストファーズ、 美術:ウォーレン・アラン・ヤング、 音楽:マーク・アイシャム、 音楽監修:リンダ・コーエン、 編集:テリリン・A・シュロシャイアー、 衣装(デザイン):サンドラ・ヘルナンデス

( キャスト)(役名): クイーン・ラティファ (August Boatwright)、 ダコタ・ファニング (Lily Owens)、 ジェニファー・ハドソン(Rosaleen Daise)、 アリシア・キーズ (June Boatwright)、 ソフィー・オコネド(May Boatwright)、 ポール・ベタニー(T. Ray Owens)、 ネイト・パーカー (Neil)、 トリスタン・ワイルズ (Zach Taylor)

<<感じたこと>>

 ほぼ半世紀前のアメリカ南部の雰囲気がよくでていた。人種や皮膚の色に関わりなく人と人の関係の基本は人間愛ということか。


「氷の微笑」(2011.4.20)(Basic Instinct)

1992年 アメリカ 128分 カラー スコープサイズ(16:9)ドルビーディジタル 

<<この作品を一口で紹介すると>>

 元ロック・スターの惨殺事件を追う刑事と容疑者の美人小説家とのやりとりを描くエロティック・サスペンス。

<<あらすじ>>

 元ロック・スターがある夜ベッドの上で惨殺された。凶器はアイス・ピック。サンフランシスコ市警察殺人課のニック・カラン(マイケル・ダグラス)は相棒のガス(ジョージ・ズンザ)とともに、最後に被害者といるところを目撃された彼の恋人キャサリン・トラメル(シャロン・ストーン)を訪ねた。彼女は数か月前に今回の事件そっくりのミステリー「愛の痛み」を発表しており疑惑は増すが、彼女は警察の尋問を軽くクリア。キャサリンは次回作に、以前捜査中に誤って観光客を射殺してしまい「シューター」(早撃ち)とのあだ名をもつニックをモデルに小説を書くことを告げた。捜査はキャサリンに翻弄され難航、ニックの恋人で警察付きの心理学者でもあるベス・ガーナー(ジーン・トリプルホーン)の心配をよそに、ニックは次第にキャサリンの甘い罠に落ちていった。ある日ニックは、事あるごとに衝突していた内務監査局のニールセンと口論となるが、直後に彼が頭を撃ち抜かれたため殺人容疑がかかり、休職を命ぜられるハメとなった。さらにニックはキャサリンの同性愛者のロキシーに嫉妬から命を狙われるが、逆にロキシーが事故死。落ち込むキャサリンの言葉をヒントに、ベスがキャサリンと学生時代同性愛関係にあり、別れた夫は謎の死を遂げていたことが判明した。ベスはキャサリンの罠だと主張した。深まる疑惑の中、最後に刑事が死ぬ「シューター」と名付けられた小説は完成。キャサリンはニックに別れを告げる。未だ休職中のニックは、ガスとともにさらなる情報収集のため捜査を続けるが、ガスはエレベーターでアイス・ピックにより惨殺、居あわせたベスはニックの銃弾を浴びた。ベスの部屋からは殺人の物証が続々と発見、事件が解決へ向かう中ニックはキャサリンと再び身体を重ねるが、そのべッドの下にはアイス・ピックが隠されているのであった。

(スタッフ)監督:ポール・バーホーベン、製作総指揮:マリオ・カサール、製作:アラン・マーシャル、脚本:ジョー・エスターハス、撮影ヤン・デ・ボン 、音楽:ジェリー・ゴールドスミス、編集:フランク・J・ユリオステ、衣装(デザイン):エレン・マイロニック、特殊メイク:ロブ・ボッティン、字幕:戸田奈津子

(キャスト)(役名):マイケル・ダグラス(Nick_Curran)、シャロン・ストーン (Catherine Tramell)、ジョージ・ズンザ(Gus)、ジーン・トリプルホーン(Beth Garner)、Denis Arndt(Walker)、レイラニ・サレル(Roxy)、ブルース・A・ヤング(Andrews)、チェルシー・ロス(Talcott)、ドロシー・マローン(Hazel Dobkins)、ウェイン・ナイト(John Correli)、Von Bargen(Nilsen Daniel)


「ザ・エージェント」(2011.4.19)(Jerry MaGwire)

1996年 アメリカ 138分 カラー スコープサイズ(16:9) ドルビーディジタル 

<<この作品を一口で紹介すると>>

 理想主義のスポーツ・エージェントが挫折のどん底で愛する人に出会い、本当に大切なものに気づく姿を描く、ハートフルなサクセス&ラブ・ストーリー。

<<あらすじ>>

 ジェリー(トム・クルーズ)は全米一のスポーツ・エージェント会社SMIの有能なエージェント。彼は高価な年棒と引き換えに選手の家族やファンの気持ちを犠牲にしてきた自分と会社のやり方は正しいのかと悩み、初心に戻って理想に満ちた提案書を一晩で書き上げ、提出する。だが、あっさり彼はクビになり、あれだけいたクライアントも同僚ボブ(ジェイ・モーア)にごっそりさらわれ、残ったのは落ち目のアメリカン・フットボール選手ロッド(キューバ・グッディングJr.)のみ。しかもジェリーの「僕についてくる者は?」の呼びかけに応えたのは、5歳の息子を抱えて姉(ボニー・ハント)の家に厄介になっているシングル・マザーの会計係ドロシー(レニー・ゼルウィガー)だけだった。フィアンセのNLF広報担当エヴリー(ケリー・プレストン)に尻を叩かれたジェリーは、大学フットボールの花形選手フランク(ジェリー・オコネル)をクライアントに獲得せんとし、父親のマット(ボー・ブリッジス)は息子の将来をジェリーに託すと言ってくれた。だが、ロッドを広告業界に売り込もうと気をとられている間に、マットはボブと契約を結んでしまう。落ち込むジェリーに、エヴリーは「負け犬」と冷たく突き放して去る。孤独な彼を包んでくれたのはドロシーだった。離婚経験のある姉ローレルの忠告にも関わらず、ドロシーはジェリーに急速に引かれていき、息子のレイ(ジョナサン・リップニッキー)も彼になついてる。互いを必要としながらもどこか臆病な彼らはある夜、ディナーの帰り、ついにキスを交わし、一夜を共にした。一方、ロッドの契約交渉は決裂し、今シーズン限りで契約選手を辞めてフリー・エージェントになる決意を固めた。もしケガをすればそこで選手生命は終わりだ。「リスクが大きい」と言うジェリーに、ロッドは「俺を信じろ、俺がおまえを信じるように」と言う。ジェリーは収入を絶たれ、ドロシーを雇い続けることができなくなり、彼女は新しい仕事を求めてサンディエゴへ引っ越そうとする。決断を迫られた彼は、出発の直前、彼女に結婚を申し込んだ。二人の結婚生活が始まったが、ドロシーは互いの喜びも悩みも分かち合っているロッドと妻のマーシー(レジーナ・キング)を見るにつけ、自分とジェリーの繋がりが頼りなく思えた。一方、ジェリーに「ハートでプレイしろ」と言われて発奮したロッドは、生まれ変わったように目ざましい活躍を見せる。プレーオフ出場がかかった大事な試合中に猛烈なタックルを受けたロッドは、倒れたまま動かなくなってしまう。だが、意識を取り戻した彼は立ち上がり、観客の大声援を浴び、ヒーローになった。試合後、マーシーからの電話に「愛してる」を連発するロッドを見ているうち、ジェリーはドロシーのことを思い浮かべ、彼女の元へ急ぐ。ローレルを含む恒例の「離婚女性の会」が行われているところへ飛び込んだジェリーはドロシーに「僕らは完璧じゃなかった。君がいてこその僕なんだ」と言い、二人は固く抱き合った。ロッドの契約も決まり、ジェリーとドロシー、レイは本当の家族になれた。

<<何故かこんな賞を貰っている>>

96年度(第54回)ゴールデン・グローブ賞主演男優賞(ミュージカル/コメディ部門)受賞(トム・クルーズ)、96年度(第69回)アカデミー賞助演男優賞受賞(キューバ・グッディングJr.)


「コール」(2011.4.16)(TRAPPED)

2003年 アメリカ 時間 106分 カラー ビスタ・サイズ(16:9) ドルビーディジタル

<<この作品を一口で紹介すると>>

  完全誘拐に立ち向かう親子を描いたサスペンス・スリラーである。

<<あらすじ>>

 オレゴン州ポートランド。幸せな生活を営んでいた主婦カレン・ジェニングス(シャーリズ・セロン)だったが、麻酔医の夫ウィル(スチュアート・タウンゼント)がシアトルへ出張に出かけた日、6歳の娘アビー(ダコタ・ファニング)の姿が見当らないのに気づく。そして振り返ったカレンが目にしたのは、見知らぬ男、ジョー・ヒッキー(ケヴィン・ベーコン)の姿だった。彼は妻のシェリル(コートニー・ラヴ)、従兄弟のマーヴィン(プルイット・テイラー・ヴィンス)の3人組で連続犯罪を犯していた。ジョーにアビーを誘拐したことを告げられ、抵抗しようとするカレン。実はアビーには喘息の持病があり、一度発作に至れば死の危険があるのだ。その頃、マーヴィンはアビーを連れて、隠れ家の山小屋に到着。一方、シアトルにいたシェリルは、ウィルを脅してホテルの部屋に監禁。彼らがこの誘拐を企てた理由は、ジョーとシェリルの娘が、かつてウィルが勤務していた病院で亡くなったことで、それをウィルの責任だと思い込み、復讐を果たそうと思ったからだった。しかしやがて彼らのチームワークは崩れ、ウィルはシェリルを同乗させつつ小型飛行機で家族の元に向かい、カレンはジョーを射殺。シェリルとマーヴィンは逮捕され、アビーは無事ウィルとカレンの元へと戻るのだった。・・・・・

(スタッフ)監督:ルイス・マンドーキ、製作総指揮:マーク・カントン/ニール・カントン/ハンノー・フス/リック・ヘス、製作ミミ・ポーク・ギトリ/ルイス・マンドーキ、脚本:グレッグ・アイルズ、原作:グレッグ・アイルズ、撮影:フレデリック・エルムス/ピョートル・ソボシンスキ、美術:リチャード・シルバート、音楽:ジョン・オットマン、編集:ジェリー・グリーンバーグ、衣装(デザイン):マイケル・カプラン、字幕:林完治

(キャスト)(役名):ダコタ・ファニング(アビー・ジェニングス)、シャーリーズ・セロン(カレン・ジェニングス)、ケヴィン・ベーコン(ジョー・ヒッキー)、スチュアート・タウンゼント(ウィル・ジェニングス)、コートニー・ラヴ(シェリル・ヒッキー)、プルット・テイラー・ヴィンス(マーヴィン・プール)、スティーヴ・ランキン(ハンク・フェリス)、ゲイリー・チョーク(チャルマース捜査官)、ジュディ・マーケル(メアリー・マクディル)、マット・コービー(ピーター・マクディル)

<<サスペンス・スリラーには全く余計な一言>>

 警察と誘拐犯との一対一の対立が生み出す駆け引きだけはなく、3人の誘拐犯と3人の家族がそれぞれ別の場所で対立しあうトライアングル模様が複雑に交錯する様をも併せ描くサスペンスとなっている。子供の誘拐から身代金の受け渡しまでの24時間、一対一、三対三のせめぎあいが同時に進行し、短い時間に凝縮され緊張感もいや増しとなっている。そしてその面白さを更に引き立てているのは、6人の俳優たちの達者な演技ではないだろうか。


「チャーリーズ・エンジェル」(2011.4.1 6)(Charlie's Angel Full Throttle)
 

2000年 アメリカ 時間 107分 カラー シネマスコープサイズ(2.40:1) ドルビーディジタル

<<この作品を一口で紹介すると>>

 美人探偵三人組が大活躍するポップなアクション。1976年にスタートした大人気テレビドラマを映画化したもので、とにかく派手なアクションが楽しめる。

<<あらすじ>>

  姿を現さない謎のボス、チャーリー(声:ジョン・フォーサイス)から、ナタリー(キャメロン・ディアス)、ディラン(ドリュー・バリモア)、アレックス(ルーシー・リュー)の三人娘 の探偵チーム“チャーリーズ・エンジェル”に指令が出た。誘拐されたノックス・テクノロジー社の創立者、エリック・ノックス(サム・ロックウェル)と、完成間近だった音声識別ソフトを奪回せよというものだ。ボスレー(ビル・マーレー)と三人のエンジェルは、ノックスのライバルであるロジャー・コーウィン(ティム・カリー)に調査の的を絞り、接近。抜群のチームワークで、見事に任務を遂行するのだった。
  

(スタッフ)監督:マックG(マックジー)、エグゼクティブプロデューサー:ジョセフ・M・カラチオロ/ アーロン・スペリング/ ベティ・トーマス/ ジェンノ・トッピング、 製作:ドリュー・バリモア/ レオナード・ゴールドバーグ/ ナンシー・ジュヴォネン、 脚本:エド・ソロモン/ ジョン・オーガスト/ ライアン・ロウ、 撮影:ラッセル・カーペンター、 美術:J・マイケル・リヴァ、 音楽:エド・シェアマー、 編集:ウェイン・ウォーマン、 衣裳・スタイリスト:ジョセフ・G・アウリシ、 スタント・コーディネーター:ユエン・チュンヤン、 字幕:石田泰子

( キャスト)(役名): キャメロン・ディアス(Natalie Cook)、 ドリュー・バリモア 8Dylan Sanders)、ルーシー・リュー (Alex Munday)、 ビル・マーレイ(John Bosley)、 ティム・カリー Roger Corwin)、 クリスピン・グローヴァー(Thin Man)、 ケリー・リンチ(Vivian Wood)、 サム・ロックウェル(Eric Knox)、 ルーク・ウィルソン(Pete Komisky)、 マット・ルブランク(Jason Gibbons)、 トム・グリーン(Chad)、 LL・クール・J(Mr. Jones)、ジョン・フォーサイス (Charles )
 


「ザ・ペーパー」(2011.4.12)(The Paper)

1995 アメリカ 時間 112分 カラー サイズ(4:3) ドルビーディジタル

<<この作品を一口で紹介すると>>>>

 ニューヨークのタブロイド紙新聞社に勤める記者たちの激烈な一日を、軽快かつユーモラスなタッチで追いかけた群像劇。

<<あらすじ>>

 午前7時。NYの地方紙“サン "の編集局次長ヘンリー(マイケル・キートン)は目を覚ました。深夜に起きた殺人事件が各紙の一面を賑わす中、サンだけが遅れをとってしまっていた。妊娠8か月の妻マーサ(マリサ・トメイ)は仕事本位の夫に不満で、転職を強く望んでいた。そして今日の午後、ヘンリーは大手新聞社“センチネル "移籍のための面接を受ける予定だ。午前9時。出社したヘンリーに、編集局長のアリシア(グレン・クロース)が金切り声で内線電話をかけてくる。コラムニストのマクドゥーガル(ランディ・クエイド)は、交通局長のスキャンダルをスッパ抜いたために報復に怯えている。腰痛持ちの記者フィルは、新しい椅子を要求する。たちまちオフィスは混乱状態に。やがて編集会議が始まった。午後2時。ヘンリーは面接に出掛けたが、センチネル編集部のグレイ(ポール・ブラッデン)にサンを侮辱され、腹いせにデスクの上のメモから例の殺人事件に関する特ダネを拝借する。その頃、編集長バーニー(ロバート・デュヴァル)は前立腺ガンの宣告を受けていた。また、アリシアは昼下がりの情事に励んでいたが、私生活の財政難から金のことが頭から離れない。そして、昨夜の殺人事件の容疑者として、2人の黒人少年が逮捕されたのも同じ頃だった。午後3時。帰社したヘンリーを、ランチで会ったアル中の主婦に自分の将来を見ていたたまれなくなったマーサが待っていた。面接の結果を聞く彼女に、夫の答えはあいまいだった。そして、午後の編集会議。アリシアは昨夜の事件をトップに、「犯人逮捕」の大見出しにと主張する。だが、ヘンリーはさっきセンチネルで盗んだネタから誤認逮捕だと信じ、2人は真っ向から対立。8時までに容疑者の写真と無実の証拠をつかまなければ、彼の案はボツになる。だが、確証を得られないまま、刻々と時は過ぎていく。そんな時、マーサの活躍で極秘情報が手に入った。どうやら真犯人はマフィアらしい。午後8時。ヘンリーはマーサと彼の両親と食事しながらも、記事の行方が気になってしかたがない。とうとう、転職の件もフイになったと告げ、カンカンになって怒る妻を残して飛び出した。午後10時。バーニーは病気で弱気になり、疎遠になっていた娘に会いに行ったものの冷たくされてしまい、街のバーで酒をあおっていた。一方、マクドゥーガルと協力して警察の証言を得たヘンリーは、急いで社に戻る。しかし、その時、非情にも輪転機は轟音を立てて回り始めていた。社主(ジェイソン・ロバーズ)に昇給願いを却下され、イラついていたアリシアは、何としても輪転機を止めさせようとしない。格闘の末、ようやく止めたヘンリーにアリシアはクビを宣告し、輪転機を再始動させてしまう。午後11時。ヘンリーが落胆して家に帰ると、マーサが切迫流産の危機にされされていた。一方、バーニーと同じバーで、マクドゥーガルの言葉で報道に携わる者としての良心を取り戻したアリシア。だがその時、マクドゥーガルに記事を書かれた交通局長が報復のため彼に銃を突きつけ、流れ弾がアリシアの足に命中した。マーサと同じ病院に収容された彼女は、社に電話して記事の差し替えを命じる。翌朝、アリシアは刷り上がったばかりのサンをベッドで満足そうに読む。マーサは、無事男の子を出産した。午前7時。テレビのニュースがサンのスクープを報じる。今日も忙しい一日の始まりだ。

(スタッフ)監督:ロン・ハワード、製作総指揮:ディラン・セラーズ/トッド・ハロウェル、製作:ブライアン・グレイザー/フレデリック・ゾロ、脚本:デイヴィッド・コープ/スティーヴン・コープ、撮影:ジョン・シール、美術:トッド・ハロウェル、音楽:ランディ・ニューマン、主題曲/主題歌:ランディ・ニューマン、編集:ダニエル・ハンリー/マイケル・ヒル、衣装(デザイン):リタ・ライアック、字幕:戸田奈津子

(キャスト)(役名):マイケル・キートン(Henry Hackett)、ロバート・デュヴァル(Bernie White)、グレン・クロース(Alicia Clark)、マリサ・トメイ(Martha Hackett)、ランディ・クエイド(McDougal)、ジェイソン・ロバーズ(Graham Keighley)、ジェーソン・アレクサンダー(Marion Sandusky)、スポルディング・グレイ(Paul Bladden)、キャサリン・オハラ(Susan)、リン・シグペン(Janet)、ジャック・キホー(Phil)、ローマ・マーフィア(Carmen)、クリント・ハワード(Ray Blaisch)

<<余計な付け足し>>

 アメリカ映画の良さ・明るさそしてニューヨークの猥雑さが楽しめる一本


「ザ・ストーリー・オブ・レディー・ハミルトン」(The Lady Hamilton)

<<この作品については題名の紹介のみです>>


「ラシター&マーティン〜砂漠の10万ドル」(100,000 Dollars for Lassiter)

<<この作品については題名の紹介のみです>>


「県庁の星」(2011.4.9)

<<この作品を一口で紹介すると>>

 勤め人である限り上昇志向を持つことはきわめて当然のことである。それが社会正義的に見て収まるべきところに収まればそんな結構なことはない。だが現実には必ずしもそうはならないことがままある。この作品に関してはまあ安心して観ていることができるのではないだろうか。

<<あらすじ>>

 K県庁産業政策課のエリート公務員・野村聡(織田裕二)。特別養護老人複合施設建設“ケアタウンプロジェクト”を足がかりに出世を目論む彼は、ある日、県政の目玉である民間企業との人事交流研修のメンバーに選ばれ、三流スーパーの”満天堂“に派遣される。ところが、教育係として紹介されたのは、二宮あき(柴咲コウ)という年下のパート店員。しかも、マニュアル無し、組織図無し、役人のスキルが全く通用しないお客様第一主義のスーパーの現場では、書類第一主義の彼は役立たずのお荷物状態で、事ある毎にあきや他の店員たちと衝突を繰り返す。そんな中、突然ケアタウンプロジェクトが始動。プロジェクトから外される形となった野村は、出世の後ろ盾でもあった地元の大手建設会社の社長令嬢からも婚約を破棄され、失意のどん底に突き落とされてしまう。「自分は、誰からも必要とされていないのではないか?」しかしその時、野村を励ましてくれたのは、意外にもあきであった。折しも、保健所と消防署の査察に入られていた満天堂は厳重注意を受け、閉店の危機に瀕しており、これを救うには野村の力が必要だったのだ。こうして、野村の作成した改善書を基に、スーパー経営の建て直しが始まった。そして、満天堂は見事検査をパスし、売り上げを伸ばすことにも成功。更に、研修期間を無事終了し県庁に復帰した野村は、望んで生活福祉課へ異動すると、仕事に邁進する傍らケアタウンプロジェクトの予算削減を議会に提案し、県政改革に乗り出していく。・・・・・

( スタッフ)エグゼクティブプロデューサー:石原隆/中山和紀、企画:永田洋子、製作:島谷能成/亀山千広/永田芳男、安永義郎/細野義朗/亀井修、プロデューサー:春名慶/市川南/臼井裕詞/岩田裕二、ライン・プロデューサー:前島良行、脚本:佐藤信介、原作:桂望実、撮影:山本英夫、美術:瀬下幸治、照明:田部谷正俊、音楽:松谷卓、録音:武進、編集:山本正明、助監督:廣田啓、その他:竹井政章

(キャスト)(役名):織田裕二(野村聡)、柴咲コウ(二宮あき)、佐々木蔵之介(桜井圭太)、和田聰宏(浜岡恭一)、紺野まひる(篠崎貴子)、奥貫薫(佐藤浩美)、井川比佐志(清水寛治)、益岡徹(浅野卓夫)、矢島健一(北村康男)、山口紗弥加(田畑美香)、ベンガル(来栖和好)、酒井和歌子(小倉早百合)、石坂浩二(古賀等)

<<全くの余計な一言>>

スタッフやキャストをみても分かるように映画事業というのはそれだけで大きな産業なんだなとあらためて思う。 そのこととは全く関係なくこの作品を是非鑑賞をお奨めしたい1本にあげておきます。


「ストーカー」(2011.4.9)(One Hour Photo)

<<この作品を一口で紹介すると>>

 地元のスーパーの写真カウンターに20年以上勤めるサイ・パリッシュ。彼は、地元の顧客が持ち込むネガを1枚1枚丁寧に仕上げている。ヨーキン一家もそんなサイの大切な顧客だった。サイはヨーキンの息子・ジェイクが生まれたときからの写真や彼らの幸福に満ちた家族写真を扱っていた。天涯孤独のサイは数千枚に及ぶその写真を見ているうちにいつしか自分もその家族に憧れるようになり、次第にはこの一家の一員になりたいと思うようになる。やがてその思いはマヤという女性が持ち込んだネガを現像した時に、べつの形になって表れた・・・・・。

<<あらすじ>>

 大型ディスカウントショップのスピード現像カウンターで働く中年男、サイ・パリッシュ(ロビン・ウィリアムス)。長年、真面目に仕事に携わってきた彼だが、私生活では家族も友人もいない。そんなサイは、常連客である主婦ニーナ・ヨーキン(コニー・ニールセン)の幸福な家庭に憧れている。いつしか彼は、ヨーキン家のスナップ写真を密かに自宅の壁に貼り、自分が家族の一員になる空想にふけるようになった。しかし実際のヨーキン家は幸福ではなく、ニーナは夫ウィル(ミシェル・ヴァルタン)との諍いが続く日々。そしてある日、サイは上司のビル(ゲイリー・コール)から解雇を告げられる。さらにサイは、ウィルがマヤ(エリン・ダニエルズ)という女性と浮気していたことに気づいた。すべてを失ったサイは激情にかられ、家族を裏切ったウィルに代償を支払わせようと、ウィルとマヤを脅して2人が裸で絡んでいる様を撮影。しかしヴァンダージ刑事(エリック・ラ・サール)が追ってきて、まもなく逮捕されてしまう・・・・・。

( スタッフ)監督:マーク・ロマネク、製作総指揮:ロバート・ビー・スターム/ジェレミー・ダブル・バーバー/ジョン・ウェルズ、製作:クリスティン・ヴァション/パメラ・コフラー/スタン・ヴロドコウスキー、脚本:マーク・ロマネク、撮影:ジェフ・クローネンウェス、美術:トム・フォデン、音楽:ラインホールド・ハイル/ジョニー・クリメック、音楽監修:クリス・ドゥリダス、編集:ジェフリー・フォード、衣装(デザイン):アリアンヌ・フィリップス、字幕:古田由紀子

(キャスト)(役名):ロビン・ウィリアムズ(Seymour Parrish)、コニー・ニールセン(Nina Yorkin)、ミシェル・ヴァルタン(Will Yorkin)、ディラン・スミス(Jakob Yorkin)、ゲイリー・コール(Bill Orwens)、エリン・ダニエルズ(Maya Burson)、エリック・ラ・サール(Dept. James Van Der Zee)、クラーク・グレッグ(Dept. Paul Outerbridge)、ポール・ハンセン・キム(Yoshi Araki)

【§ドーヴィル映画祭】 審査員特別賞、観客賞、「プレミア誌」読者選出賞」:: 受賞

【§サンダンス映画祭】 プレミア上映作品

<<付け足し>>

 「悪魔を憐れむ歌」がそうであったが、この作品もオカルト映画 と言っていいのだろう。このような作品に感想を述べるのは本当に難しい。


「ニュースの天才」(SHATTERED GLASS)(2011.3.31)

2003 アメリカ 時間 94分 カラー シネマスコープサイズ(16:9) ドルビーディジタル

<<この作品を一口で紹介すると>>

 本作は、ピュリッツァー賞受賞作家バズ・ビッシンジャーが「Vanity Fair」誌に寄稿した記事を基に作られた実話である。グラスは同誌に、27回も捏造記事を掲載させた事実がある。しかし、本作で最も興味深いのは、“ジャーナリズムの裏側”ではなく、捏造記事を創作できてしまったグラスの人間関係の巧みさである。

<<あらすじ>>

 1998年、権威ある政治雑誌『ザ・ニュー・リパブリック』の最年少の記者、25歳のスティーヴン・ダラス(ヘイデン・クリステンセン)は、編集長のマイケル・ケリー(ハンク・アザリア)の下、斬新な切り口で特ダネをモノにするジャーナリストとして頭角を現わし始める。彼には他誌からも執筆依頼が舞い込むようになるが、ケイトリン(クロエ・セヴィニー)やエミー(メラニー・リンスキー)ら女性の同僚の顔を立て、周囲への気配りを怠らない態度は変わることがなかった。そんなある日、かねてより会長と対立していたマイケルが編集長をクビになってしまう。後任に指名されたのはチャック・レーン(ピーター・サースガード)。同僚たちの反感の視線を浴びながら、チャックは新編集長の座に就いた。それから数カ月後、スティーヴンはインターネット関連の特ダネ記事を発表し、大きな反響を獲得する。その成功にライバル心をかきたてられたニョーヨークのネット・マガジン編集部は、記者のアダム・ペネンバーグ(スティーヴ・ザーン)に同じネタを追うよう命じる。ところがこの件を調べていくうち、スティーヴンの記事が捏造である疑いが高まっていった。そこでアダムは、スティーヴンとチャック編集長を追及し、真相を求める。やがてスティーヴンはそれが創作記事であることを認め、編集部をクビになり、裁判にかけられることになった。

(スタッフ)監督:ビリー・レイ、エグゼクティブプロデューサー:トム・クルーズ/ポーラ・ワグナー、製作:クレイグ・バウムガーテン/アダム・メリムズ/ゲイ・ヒルシュ/トーヴ・クリステンセン、脚本:ビリー・レイ、原案:バズ・ビッシンジャー、撮影:マンディ・ウォーカー、美術:フランソワ・セグワン、音楽:マイケル・ダナ、衣装(デザイン):レニー・エイプリル

(キャスト)(役名):ヘイデン・クリステンセン(Stephen Glass)、ピーター・サースガード(Charles `Chuck' Lane)、クロエ・セヴィニー(Caitlin Avey)、ハンク・アザリア(Michael Kelly)、スティーヴ・ザーン(Adam Penenberg)、メラニー・リンスキー(Amy Brand)、 ロザリオ・ドーソン (Andy Fox)

§§2003年ボストン映画批評家協会賞助演男優賞、2004年全米映画批評家協会賞助演男優賞、ナショナル・ボード・オブ・レビュー特別業績賞ほか多数受賞

<<付け足し>>

罪を犯したのにご褒美を受けているとは、よほど人当たりがよかったのだろうか。それとも単なるラッキーボーイにすぎないんだろうか。


「アイリス」(IRIS)(2011.3.29)

2001 イギリス 時間 91分 カラー ビスタサイズ(16:9) ドルビーディジタル

<<この作品を一口で紹介すると>>

 アルツハイマーで苦しんだイギリスの女性作家アイリス・マードックと、夫の愛の生活を描いた実話ドラマ。

<<あらすじ>>

 19500年代、若き日のアイリス(ケイト・ウィンスレット)とジョン(ヒュー・ボナヴィル)はオックスフォード大学で出会う。恋愛経験豊富なアイリスは、モーリス(サミュエル・ウェスト)ら複数の男性と同時に関係を持っていたが、彼女に一目惚れしたジョンの純粋さに惹かれていき、やがて結婚。その後のアイリスは次々と小説を発表し、文学界の寵児となる。そして現在。老人となったアイリス(ジュディ・デンチ)とジョン(ジム・ブロードベント)の愛は穏やかに深まっていたが、そんなある日、アイリスをアルツハイマーが襲う。どんどん物忘れがひどくなっていくアイリスに、混乱しながらも心温かく接するジョン。だが彼一人の看護は限界に達し、ジョンは彼女を施設に入れる決意をする。やがてアイリスは、静かに息を引き取るのだった。
 

( スタッフ) 監督:リチャード・エア、 製作総指揮:アンソニー・ミンゲラ/ シドニー・ポラック、 製作:ロバート・フォックス / スコット・ルーディン、 脚本:リチャード・エア、 原作:ジョン・ベイリー、 撮影:ロジャー・プラット、 美術:ジェンマ・ジャクソン、 音楽:ジェームズ・ホーナー、 編集:マーティン・ウォルシュ、 衣装(デザイン):ルース・マイヤーズ、 字幕:古田由紀子

( キャスト)(役名): ジュディ・デンチ(Iris Murdoch)、 ジム・ブロードベント(John Bayley)、 ケイト・ウィンスレット(Young Iris Murdock)、 ヒュー・ボネヴィル(Young John Bayley)、 ペネロープ・ウィルトン(Janet Stone)、 サミュエル・ウェスト(Young Maurice)、 ティモシー・ウェスト(Older Maurice)、 エリナー・ブロン(Principal)

<<ご褒美>>

§2002年アカデミー賞助演男優賞、英国アカデミー賞主演女優賞、ゴールデン・グローブ賞助演男優賞ほか受賞、2002年バラエティ誌ショウビジネス賞、2002年SAG(アメリカ俳優協会賞)、他各賞受賞

<<付け足し>>

身につまされる思いがする。


「一人息子」(2011.3.28)

1936年 日本 時間 87分  モノクローム 標準サイズ(4:3) ドルビーディジタル

<<お節介なあらすじ的一口内容>>

  小津安二郎監督のトーキー第一作であり、晩年加山雄三主演の「若大将シリーズ」等で活躍し、活発な明るいお婆さんのイメージが強く残る飯田蝶子母親役を演じ、一人息子の成長だけを楽しみに、貧しい生活に耐えながら、一人子供を育て上げ、最後まで成長した息子と一緒に暮らすことを夢見ながら生き続ける女を演じきっている。子供に期待する親とその期待に応えられず悩む息子の姿を描き、人間誰もが一度は直面する問題を描いた作品である。平凡な人間の人生の一断面を切り取ってみせる小津作品の特徴が初期のこの作品にも顕著に見て取れる。

(スタッフ): 監督::小津安二郎、 製作:松竹大船撮影所、 脚本:池田忠雄/ 荒田正男、 原作:ゼームス・槇、 撮影:杉本正次郎、 音楽:伊藤宣二、 音響効果: 斎藤六三郎、 演奏: 松竹大船楽団

(キャスト):飯田蝶子(野々宮つね)、 日守新一 (野々宮良助)、葉山正雄(その少年時代)、坪内美子(良助の妻杉子)、吉川満子(おたか)、笠智衆(大久保先生)、浪花友子(その妻)、爆弾小僧(その子)、突貫小僧(富坊)、高松栄子(女工)、加藤清一(近所の子)、小島和子(君子)、青野清(松村老人)


「悪魔を憐れむ歌」(FALLEN)(2011.3.27)

1997 アメリカ  時間 124分 カラー シネマスコープサイズ(16:9) ドルビーディジタル

<<あらすじ>>

  敏腕刑事のジョン・ホブス(デンゼル・ワシントン)は、自身が逮捕した連続殺人犯リース(エリアス・コーティアス)に呼び出され、処刑に立ち合う。意味不明な呪文を唱え、彼の手を握った後、「俺は戻ってくる」と不気味な言葉を残してリースは死んだ。だが、その直後から、犯行現場に謎のメッセージを残す、リースと同じ手口の連続殺人が続発。捜査が進むうち、名刑事でありながら殺人容疑をかけられ、謎の死を遂げたロバート・ミラノ警部補の名前が浮かぶ。ホブスは真相を知るべくミラノの娘で神学教授であるグレタ(エンベス・デイヴィディッツ)に会うが、彼女は多くを語らない。上司のサントン警部補(ドナルド・サザーランド)も口を閉ざす。ホブスはミラノが死んだ山荘でAZAZEL(アザゼル)の言葉を発見する。グレタを再訪したホブスは、アザゼルとは荒野の悪霊の意味で、それは接触することで人から人へ憑依していく邪悪の化身で、今回の連続殺人の元凶だと聞かされる。信じられないホブスだったが、事件はさらに続き、アザゼルは彼自身を犯人に仕立て上げて追い詰めていき、ついに同居人の愛する弟の命を奪う。唯一の理解者でパートナーのジョーンジー刑事(ジョン・グッドマン)の連絡で、逮捕される寸前にホブスは幼い甥を連れて身を隠す。かくして、ホブスは甥をグレタに託し、自身は雪深いミラノの山荘に籠もる。そこへサントンとジョーンジーが追ってくる。ジョーンジーに憑依したアザゼルがサントンを殺し、ホブスに迫る。だが、ホブスはその前に毒を飲み、彼の前で自ら命を絶った。罪なき人々からアザゼルを引き離すため、ホブスは自身を犠牲にしたのだが、アザゼルは滅びなかった ・・・・・。

( スタッフ)監督:グレゴリー・ホブリット、 製作総指揮:ニコラス・カザン/ロバート・キャヴァロ/テッド・カーディラ、 製作:チャールズ・ローヴェン/ドーン・スティール、 脚本:ニコラス・カザン、 撮影:ニュートン・トーマス・シーゲル、 美術:テレンス・マーシュ、音楽:タン・ドゥン、 衣装:コリーン・アトウッド、 タイトルデザイン:カイル・クーパー、

( キャスト)(役名):デンゼル・ワシントン(ジョン・ホブズ刑事)、ジョン・グッドマン( ジョーンジー刑事)、ドナルド・サザーランド( スタントン警部補)、 グレタ・ミラノ(エンベス・デイヴィッツ)、他


「蝉しぐれ」 (2011.3.27)

日本 2005  時間 131分 カラー ビスタサイズ(16:9) ドルビーディジタル 

<<作品を一口で紹介すると>>

  江戸時代、下級武士の養父によって育てられた牧文四郎。彼は父を誰よりも尊敬していたが、その父は切腹の運命に遭ってしまう。謀反人の子としての汚名を着せられた文四郎は、母を助けながら、質素に暮らしていく。そこには変わらず彼に接する幼なじみたちの姿もあった。数年後、牧家は名誉回復を言い渡される。そんな中、幼い頃から想い続け、今や殿の側室となっていた、ふくが派閥闘争に巻き込まれていることを、文四郎は知るのだった。

<<あらすじ>>

  “海坂藩”の下級武士・牧助左衛門の15歳になる剣術に長けた息子・文四郎と、隣家に住む幼なじみのふくは、秘かな相思の仲。だがある日、城内の世継ぎ問題に巻き込まれた助左衛門が、対立する側の家老・里村左内に切腹を命じられたことから文四郎の境遇は一変、罪人の子として、母・登世と共に辛い日々を送る破目になってしまう。そんな中、今度はふくが殿の江戸屋敷の奥に勤めることになった。出立の前日、文四郎に別れを告げにやって来るふく。しかし、ふたりはとうとう会うことが叶わなかった。それから数年、父の仇である筈の里村によって名誉回復が言い渡され、村回りの職に就いていた文四郎は、学問の修行を終え江戸から帰って来た友人・与之助に、殿の側室となったふくが子を身籠ったものの、世継ぎ問題に巻き込まれ流産したことや、その後、再び殿の子を懐妊・出産し、今は別邸“欅御殿”に身を隠しているらしいことを聞かされる。そんな文四郎に、こともあろうに里村からふくの子を攫って来いとの命令が下った。罠だと知りつつも、承諾せざるを得ない立場の文四郎はしかし、ふくの子を預かった後、里村の反対勢力で父が仕えていた家老・横山又助の所に駆け込む策を秘密裡に講じる。そして、友人の逸平や与之助らの力を借り、欅御殿に向かうと、ふくに事情を説明。押し入って来た里村派の刺客たちを倒し、ふくとその子を無事、横山の屋敷に送り届けることに成功する。数年後、殿の他界によりふくが出家を決意した。ふたりは、今生の未練として一度だけの再会を果たし、そこで初めて自らの気持ちを伝え合うも、最早結ばれる筈なく再び別れ行くのだった。

(スタッフ) 監督:黒土三男、 製作総指揮:遠谷信幸、 製作:俣木盾夫、 プロデューサー:中沢敏明/ 宇生雅明、 脚色:黒土三男、 原作:藤沢周平、 撮影:釘宮慎治、 照明:吉角荘介、 音楽:岩代太郎、 録音:橋本泰夫、 編集:奥田浩史、 音響効果:伊藤進一 、 衣装(デザイン)林田晴雄/ 岩崎敬二/ 内海真敏/ 斉藤育子、 助監督:森宏治、 スクリプター/記録:石山久美子、 スチール:野上哲夫、他

( キャスト)(役名)
七代目市川染五郎(牧文四郎)、 木村佳乃(ふく)、 石田卓也 (少年時代の牧文四郎)、 佐津川愛美(少女時代のふく)、 緒形拳(牧助左衛門)、 原田美枝子(牧登世)、 加藤武(里村左内)、 柄本明(磯貝主計)、 今田耕司(島崎与之助)、 ふかわりょう (大和田逸平)、 麿赤兒(尾形久万喜)、 大滝秀治(関口晋助)、 田村亮(藤次郎)、 三谷昇(権六)、 久野雅弘(少年時代の大和田逸平)、 岩渕幸弘(少年時代の島崎与之助)、 大地康雄(青木孫蔵)、 緒形幹太(犬飼兵馬)、 小倉久寛(小柳甚兵衛)、 根本りつ子(小柳ます)、 山下徹大(矢田作之丞)、 利重剛(石栗弥左衛門)、 矢島健一(相羽惣六)、 原沙知絵(矢田淑江)、 山田明郷(村上)、
佐藤二朗 (佐竹) 、 藤貴子(伊代)、 蛭子能収(小助)、 渡辺えり(おとら)、他
中村又蔵 (横山又助)

<<蛇足>>

 是非鑑賞をお奨めしたい一本でした。


「危険な年」(The Year of Living Dangerously)(2011.3.25)

アメリカ 1983 時間 115分 カラー シネマスコープサイズ(16:9) ドルビーディジタル

<<作品を一口で紹介すると>>

1965年、右翼と左翼の対立が飽和点に達しようとしていたスカルノ政権末期のインドネシアを舞台に、外国人ジャーナリストの取材活動、友情と恋をスリリングに描く。

<<あらすじ>>

 1965年春、インドネシアは独立宣言後20年も経ちながら民衆の生活は一向に向上せず、街には乞食や売春婦があふれ、農民もまた貧しかった。そんな状況を背景に共産党(PKI)が次第に力を持ち始め、20年間も独裁政権をほしいままにしてきたスカルノを脅かしていた。オーストラリアの放送局員ガイ・ハミルトン(メル・ギブソン)が特派員としてジャカルタにやってきたのは、そんな右翼と左翼の対立が一触即発の不穏な政治状況下のときだった。その夜、ハミルトンはホテルでワシントン・ポストのカーティス(M・マーフィ)、ヘラルド新聞のウォーリー(ノエル・フェリヤー)、フリーのカメラマン、ビリー・クワン(リンダ・ハント)と会った。クワンはオーストラリア人と中国人の混血で小人だった。クワンはハミルトンに好意を示し、彼のために共産党のリーダー、アイディットへの独占インタビューの段取りを整え、これを成功させた。ハミルトンの大スクープとして高く評価されたが、記者仲間の眼差しは冷やかだった。オアシス・ホテルのプールサイドでハミルトンはクワンに英国大使館のヘンダーソン(ポスト・カー)とその秘書ジル・ブライアント(シガニー・ウィーヴァー)に紹介される。ジルは2週間後にロンドンに帰るのだと楽しげに語るのだった。街は反体制のデモ隊が溢れ、ハミルトンはクワンと運転手クマールを連れて取材に出かけたが、足にケガをしてしまい、クワンの家で手当てを受けた。ジャカルタの運河ぞいのバラック街をクワンが歩いている。そこの一軒には養女のイヴと彼女の子供がいるが、子供は病気のために寝たきりだ。クワンは医者にみせるよう金を渡すが、砂漠に注ぐ一滴の水に等しい自分の行為の無力さに一人沈み込んでいく。運河の水を飲んだり水浴をしてはいけないと忠告しても、昔からの習慣を彼らは決してやめないのだ。この無知な民衆を前に一体何ができるというのか。その後、ジルとハミルトンは逢瀬を重ねお互いにひかれていった。ジルは大使館に流れてきた極秘メッセージを、ハミルトンの身に迫った危険を救いたいばかりに彼に知らせてしまう。ある日、ハミルトンはクマールを連れて港に出かけた。しかし彼が車で眠っている間にクマールはジャワの田舎へ彼を連れていってしまう。そこで初めてクマールとその妻タイガー・リリィがPKIのメンバーであることをハミルトンは知った。一方、クワンはイヴの子の死をみつめ、スカルノ批判を声高に叫ぶが警官に追いつめられホテルの窓から劇的な死を遂げるのだった。ショックをうけたハミルトンとジルはクワンが長年集めた情報ファイルを守るため彼のバンガローに行く。警官に追われた二人は、空港での再会を約束して別れた。それから間もなく、スカルノ失脚のニュースが伝えられた。1965年10月1日のことである。共産党のクーデター失敗に乗じて政権を奪取した軍部の猛烈な共産党狩りが始まった。戒厳令の敷かれる中、ハミルトンは外国の記者ということで検問を連り抜け空港にかけつける。クマールに送られてジルの待つ飛行機にハミルトンは消えていった。

(スタッフ)監督:ピーター・ウィアー、製作:ピーター・ ウィアー、脚本:デビッド・ウィリアムソン/ピーター・ウィアー/クリストファー・J・コーチ

(キャスト)(役名):メル・ギブソン(ガイ・ハミルトン)、シガニー・ウィーバー(ジル・ブライアント)、リンダ・ハント(ビリー・クワン)

【§アカデミー賞】助演女優賞受賞::リンダ・ハント


「リトルマン・テイト」(little man tate)(2011.3.24)

アメリカ 1991 時間 99分 カラー ビスタサイズ(10:9) ドルビーディジタル

<<作品を一口で紹介すると>>

 天才少年とその母、少年を英才教育へ導こうとする児童心理学者、三者三様の姿をヒューマン・タッチで描いたドラマ。

<<あらすじ>>

 フレッド・テイト(アダム・ハン=バート)は生後数カ月で文字を理解し、4才で詩を書いた。7才の現在、彼はあまりの天才児ゆえに同級生になじめず、世界情勢を気にするあまり胃かいようを患っている。そんなフレッドの唯一の話し相手は母親のディディ(ジョディ・フォスター)だ。少しハスッパなところのある彼女だが、フレッドに対する情愛は美しく、 2人だけの生活は素敵なものだった。フレッドの父親が誰なのかは分からない。そんなある日、母子の住むアパートへ、天才児ばかりを集めた英才教育施設を主宰するジェーン・グリアソン博士(ダイアン・ウィースト)が訪ねてきた。ジェーンはフレッドを_頭脳オデッセイ_ツアーに参加させたいという。ディディは一度は断るが、フレッドのために、しぶしぶツアー参加を承諾する。ツアーの間、フレッドは天才少年少女を前に一歩もひけをとらなかった。デーモン(P・J・オクラン)という鼻っぱしらの強い数学天才児にいじめられるが、やがては仲良くなる。ツアーを終えたフレッドは、さらにジェーンの勧めで夏の間ルイジアナのフィールド・ハート・カレッジに通うことになった。フロリダで母子ともに過ごすつもりだったディディは「息子に何かあったら殺すわよ」とジェーンに言い捨てる。サマー・スクールへ通うフレッドは、大学生エディ(ハリー・コニック・ジュニア)と仲良くなり、キャンパス生活をエンジョイしようとするが、やがて大人と子供の世界の違いに気づき、ついには天才児特集のテレビ番組出演中、スタジオを出ていってしまう。フレッドはディディの元へ帰ってきた。それから間もなく、ディディ、ジェーンも交じえて、フレッドのごきげんな誕生パーティが開かれるのだった 。

(スタッフ)監督:ジョディ・フォスター、 製作総指揮:Randy Stone、 製作:スコット・ルーディン/ ペギー・ライスキー、 脚本:スコット・フランク、 撮影:マイク・サウソン、 音楽:マーク・アイシャム、 編集 :ンジー・クリングマン、 衣装(デザイン):スーザン・ライヤル、 字幕:古田由紀子

(キャスト):(役名)ジョディ・フォスター(Dede Tate)、ダイアン・ウィースト(Jane Grierson)、アダム・ハン=バード (Fred Tate)、ハリー・コニック・ジュニア (Eddie)、David Pierce(Garth)、P・J・オクラン(Damon Wells)、デビー・マザール(Gina)、George Plimpton(Winston F. Buckner)、シリア・ウェストン(Miss Nimvel)

<<蛇足>>

ジョディ・フォスターの初監督作


「ザ・シークレット・サービス」(The Line of Fire)(2011.3.23)

アメリカ 1993 時間 127分 カラー シネマスコープサイズ(16:9) ドルビーディジタル

<<作品を一口で紹介すると>>

大統領を狙う暗殺者と戦うベテラン・シークレット・サービスの姿を描くサスペンス・アクション。

(スタッフ)監督:ウォルフガング・ペーターゼン、製作総指揮:ウォルフガング・ペーターゼン/製作:ジェフ・アップル、脚本:ジェフ・マグワイヤー、音楽 エンニオ・モリコーネ、撮影 ジョン・ベイリー、編集:アン・V・コーツ 、美術 リリー・キルヴァート、録音:Wylie Stateman 、衣装(デザイン):エリカ・エデル・フィリップス、字幕:菊地浩司

(キャスト):(役名)クリント・イーストウッド(Frank Horrigan)、ジョン・マルコヴィッチ (Mitch Leary)レネ・ルッソ (Lilly Raines)、ディラン・マクダーモット(AlD Andrea)、ゲイリー・コール(Bill Watts)、ジョン・マホーニー(Harry Sargent)、ジム・カーリー(President)

<<あらすじ>>

 フランク・ホリガン(クリント・イーストウッドは合衆国所属のシークレット・サービス・エージェント。一匹狼的な異端児で相棒は臆病なアル・ダンドゥレア(ディラン・マクダーモット)だけである。ホリガンは、ケネディ大統領がダラスを訪問した際に護衛を失敗に終わらせたことに深い自責の念を持っていた。大統領の再選キャンペーンがスタートしたところに、大統領暗殺の脅迫が届いた。やがてホリガンは殺し屋ミッチ・リアリー(ジョン・マルコヴィッチ)が大統領の行動を監視していることを知った。さらにミッチはJFK警護に失敗したホリガンの過去を知っていて、電話で彼に挑戦してきた。ホリガンはキャンペーンの護衛に加わるが、女性護衛官のリリー・レインズ(レネ・ルッソ)以外の同僚は快く思わない。変身術を身につけたミッチはロサンゼルスに飛び銀行に口座を設けると、係の女性とルームメイトを惨殺し、ワシントンに戻った。大統領の遊説が始まった。演説会場の安全を確保する忙しい日々の中でホリガンとリリーに特別な感情が芽生える。やがてミッチの面が割れ、ホリガンは彼のアジトに侵入する。彼を待ち受けていたのは同じくミッチを追うの局員だった。ミッチは執拗にホリガンに電話をかけて挑発してくる。ある日、逆探知に成功し、ホリガンとアルがミッチのアジトを急襲した。ミッチを追跡するホリガンは、ビルの間を飛びこえようとして失敗。危機を救ったアルは撃たれて絶命した。やがて大統領がロサンゼルスにやってきた。同時にミッチもビジネスマンに化けて出現。しかし、命令を無視するホリガンは任務からはずされる。しかたなく空港に向かったホリガンは、ミッチが部屋に残したメモが口座番号であることに気づく。ホリガンはミッチが多額の政治献金をして、大統領のパーティに出席していることを知る。大統領のすぐそばの席に座るミッチの前にホリガンは立ちふさがった。ホリガンを人質にしたミッチは、ホテルのシースルー・エレベーターに逃げこみ、すべての電源を切って逃走を図るが、ホリガンの無線を使った指示により狙撃され、絶命した。


「河」(THE RIVER)(2011.3.15)

 このDVDのキャプションには「それは聖なる河の一つでヒマラヤ山脈に降る雪を源としベンガルに注いでいた。河は生命の宝庫で魚、イルカ、亀、鳥などがいた。人も河で生まれ河で死んだ・・・・・」。

それに加えて、「物語の中で語られる”クリシュナとラ−ダ”になる村の恋人たちの逸話の幻想美は圧巻」とあったので買ってしまった。

イギリス 1951 時間 99分 カラー サイズ(4:3) ドルビーディジタル

(スタッフ) 監督:ジャン・ルノワール、 製作:ケネス・マケルドウニー、 脚色:ルーマー・ゴッデン/ ジャン・ルノワール、 原作:ルーマー・ゴッデン、 撮影:クロード・ルノワール、 美術:ユージン・ローリー、 音楽:M A. Partha、 録音:Charles Poulton/ チャールズ・ノット、編集 George Gale、 助監督:Forrest Judd、 ナレーション:June Hillman

キャスト(役名): ノラ・スウィンバーン (The Mother)、 エズモンド・ナイト(The Father)、 アーサー・シールズ (Mr. John)、 トーマス・E・ブリーン(Capt. John)、Suprova Mukerjee(Nan)、 パトリシア・ウォルターズ(Harriet)、 ラーダ(Melanie)、 エイドリアン・コリ (Valerie)、Richard Foster(Bogey)、Penelope Wilkinson(Elizabeth)、 ジェーン・ハリス (Muffie)、Cecelia Wood(Victoria)、Ram Singh(Sajjan Singh)、Nimai Barik(Kanu) 、Trilak Jetley(Anil)

<<あらすじ>>

 インドを貫通する大河ガンジスの流域に当たるベンゴール地方に、製麻工場の支配人をつとめる英人一家が住んでいた。父母(エズモンド・ナイトとノーラ・スィンバーン)の元に 6人の子があり、一人を除いて皆女の子だった。長女のハリエット(パトリシア・ウォルターズ)は今年14歳、夢見がちな文学少女で、工場主の娘で18になるヴァレリー(エイドリアン・コリー)と米印混血娘のメラニー(ラーダ)と3人組の仲良しだった。メラニーは、その生涯の大半をインドに過ごした米人ジョン氏(アーサー・シールズ)がインド女に生ませた娘で、西欧的な教養も身につけたインド娘であった。ある時、この平和な生活の中に、ジョン氏の甥で第二次大戦で片足を失った米将校ジョン大尉(トーマス・ブリーン)が入ってきた。はじめてみる白人の青年に、 3人の少女は各々心を奪われた。ハリエットやラーダはその心を言い表わせぬまま、ヴァレリーだけが大胆に彼に近付き、それを傍らから眺めるハリエットらはひそかに心を痛め続けた。腕白なハリエットの弟は、ある時街の手品氏の真似をして毒蛇をからかい、その牙にかかって死んだ。肉親を失い、恋する男の心を得られぬ悲しみから、ハリエットはガンジスに身を投げたが村人に救われ、ようやくジョン大尉も彼女の心を理解したかのようであった。しかし春が来て百花一時に乱れ咲く頃、ジョン大尉は 3人の少女をそのままに帰国、ハリエットの家にはまた1人妹ができた。そしてガンジスの黄色い水だけは、そのような人生の銷事も知らぬげに悠久の流れをつづける。


「忘れられない人」(Untamed Heart)(2011.3.21)

  DVDのキャプションには「A ”Moonbeam of a love story" − Rolling Stone」 と あるので観る前に背景に曲があるのだろうと思った。確かに年代物のレコードが出てくる。甘いラブストーリーに仕上がっており、あの結末はあれでいいのだろう。 ハリウッド映画には珍しくセックスシーンもない。

アメリカ 1993 時間 102分 カラー ビスタ・サイズ(16:9) ドルビーディジタル

(スタッフ)監督:トニー・ビル、製作:ヘレン・バートレット、脚本:トム・シエルチオ、音楽:クリフ・アイデルマン、撮影:ヨスト・ヴァカーノ、美術:スティーヴン・ジョーダン、編集:ミア・ゴールドマン、字幕:戸田奈津子

(キャスト):(役名)クリスチャン・スレーター(アダム)、マリサ・トメイ(キャロライン)、ロージー・ペレズ(シンディ)、クローディア・ウィルキンス(マザー・カミーラ)

<<あらすじ>>

 コーヒーショップで働くキャロライン(マリサ・トメイ)は、明朗活発な女の子だが恋愛には恵まれず、いつも中途半端な恋に終わってしまう。。今日も楽しいデートのはずが、彼から突然別れを告げられてしまう。親友のシンディ(ロージー・ペレズ)が励ましてくれたが、その夜キャロラインの涙は止まらなかった。さらに追い打ちをかけるような事件が彼女を襲う。帰宅途中の二人組の男にレイプされかかったのだ。その時、同じ店で働くアダム(クリスチャン・スレイター)が救い、彼女の家まで運んでくれた。孤児院で育ち、心臓を患っているアダムはほとんど周囲の人と会話を交わすことがなかった。彼はキャロラインに恋心を抱き、毎晩彼女が無事に帰宅するのを密かに見届けていたのだ。そんな彼の気持ちを知り、手を差し延べるキャロラインに、アダムは次第に心を開いて言葉を交わし始める。彼女は、純粋で優しい心の持ち主であるアダムが以前から自分を真剣に愛してくれていたことを知り、彼に心ひかれていく。だがアダムの心臓はすぐにでも移植が必要なほど危険な状態だった。キャロラインはアダムに手術を勧めるが、彼は昔孤児院でシスターから聞かされた物語を信じ、自分の心臓が特別なものと思い込んでいた。そして、もし心臓が奪われたら、もう君を愛せなくなるとも言った。互いの存在なしに生きていけないと思うほど深い愛を知った2人。アダムの27歳の誕生日に、キャロラインはアイスホッケーの試合に連れて行く。喜ぶアダムの姿を見ながら幸せをみしめるキャロラインだったが、帰りの車中でアダムは息を引き取る。キャロラインはアダムに贈られたレコードを聞きながら涙にくれる。

<<蛇足>>

§〔映画賞〕1993年第2回MTVムービー・アワードキス・シーン賞:受賞(マリサ・トメイ)


「 マダムと泥棒」(The Ladykiller's)(2011.3.9)

  たまたま昨8日確定申告書を提出するため市役所に行った後少し足を伸ばしてDVDショップに立ち寄っ た。そのDVDケースのキャプションに”トム・ハンクス主演&コーエン兄弟監督『レディ・キラーズ』のオリジナル。”とあったので予定よりは少し高かったが購入してしまった。

 コーエン兄弟監督の『レディ・キラーズ』は2004年6月4日に映画館で鑑賞済みである。その後観たいときに観るためにDVDを購入した。この話をある映画好きの知人に話したところいいものを手に入れましたねという感想をもらった。

イギリス 1957 時間 97分 カラー ビスタ・サイズ(16:9) ドルビーディジタル

(スタッフ)監督:アレクサンダー・マッケンドリック、製作:セス・ホルト、脚本:ウィリアム・ローズ 、撮影:オットー・ヘラー

(キャスト):(役名)アレック・ギネス (The Proffessor) 、カティ・ジョンソン (Mrs. Wilberforce)、ピーター・セラーズ (Harry)、セシル・パーカー(The Major) 、ダニー・グリーン(One Round) 、ハーバート・ロム(Louis)、フィリップ・ステイントン (Police Sergeant)、ジャック・ウォーナー (Police Superintendent)

<<あらすじ>>

 ロンドンのキングス・クロス駅近くに住むウィルバーフォース夫人(カティ・ジョンソン)は三十年前夫をなくし今は三羽の鸚鵡を友に暮す無邪気でお人好しの老未亡人だが、時々奇想天外な話を警察に持込んでは署員を辟易させていた。彼女は一人暮しの寂しさから二階の部屋を貸すことにしたが早速現れた借り手はマーカス教授(アレック・ギネス)と名乗る男。友人たちとやっている弦楽五重奏団の練習場にしたいと言い、夫人が承知すると翌日その友達--軍人タイプの少佐(セシル・パーカー)、若いハリイ(ピーター・セラーズ)、大男のワン・ラウンド(ダニー・グリーン)、目つきの鋭いルイ(ハーバート・ロム)の四人を連れてやってきた。が、彼らは音楽をやるとは実は大嘘で五人組の泥棒であった。レコードでメヌエットをかけ夫人をごまかし、連日悪事の相談をしていた。何日か後、相談がまとまり五人は白昼現金輸送車を襲い莫大な紙幣を奪った。犯行には彼らの巧妙な策で知らないうちに夫人も一役買わされていた。夫人の家の二階に運び込んだ現金を分け合うと五人は、長居は無用と早々に部屋を引払うことにした。ところが玄関を出るときワン・ラウンドが持っていたチェロのケースが扉にはさまれ無理に抜こうとしたとたん中に詰めた紙幣が夫人の眼前で吹雪のように飛散ってしまった。驚いた一同は紙幣をかき集め逃げようとしたが夫人に見られた以上逃げても無駄だと再び部屋へ引返すことにした。と、そこへ夫人の四人の友達が訪ねてきた。五重奏を聞きながらパーティを開こうというわけだったのだが、その友達の一人がもっていた新聞に例の事件がデカデカと出ていたため夫人は一切を覚った。教授は夫人を巧く言いくるめようとしたが彼女は警察へ自首すると言い張った。そこで五人は彼女を殺そうと決め、少佐が手を下すことになった。しかし夫人を殺すことが出来ない少佐は、チェロケースを持って窓から逃げようとしてルイに殺された。次の番にハリイがあたった頃から仲間割れが生じはじめ、ハリイも大男も、そしてルイさえも次々と消えて行き、後に残った教授も、汽車の信号機にふれあえない最期を遂げた。翌朝夫人は警察に出掛けた。しかし五人の男が姿を消してお金だけが残っているという夫人の言葉に署長はいつもの事と取りあってくれず、夫人は仕方なく我が家に引返すのだった。

<<付け足しとしてある作品紹介を引用させていただく>>

 老婦人が営む下宿に五人の男たちが部屋を借りる。彼らは楽団員でここで練習をさせてほしいというが、実は現金輸送車を狙う強盗団だった。お節介な老婦人に邪魔されながらも彼らは計画を練り、ついに実行に移すが・・・・・。
 英国の芸達者を集めて作ったコメディで、個性的などという言葉が軽すぎるくらいの曲者俳優がぶつかり合う傑作。主要人物がすべてボケとツッコミを兼ね備えたような人物ばかりで、昔の作品だからのんびりとした笑いに満ち溢れた映画かと思って油断していると強烈な一撃を食らうことになる。P・セラーズとH・ロムの顔合わせはその後「ピンク・パンサー」シリーズへと引き継がれてゆくのだが、この作品がなかったらあの傑作シリーズも生まれていなかったに違いない。


「黙秘」(Dolores Claiborne)(2011.3.7)

 このDVDを購入したのはわたしのリストでは2009年11月10日)である。その後すぐ観ているのであるがこのページにアップするのは今日になってまった。

 アメリカ 1996 時間 131分 カラー  シネマスコープサイズ ドルビーディジタル

(スタッフ)監督:テイラー・ハックフォード 、製作:テイラー・ハックフォード/チャールズ・B・マルヴェヒル、脚本:トニー・ギルロイ 、撮影:ガブリエル・ベリスタイン 、美術:ブルーノ・ルベオ、音楽:ダニー・エルフマン 、編集:マーク・ワーナー、字幕:戸田奈津子

キャスト(役名):キャシー・ベイツ Dolores Claiborne)、ジェニファー・ジェイソン・リー (Selena St.George) 、ジュディ・パーフィット (Vera Donovan)、クリストファー・プラマー (Inspector John Mackey)、デイヴィッド・ストラザーン(Joe St.George) 、エリック・ボゴジアン(Peter) 、ジョン・C・ライリー (Constable Frank Stamshaw) 、Ellen Muth(Young Selena)
 

<< あらすじ>>

アメリカはメイン州の小島、リトル・トール・アイランド。メイドのドロレス・クレイボーン(キャシー・ベイツ)は、富豪未亡人ヴェラ・ドノヴァン殺しの容疑で拘留された。ニューヨークでジャーナリストとして活躍していたドロレスの娘セリーナ(ジェニファー・ジェイソン・リー)は、彼女宛てに送られてきた匿名のFAXでこの事件を知り、久しぶりに故郷に帰る。20年前にもドロレスを夫ジョー・セントジョージ(デイヴィッド・ストラザーン)殺しの容疑で検挙した業腹なマッケイ警部(クリストファー・プラマー)と知己の保安官補フランク(ジョン・C・ライリー)の監視のもと、保釈された母と家に帰ったセリーナだったが、母娘の間には溝があった。セリーナは過去と現在の二つの事件の“真相"を母の口から聞く。--20年前。セリーナの父ジョーは酒飲みの横暴な男で、ことあるごとにドロレスを罵っては殴打していた。ドロレスは娘の幸だけを生きがいに、厳格な富豪婦人ヴェラ(ジュディ・パーフィット)のメイドとして苦しい毎日を送りながら、セリーナの学資を貯金していた。ところがセリーナの成績は下がる一方。不審を抱いた彼女は、夫ジョーが学資貯金を勝手に使い込んでいたばかりか、自分の娘に性的いたずらを続けていたことを知る。悲嘆に暮れる彼女に声をかけたのがヴェラだった。ドロレスからすべてを聞いたヴェラは「所詮この世は男の社会……でも女も、時には悪女になる必要があるの」と語る。愛人と浮気していたヴェラの夫は、彼女が仕組んだ交通事故で死んだのだった。ヴェラの励ましを支えに、ドロレスは、それから間もなく訪れた日食の日、ジョーをかねての手筈どおり、古井戸に落とした。以来、彼女は町の人々から夫殺しと罵られながら、20年間、気心を通じあう仲となったヴェラにメイドとして仕えた。ヴェラが半身不随となってからも、ドロレスは彼女の世話を続けたが、ヴェラは老醜をさらし続けることに耐えきれず自殺を図り、死に切れなかったため、ドロレスに手助けを頼んだのだった。そしてドロレスは知らなかったが、ヴェラは遺産の160万ドルをドロレスに贈るよう遺言していた。-全てを聞き、自らのトラウマの正体をも知ったセリーナは、拘置された母のもとへおもむき、執拗に彼女を罪人扱いするマッケイ警部の前で、彼女の無罪を立証した。釈放されたドロレスはセリーナを港まで送り、和解の抱擁の後、ドロレスは娘に信じてもらうことだけが自分の唯一の望みだと語り、二人は別れた。

[蛇足]

 原作はかのスティーブン・キング(モダーンホラーの巨頭)の全米ベストセラーとなった『ドロレス・クレイボーン』でエンタメミステリーとして優れたものとなっている。スティーブンがアカデミー女優キャシー・ベイツのために書き下ろしたものである。

 もう一つ付け加えるとアメリカ映画でよく取り上げられる近親相姦もメインテーマにになっている。母娘の不器用な愛と絆の複雑な感情の交錯が描かれている。


「この森で、天使はバスを降りた」(The Spitfire Grill)(2010.7.10)

アメリカ 1996 時間 116分 カラー ビスタサイズ ドルビーディジタル

(スタッフ)監督:リー・デイヴィッド・ズロートフ 、 製作:フォレスト・マレイ 、 脚本:リー・デイヴィッド・ズロートフ 、 撮影:ロバート・ドラパー 、 音楽:ジェームズ・ホーナー 、 美術:ハワード・カミングス 、 編集:マーガレット・グッドスピード、 衣装(デザイン)Louise Mingenbach 、 エグゼクティブ・プロデューサー:ウォレン・ジー・スティット、 字幕:関美冬

( キャスト(役名)):アリソン・エリオット (パーシー・タルボット) 、エレン・バースティン (ハナ・ファーガソン) 、マーシャ・ゲイ・ハーデン ( シェルビー・ゴッダード) 、ウィル・パットン(ネイハム・ゴッダード) 、キーラン・ムルロニー(ジョー・スパーリング)、ゲイラード・サーテイン ( シェリフ ゲイリー・ウオルシュ) 、ジョン・M.ジャクソン(ジョニー・ビー)

<< あらすじ>>

 パーシーは5年間の刑期を終えてメイン州の小さな町ギリアドでバスを降りた。

 保安官の斡旋でハナ(エレン・バースティン)の営む小さなレストラン〈スピットファイア・グリル〉に住み込みで勤めはじめた彼女だが、偏屈者のハナとはうまくいかず、住民たちもよそ者の彼女の過去の噂を囁き会う。仕事にも慣れた頃、ハナが脚を骨折。病院まで運んでくれたパーシーを少しずつ信頼していくハナだったが、彼女の甥のネイハム(ウィル・パットン)は「パーシーは前科者だから信用できない」と妻のシェルビー(マルシア・ゲイ・ハーデン)に店を手伝うよう命じる。

 最初はおどおどしていたシェルビーもしだいにパーシーと心を通わせていく。ある晩、パーシーはハナから裏庭に缶詰を入れた麻袋を置くように頼まれた。夜中に袋を持ち去る人影を見た彼女は正体不明の彼のことをジョニー・ Bと名付けた。パーシーはす親しくなったシェルビーにハナの哀しい過去を教えてもらう。ハナはひとり息子イーライをベトナム戦争で失ったのだ。彼女は過去の記憶を忘れるために店を売りに出しているのだが、 10年たっても買い手がつかない。

 パーシーは以前聞いたことのある作文コンテストのことをハナに提案。応募料100ドルで店への夢を語った作文を広く募集し、最優秀者に店をプレゼントするのだ。嬉々として募集広告の文案を練る三人。果たして彼女たちの予想を遥かに上回る手紙の山が全国から届き始めた。大金を手に入れたハナたちをやっかみ半分で批判していた町の人々も、ハナの提案で審査員になる。町の人々はあちらこちらで手紙を回し読みする。そんなある朝、森を散歩していたパーシーは小川のほとりに小屋を見つけた。ジョニー・ Bの気配に導かれるように山々を見下ろす丘へ出たパーシー。やすらぎのひととき、彼女の背後には静かにジョニー・Bが立って全てを許しあうかのように頭をなでてくれるのだった。しかし、店に帰ってきたパーシーにハナは「なぜ彼を追いかけたの」と怒りをぶつける。ジョニー・ Bの正体は戦争で心を病んだイーライだったのだ。

 次の日、店からは傷ついたパーシーの姿と共に、コンテストで集まった大金が消えた。周囲はパーシーを疑うが、シェルビーだけは彼女の無実を信じる。ふたりだけの秘密の安息場所である教会に向かうシェルビー。思ったとおりパーシーはそこにいた。自らの辛い過去を語るパーシー。その頃、町の人々は森の中にパーシーの共犯者がいると思い込み大規模な山狩りを始めた。息子の身が危ないと焦るハナ。パーシーは彼を助けるために森の中を走る。

 イーライを見つけたパーシーは逃げてと叫ぶが、川の流れに飲み込まれて命を失ってしまった。パーシーの葬式でネイハムは、彼女が盗むのではと危惧して金を隠したことを告白する。自分は彼女のことを何ひとつわかっていなかった、と。パーシーのいなくなった店に見かけない男がやって来た。ハナは男に抱きつく。イーライが帰ってきたのだ。森の緑が鮮やかになってきた頃、赤ん坊を抱いた若い娘が町でバスを降りた。彼女が作文コンテストの最優秀者だった。


「シティ・オブ・エンジェル」(City of Angels) (2010.7.9)

アメリカ 1998年 時間 180分 カラー ドルビーディジタル

(スタッフ)監督:ブラッド・シルバーリング、製作:ドーン・スティール/チャールズ・ロヴェン、脚本:ダナ・スティーヴンス、撮影:ジョン・シール、音楽:ガブリエル・ヤーレ、美術:リリー・キルヴァート、編集:リンジー・クリングマン、衣装(デザイン)Shay Cunliffe、エグゼクティブ・プロデューサー:アーノン・ミルチャン/チャールズ・ニューワース/ロバート・キャヴァロ、字幕:松浦美奈

キャスト(役名):ニコラス・ケイジ(Seth)、メグ・ライアン(Maggie)、アンドレ・ブラウアー(Cassiel)、デニス・フランツ(Messinger)、コルム・フィオール(Jordan)

  このDVDを購入したのはもう10年も前のことで鑑賞したしたはずなのにすっかり忘れてしまっていた。

 たまたま「この森で、天使はバスを降りた」 を再鑑賞していて天使とエンジェルの連想から、そういえばメグ・ライアンの出演していたDVDがあったことを思い出しこちらのほうも再鑑賞が必要だなというわけでここに取り上げたようなわけである。

 <<あらすじ>>

 ロサンジェルス。天使のセス(ニコラス・ケイジ)は、心臓病の患者を救えずに悔やむ外科医マギー(メグ・ライアン)を見初めて恋に落ちる。セスは天使の掟を破って彼女の前に姿を現す。

 しかし、天使のままでは彼女を本当に感じて愛することはできない。悩むセスは、そんなある日、マギーの患者である中年男メッシンジャー(デニス・フランツ)と知り合う。メッシンジャーはセスの正体を言い当てて、自分も元天使だと打ち明ける。そして、「天使もその気になれば人間になれる」とセスに教える。決意したセスは永遠の命に別れを告げ、建築中のビルから身を投げ、ついに人間になった。

 恋人の同僚の医師ジョーダン(コーム・フォオレ)から求婚され心揺れながらも、セスを忘れられなかったマギーは、別荘まで尋ねてきたセスを受け入れた。その夜、ふたりは結ばれ、セスはマギーを通じて人間としての喜びを知った。だが、翌日、自転車で買い物に出たマギーは帰り道、事故に遭ってあえなく命を落とした。悲しみに沈むセスだが、尋ねてきた仲間の天使カシエル(アンドレ・ブラウアー)に、たとえ一夜でも人として生きられたことの幸せを語り、地上で生きて行くことを誓うのだった。


「真夜中のサバナ」(Midnight in the garden of good and evil)(2010.5.5)

アメリカ 1997年 時間 155分 カラー ビスタサイズ ドルビーディジタル
 

(スタッフ)監督:クリント・イーストウッド、製作:アーノルド・スティーフェル/クリント・イーストウッド、原作: ジョン・ベレント、脚本:ジョン・リー・ハンコック、撮影:ジャック・N・グリーン、音楽:レニー・ニーハウス 、美術:ヘンリー・バムステッド、編集:ジョエル・コックス、エグゼクティブ・プロデューサー:アニータ・ズーガン、字幕:稲田嵯裕里

キャスト(役名):ジョン・キューザック (John Kelso) 、ケヴィン・スペイシー (Jim Williams) 、ジャック・トンプソン (Sonny Seiler)、イルマ・ピー・ホール (Minerva)、ジュード・ロウ (Billy Hanson) 、アリソン・イーストウッド(Mandy Nichols) 、ポール・ヒップ (Joe Odom) 、ハーセルフ (Lady Chablis) 、ジョフリー・ルイス (Luther Driggers)

<<あらすじ>>

 ジョージア州サヴァナ。ジャーナリストのジョン・ケルソー(ジョン・キューザック)は、クリスマス・パーティの取材のため、優雅な社交界が残る歴史ある当地を訪問。ところがその晩、美術・骨董商として評判の町の名士、ジム・ウィリアムズ(ケヴィン・スペイシー)が、屋敷に出入りしていた青年ビリー・ハンソン(ジュード・ロウ)の殺人容疑で逮捕される。ウィリアムズは正当防衛を主張。ジョンは事件を取材して著作にしようと、裁判に協力することを条件にウィリアムズの了承を得て独自の調査を開始、だがサヴァナの町の人々の不可解さが増すばかり。ウィリアムズも夜中にジョンを墓地に連れ出し、ブードゥーの祈祷師ミネルバ(イルマ・P・ホール)を呼び出して何やら儀式を行ったりする。そんな中でジョンは、元弁護士でピアノの名手ジョー・オードム(ポール・ヒップ)や、ジョーのパートナーのマンディ・ニコルズ(アリシア・イーストウッド)、ドラッグ・クィーンのレディ・シャブリ(本人)ら、奇妙ながら楽しい人々と親しくなる。さて、裁判は弁護士のソニー・サイラー(ジャック・トンプソン)の奮闘もむなしく、検察側が優勢。ウィリアムズの無罪のためには、ビリーが先に発砲した証拠をつかむことが必要だった。ジョンがその証拠をつかみかけた矢先、突然ウィリアムズは「ビリーは発砲しなかった」とジョンに告白。混乱するジョンだが、裁判ではソニーが新しい証拠を提示して見事無罪を勝ち取ってしまった。ところがその直後、ウィリアムズは急死。真相は結局闇の中となった。ジョンは恋仲になったマンディとサヴァナで新生活を始めた。

【蛇足】

 キャストからおわかりのようにクリント・イーストウッドの愛娘が出演している。


「ショーシャンクの空に」(The Shawshank redemption)(2010.5.5)