−−− 最近までの研究業績 −−−
−−− 2013年7更新 −−−
Profession & Research Field | |||||||||||||||||||||||||||||
Name: Yutaka Urano, PhD. Profession: Doctor of Agriculture, the University of Tokyo Specialty: Global Warming, Forestry&Environmental Science, Terrestrial Ecosystem, Biomass, Remote Sensing. |
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−−−サンパチェンスには地球温暖化防止機能はない−−− 未だに一部のマスコミや広告宣伝媒体が「サンパチェンスが地球温暖化防止に有効」などと記載して いる文章や宣伝を見受けますが、下記の実験結果が示すように、サンパチェンスにはもともと地球温 暖化防止機能はありません。また、販売店などで「環境に優しい植物」と謳われている場合があるよう ですが、サンパチェンスはその旺盛な成長力から水と養分を大量に必要とします(一般園芸植物の2 〜4倍もしくはそれ以上)。優れた大気汚染物質吸収能力があるのは事実ですが、消費者は販売促進 を目的とした宣伝文句に惑わされず正しい知識でサンパチェンスを楽しんでいただけることを願って います。(2011.4・サンパチェンス実験主査:浦野豊) |
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環境浄化植物「サンパチェンス」 | |||||||||||||||||||||||||||||
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「サンパチェンス(SunPatiens: Impatiens hybrida hort.)の大気汚染物質吸収浄化実験」 要旨: サンパチェンスと一般の園芸植物(ニューギニアインパチェンス、インパチェンス等)を用い、大気汚染物質(二酸化窒素とホルムアルデヒド)それぞれの吸収浄化実験を行った。 実験方法は約1立方メートルの密閉式透明チェンバーに植物と環境基準を大幅に超える約2ppmの濃度の大気汚染物質を封入し、時間経過による大気汚染物質濃度の変化を測定した。 結果、サンパチェンスは一般の園芸植物と比較すると、濃度半減または環境基準濃度に至るまでの時間として、二酸化窒素で5〜8倍、ホルムアルデヒドで3〜4倍速く吸収浄化することが判明した。 草花や樹木にかかわらずどの植物も二酸化窒素とホルムアルデヒドの吸収浄化能力はあるが、サンパチェンスほど著しい吸収浄化能力のある園芸植物は珍しい。なお、植物にとって二酸化窒素とホルムアルデヒドは有害物質ではない。気孔から吸収された二酸化窒素は葉内細胞でアミノ酸やタンパク質合成に使われ、またホルムアルデヒドは二酸化炭素に酸化された後、光合成によって消費される。このように植物にとって二酸化窒素とホルムアルデヒドはむしろ栄養源である。したがって植物は二酸化窒素とホルムアルデヒドを吸収した後、再度吐き出すことはなく、また吸収したことにより植物が弱ったり枯れたりすることもない。つまり見かけ上、人間にとっての有害物質は植物体内で無害化することになる。サンパチェンスのこの機能を利用して、大気汚染物質の浄化が可能である。 そこで、応用実験として、一般の居室において二酸化窒素とホルムアルデヒドの吸収浄化実験を行った。密閉した約60m3のオフィスルームにサンパチェンス10鉢と約2ppmの二酸化窒素を封入すると、3時間足らずで濃度が環境基準(0.04〜0.06ppmの範囲)以下になった。また、密閉した和室6畳間(約21m3)でサンパチェンス5鉢と約0.6ppmのホルムアルデヒドを封入すると約5時間で環境基準(0.08ppm)以下になった。一方、一般の園芸植物では開始から約6時間経過してもホルムアルデヒド濃度は環境基準を大幅に超える0.30ppmの濃度のまま横ばいとなり、最後まで完全に浄化できなかった。これらの実験からもサンパチェンスの大気浄化能力がかなり優れていることがわかった。 さらに、サンパチェンスの成長速度を比較するために、成長データをとり、一般の園芸植物と比較した。その結果、サンパチェンスが生育する速度は植物体の体積として一般の園芸植物よりも4〜6倍速いことがわかった。このことはサンパチェンスの光合成能力、つまり炭素固定能力が一般の園芸植物よりも4〜6倍高いことを意味する。苗付け後約3ヶ月の草丈約30cmのサンパチェンス1株あたりで、約40gの炭素を固定していると推定された。1ヘクタールあたりに換算すると年間約19トンの炭素固定能力があると試算された。この数値は日本では生育が最も早い樹種のひとつである2年生のスギを凌ぐ炭素固定量である。 ただし、この結果が直接大気中の炭素固定に役立つとは言えない。植物は枯れた後微生物によって分解されその時に二酸化炭素を放出するので基本的に炭素収支はゼロである。特にサンパチェンスは草本(草花)であり、日本では冬に枯れる一年草としての挙動を示すので、長年生育を続ける木本(樹木)とは異なり二酸化炭素を固定している時間は非常に短い。 すでに一部のTVや新聞等の報道機関が「サンパチェンスが地球温暖化問題解決に有効」と報道しているようだが、それは今回の実験で判明した事実ではない。理想だけが先走りしている情報であり、実験を担当した私にはまったく責任はない。「サンパチェンスが地球温暖化防止に有効」あるいは「サンパチェンスが二酸化炭素吸収源として活躍」などという見解については科学的に誤解を生じさせる恐れがあるので好ましくない。そのような文章や広告宣伝については私は一切関与していないのでご承知おき願いたい。 サンパチェンスだけにかかわらず、植物バイオマスの利用についてはバイオマスの5Fという考え方があり、Food(食物)→Fiber(繊維)→Feed(餌)→Fertilizer(肥料)→Fuel(燃料)の順で環境負荷軽減効率が高く、さらにその多段階(カスケード)利用が必要であると考えられている。今後、植物バイオマスの資源利用に関しては、より高順位からのバイオマス多段階利用ができるようなしくみを提案できれば理想であろう。 |
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※「環境浄化植物・サンパチェンス」については下記以外にも多数紹介されています。他のウェブサイトも参照下さい。 ●Sakata Seed Company 100 Years Information (2013年6月), p.8 ●サカタのタネ100年のあゆみ・品種編(2013年6月),p.83-84 ●サカタのタネ100年のあゆみ・事業編(2013年6月),p.205-210 ●ソトコト(2012年6月号)p.132 |
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研 究 者 紹 介 | |||||||||||||||||||||||||||||
氏名: 浦野豊 facebook: YUTAKA URANO 学位: 博士(農学・東京大学) 専門分野: 植物生態学、環境科学、リモートセンシング、GIS、画像解析 研究内容: 地球温暖化に代表される環境問題に関連して草原や森林の生態学的機能と役割を解明する研究 キーワード: 植物生態学、地球温暖化、バイオマス、リモートセンシング、GIS、環境科学 学会: 生態工学会 理事 その他: 日本自然科学写真協会Society of Scientific Photography (SSP) 会員(No.958) 趣味: 写真、旅行、食べ歩き 趣味の参照サイト: Rich氏の台湾ブログ、 写真共有サイトPHOTOHITO(Rich博士) メールアドレス: ※お返事出来ない場合もありますので、あらかじ了承願います。 ※「環境浄化植物・サンパチェンス」についてはこのページ下部に記載しています。 TV放送、新聞記事等ですでに多数紹介されていますので、こちらのウェブサイトも参照下さい。 |
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−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 略 歴 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ●CIAT (Centro Internacional de Agricultura Tropical) Cali, Colombia. In English: International Center for Tropical Agriculture, Cali, Colombia. 期間:2011年6月〜2013年1月 プロジェクト名:熱帯穀類等の植物における窒素利用効率の高度化による農業生産由来の温室効果ガスの削減 Development of Nitrogen Use Efficiency Technology to Reduce Greenhouse Gas Effect in Agriculture System. 職位:日本学術振興会(JSPS)科学技術研究員派遣(プロジェクトリーダー) 職種:環境農学分野・植物形態形質評価 派遣半期分報告書(pdf) ●東京大学農学生命科学研究科 生物・環境工学専攻 生物環境情報工学研究室 研究員 (2010年10月〜現在に至る) ●新潟大学 特任助教 (2009年7月〜2010年9月) ●東京大学農学生命科学研究科 生物・環境工学専攻 生物環境情報工学研究室 研究員 (2006年11月〜2009年3月) ●生態工学会 理事 (2005年4月〜現在に至る) ●地方短期大学(北海道) 専任講師(農学分野)(2004年4月〜2006年11月) ※大学授業担当実績: 「情報処理演習」「生体計測情報学」 東京大学農学部3学年TA 「農学実習」 東京大学大学院農学生命科学研究科RA 「環境科学」「生物統計学」「土壌作物診断実験」「基礎農学実験」「機械化研修」 「コンピュータ入門」「バイオマスゼミナール」他。 ●資格: 一般旅行業務取扱主任者(現・総合旅行業務取扱管理者) 1994年12月取得 ●日本自然科学写真協会Society of Scientific Photography (SSP) 会員(No.958) 2008年9月〜 ●JST科学技術分類コードによる学術的専門分野(関連順)
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東京大学 大学院 農学生命科学研究科 生物・環境工学専攻 | |||||||||||||||||||||||||||||
●学位論文(東京大学博士・農学)・2004/3/25学位授与 『可搬型イメージングライダーによる森林の計測とバイオマスの推定』 "Forest Measurement and Biomass Estimation Using a Portable Scanning Lidar" ●生物環境情報工学研究室・博士課程 (2001年4月〜2004年3月) 地球温暖化問題に関連し、森林バイオマスの推定を行う目的で、可搬型Scanning Lidarデータを用いた森林の生態学的パラメータの推定手法および誤差評価に関する研究をおこなう。 研究室ウェブサイト |
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ケヤキ Zelkova serrata Scanning Lidar Ranging Image 新宿御苑 2001年12月 |
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メタセコイヤ Metasequoia glyptostroboides Scanning Lidar Ranging Image 新宿御苑 2001年12月 |
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モミジバスズカケノキ Platanus acerifolia Scanning Lidar Ranging Image 新宿御苑 2001年12月 |
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●リサーチ・アシスタント(2003年度後期): 『農学実習』 東京大学大学院農学生命科学研究科対象講義 ●ティーチング・アシスタント(2003年度前期): 『情報処理演習』 東京大学農学部3学年対象講義 ●ティーチング・アシスタント(2002年度後期): 『生体計測情報学』 東京大学農学部3学年対象講義 |
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原 著 論 文 & 学 会 誌 記 事 | |||||||||||||||||||||||||||||
●Accurate Estimation of Tree Positions in Larix leptolepis Forest using Portable Imaging Lidar Data by Hough Transform. Authors: Yutaka Urano, Kenji Omasa (Department of Biological and Environmental Engineering, The University of Tokyo, JAPAN) Phyton Annales Rei Botanicae Plant Responces to Air Pollution and Global Change, HORN (Austria) Apud ferdinandum Berger & Fil. ISSN 3 85028 135 3, Oct. 2005, Vol.45, Fasc.4, p.525-528. |
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●Estimation of Tree Stem Diameters and Biomass in Japanese Cedar Forest Using Portable Imaging Lidar Data Journal of Agricultural Meteorology, August 2005, Vol.60, No.6, p.1175-1177. The Society of Agricultural Meteorology of Japan. Authors: Yutaka Urano, Kenji Omasa (Department of Biological and Environmental Engineering, The University of Tokyo, JAPAN) |
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●学位論文紹介(博士・農学・東京大学) 日本リモートセンシング学会誌: Journal of Remote Sensing Society of Japan. Vol.25 No.1 (2005, Jan.) p.118. 「可搬型イメージングライダーによる森林の計測とバイオマスの推定」 "Forest Measurement and Biomass Estimation Using a Portable Scanning Lidar" 執筆者:浦野豊 |
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●論文−−−関東の農業気象 No.30 (2004. Sep.), p.2-5. 「可搬型イメージングライダーによる森林のバイオマス推定」 執筆者:浦野豊、大政謙次(東京大学大学院農学生命科学研究科) |
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●学位論文(博士・農学・東京大学)・2004/3/25学位授与 「可搬型イメージングライダーによる森林の計測とバイオマスの推定」 "Forest Measurement and Biomass Estimation Using a Portable Scanning Lidar" 執筆者:浦野豊(東京大学大学院農学生命科学研究科) |
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●IAWPS2003, The International Conference on Forest Products (The Korean Society of Wood Science & Technology), HOTEL LOTTE, Daejeon, South KOREA, April 21-23, 2003. 『Accurate Estimation of Forest Stand Parameters in Japanese Cedar (Cryptomeria japonica) Woods using a Portable Scanning Lidar』 Keywords: Biomass, Diameter at Breast Height (DBH), Portable Scanning Lidar, Timber Volume, Tree Position Volume 1. page.403-407. Authors: Yutaka Urano, Kenji Omasa (Department of Biological and Environmental Engineering, The University of Tokyo, JAPAN) |
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IAWPS2003, The International Conference on Forest Products The Korean Society of Wood Sceience & Technology |
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●論文−−−生態工学会誌『Eco-Engineering, 生態工学』 『可搬型Scanning Lidarによるスギ林のバイオマス推定における誤差評価』 15(2), 79-85, 2003 (Apr.). Error Estimation about the Biomass of Japanese Cedar (Cryptomeria japonica) Woods Measured by a Portable Scanning Lidar キーワード: 可搬型Scanning Lidar、幹材積、胸高直径(DBH)、樹林マッピング、バイオマス(炭素重量) Keyword: biomass (carbon weight), diameter at breast height (DBH), portable scanning lidar, timber volume formula, tree position 執筆者:浦野豊、大政謙次(東京大学大学院農学生命科学研究科) |
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スギ林 Scanning Lidar Ranging Image JR東日本・東北本線野辺地駅 鉄道防雪原林・鉄道記念物(青森県野辺地町・2001年10月) |
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●論文−−−日本リモートセンシング学会誌: Journal of Remote Sensing Society of Japan 『可搬型Scanning Lidarデータを用いたカラマツ林の樹林マッピングと胸高直径およびバイオマスの推定』Vol.22 No.5 (2002, Aug.) p.550-557 Mapping of Tree Position of Larix leptolepis Woods and Estimation of Diameter at Breast Height (DBH) and Biomass of the Trees using Range Data Measured by a Portable Scanning Lidar Key words: Biomass, Carbon sink, Diameter at Breast Height (DBH), Portable scanning lidar, Tree position 執筆者:大政謙次、浦野豊(東京大学大学院農学生命科学研究科)、小熊宏之、藤沼康実(国立環境研究所) |
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カラマツ林 Scanning Lidar Ranging Image 国立環境研究所地球環境研究センター(CGER) 苫小牧フラックスリサーチサイト(北海道苫小牧市・2001年9月) |
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●日本草地学会誌 (第47巻1号・2001年4月) 『日本における自然草原の気候要因から見た植生帯区分とその温暖化による影響』 Grassland Science Vol.47 No.1 April: p.80-109 "Ecological Considerarion for the Distribution of Natural Grassland Vegetation Zones in Relation to the Climate and Climate Change in Japan" Key words: Climate change, Natural grassland, Vegatation zone 執筆者:西村格(元富山大学理学部教授)、佐々木寛幸(農林水産省草地試験場草地生産基盤部立地計画研究室主任研究官)、浦野豊(東京大学大学院農学生命科学研究科)、小森谷祥明(国立環境研究所環境健康部)、井上聰(農業環境技術研究所環境資源部)、西村由紀(元東北大学理学部) ●論文−−−日本草地学会誌 (第47巻1号・2001年4月・p.93-101) 「3. 自然環境保全基礎調査植生ファイルから見た自然草原の植生帯区分種の群落分布」 Key words: Climatic factor, Grassland vegetation type, Indicate-species, Natural grassland, Vegatation zone 執筆者:浦野豊(東京大学大学院農学生命科学研究科)、西村格(元富山大学理学部教授)、小森谷祥明(国立環境研究所環境健康部)、佐々木寛幸(農林水産省草地試験場草地生産基盤部立地計画研究室主任研究官) ●論文−−−日本草地学会誌 (第47巻1号・2001年4月・p.102-106) 「4. 気候環境から見た日本の自然草原の植生帯区分とその温暖化による変化予測」 Key words: Climate change, Natural grassland, Vegatation zone, Vegatation change 執筆者: 西村格(元富山大学理学部教授)、佐々木寛幸(農林水産省草地試験場草地生産基盤部立地計画研究室主任研究官)、浦野豊(東京大学大学院農学生命科学研究科)、小森谷祥明(国立環境研究所環境健康部)、井上聰(農業環境技術研究所環境資源部)、西村由紀(元東北大学理学部) |
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著 書 | |||||||||||||||||||||||||||||
●植物機能のポテンシャルを活かした環境保全・浄化技術 ―地球を救う超環境適合・自然調和型システム― Environmental Conservation and Remediation Technologies Utilizing Great Potential of Plants ― Extremely Ecological and Nature-Friendly Systems for Saving the Earth ― 出版社:(株)シーエムシー出版 商品コード: T0823 監修: 池 道彦・平田收正 発行日: 2011年10月 価格: 71,400 円 体裁: B5判,261ページ ISBNコード: 978-4-7813-0481-6 担当:第3章 植物を利用した排ガス処理・大気環境保全技術 1 サンパチェンス(R)による大気汚染物質の浄化 p117〜125 |
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●「草地科学実験・調査法」全国農村教育協会 (2004/04)・A4判・587ページ 定価7,000円+税・ISBN4-88137-108-8 [.草地の広域的モニタリングと評価に関する調査法(1) 25.リモートセンシングおよびGIS, p.510, 図25-4-5. ※図および論文が引用。 |
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●雑誌『生物の科学 遺伝』 別冊 No.17 地球温暖化−世界の動向から対策技術まで− 裳華房・2003年11月発売・B5判/180頁/本体価格2600円+税 大政謙次・原沢英夫・(財)遺伝学普及会 編(財)遺伝学普及会編 ※表紙カラマツ林のImaging Lidar画像および論文が引用。 |
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●『地球温暖化と日本・第3次報告−自然・人への影響予測 』・古今書院・2003年8月発売 編著者:原沢英夫・西岡秀三編、本体価格:14,000円(税別)、ISBN:4-7722-5081-6 判型:B5、頁数:p.432 第2章・陸上生態系への影響 執筆者:大政謙次、糸井正夫、浦野豊、大場秀章、佐々木寛幸、清水庸、杉田久志、垰田宏、田中信行、名取俊樹、西村格、西村由紀、林哲、藤田和幸、八木橋 勉、藤原一繪、山形与志樹 内容:高山帯生態系への影響/森林生態系への影響/自然草原への影響/湿原への影響/生物多様性への影響/影響予測モデル 担当:2.4・自然草原への影響 p.87-98 |
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●『地球温暖化の日本への影響 2001』・環境省地球温暖化問題検討委員会・温暖化影響評価ワーキンググループ・2001年3月 担当内容: 「2. 陸域生態系への影響・自然草原への影響」 「2.4 自然草原への影響」 「2.4.1 現状の日本における自然草原の植生帯区分と気候の関係の問題点」 「2.4.2 日本の自然草原植生の遷移段階と植生帯区分種」 「2.4.3 日本の自然草原の植生帯を区分する環境要因」 「2.4.4 温暖化に伴う日本の自然草原植生帯の変動とその影響」 page.60, 90-101. 執筆者:西村格(元富山大学理学部教授)、佐々木寛幸(農林水産省草地試験場草地生産基盤部立地計画研究室主任研究官)、浦野豊(東京大学大学院農学生命科学研究科)、西村由紀(元東北大学理学部) |
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●『中国鉄道旅日記』・講談社出版サービスセンター刊・1992年6月15日発行 浦野豊著・定価1457円(税抜)・ハードカバーB6判・208ページ・ISBN4-87601-272-5 ●写真入りデジタル版CD-ROM・定価850円・平成15年1月20日再版・原著に大幅加筆 |
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●JTB『旅』(1995年)旅行記『白夜のフィンランド』JTB旅行記賞最終選考通過 ●JTB『旅』(1994年)旅行記 『佐世保へ〜京都発長崎・佐世保行き寝台特急「あかつき」号乗車記〜』 ●JTB『旅』(1994年)随筆『バンコク・悪魔の果実とローカル鉄道』 ●JTB『旅』(1994年)旅行記『ミャンマー鉄道紀行』JTB旅行記賞一次選考通過 ●JTB『旅』(1993年)随筆『カンボディア・プノンペンの病院にて』 ●JTB『旅』(1993年)随筆『ヴェトナムと中国の薬屋にて』 |
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学 会 活 動 | |||||||||||||||||||||||||||||
● Outstanding Functions of SunPatiens(R) (Impatiens hybrida hort.) in air purification and cooling effect APGC Symposium: 'Plant Functioning in a Changing Global Environment' Department of Forest and Ecosystem Science, Melbourne School of Land and Environment, University of Melbourne, Water Street, Creswick, Victoria 3363, Australia, 7-11 December 2008. Abstracts Proceedings, P.47. Yutaka Urano*, Haruo Kosugi** , Kenji Omasa* (*The University of Tokyo, Graduate School of Agricultural and Life Sciences, Japan; **Sakata Seed Corporation, Japan) ●『サンパチェンス(R)の大気浄化機能と気温降下機能の優位性』(pdfファイルはこちら) 「生態工学会2008年次大会」口頭発表 (2008年6月19-20日・東京大学弥生講堂) 『生態工学会2008年次大会発表論文集Proceedings of 2008 SEE Conference』 Page.59-60. 発表者:○浦野豊*・小杉波留夫**・大政謙次* (*東京大学農学生命科学研究科・**株式会社サカタのタネ) ●『楕円成長法によるカラマツの樹幹形の自動検出』 Automatic Detection of Stem Shape of Larch (Larix leptolepis) by Ellipse Growing Method Keywords: ellipse growing, forest measurement, larch (Larix leptolepis), portable scanning lidar, stem diameter 「2007年生態工学会年次大会」口頭発表(2007年6月2-3日岐阜大学応用生物科学部) 『2007年生態工学会年次大会発表論文集』 Page.175-178. 発表者:○浦野豊・大政謙次(東大院農学生命科学) ●『滝川市における炭素循環の評価』 「農業環境工学関連7学会2005年合同大会」口頭発表 (2005年9月12-15日・金沢大学角間キャンパス) 『農業環境工学関連7学会2005年度合同大会講演要旨集』 OS6-7, Page.79. 発表者:○浦野豊・沖一雄(東大院農学生命科学)・稲井健二(滝川市環境課循環政策)・大政謙次(東大院農学生命科学) ●"Estimation of Tree Stem Diameters and Biomass in Japanese Cedar Forest Using Portable Imaging Lidar Data" Key words: Biomass, DBH, Japanese cedar, Portable imaging lidar, Remote sensing. <The 6th APGC Symposium> Oral presentation at the 6th International Symposium on Plant Responses to Air Pollution and Global Changes (from Molecular Biology to Plant Production and Ecosystem) October 19-20, 2004 Tsukuba Center for Institutes, EPOCHAL TSUKUBA, Tsukuba-city, Ibaraki, JAPAN Yutaka Urano, Kenji Omasa (Department of Biological and Environmental Engineering, The University of Tokyo) ●"Accurate Estimation of Tree Positions in Larix leptolepis Forest using Portable Imaging Lidar Data by Hough Transform" Key words: Hough transform, Japanese larch (Larix leptolepis) forest, Portable imaging lidar, Remote sensing, Tree position. Poster presentation at the 6th International Symposium on Plant Responses to Air Pollution and Global Changes (from Molecular Biology to Plant Production and Ecosystem) <The 6th APGC Symposium> October 19-20, 2004 Tsukuba Center for Institutes, EPOCHAL TSUKUBA, Tsukuba-city, Ibaraki, JAPAN Yutaka Urano, Kenji Omasa (Department of Biological and Environmental Engineering, The University of Tokyo) ●"Estimation of Forest Biomass using a Remote Sensing Technique" Poster presentation at International Symposium on Closed Habitation Experiment and Material Circulation Technology September 28-30, 2004. Rokkasho-mura, Aomori, JAPAN Proceedings of the International Symposium on Closed Habitation Experiment and Material Circulation Technology, Page.277-280. Yutaka Urano, Kenji Omasa (Department of Biological and Environmental Engineering, The University of Tokyo) ●『複数地点からの可搬型Scanning Lidar計測による樹林マッピングおよび林分パラメーターの推定』 「農業環境工学関連5学会2003年合同大会」口頭発表 (2003年9月8-11日・岩手大学上田キャンパス・岩手県盛岡市) 『農業環境工学関連5学会2003年度合同大会講演要旨』 No.D101, Page.188. 発表者:○浦野豊・大政謙次(東京大学農学生命科学研究科) ●『可搬型Scanning Lidarを利用したスギの幹材積と炭素蓄積量の推定』 「生態工学会2003年次大会」口頭発表 (2003年6月7-8日・東京水産大学) 『生態工学会2003年次大会発表論文集Proceedings of 2003 SEE Conference』 Page.53-54. 発表者:○浦野豊・大政謙次(東京大学農学生命科学研究科) ● "Accurate Estimation of Forest Stand Parameters in Japanese Cedar (Cryptomeria japonica) Woods using a Portable Scanning Lidar" Oral session at IAWPS2003, The International Conference on Forest Products (The Korean Society of Wood Science & Technology), HOTEL LOTTE, Daejeon, South KOREA, April 21-23, 2003. Proceeding: Volume 1. page.403-407. Authors: Yutaka Urano, Kenji Omasa (Department of Biological and Environmental Engineering, The University of Tokyo, JAPAN) ●『可搬型Scanning Lidarによるカラマツ林のバイオマス推定における誤差の検討』 「国立環境研究所地球環境研究センター(CGER)2002年苫小牧フラックスリサーチミーティング」ポスター発表 (2002年11月14日・北海道大学開学百年記念館・札幌市北区) 『2002年CGERフラックスリサーチミーティング要旨集』P-39. 発表者:○浦野豊・大政謙次(東京大学農学生命科学研究科)、小熊宏之・藤沼康実(国立環境研究所地球環境研究センター) ●『可搬型Scanning Lidarデータを用いたカラマツ林の樹林マッピングと胸高直径及びバイオマスの推定』 「生態工学会2002年次大会」口頭発表 (2002年9月21日・日本大学生物資源科学部・神奈川県藤沢市) 『生態工学会2002年次大会発表要旨集』 Page.119-120. 発表者:大政謙次・○浦野豊(東京大学農学生命科学研究科)、小熊宏之・藤沼康実(国立環境研究所地球環境研究センター) ●『可搬型Scanning Lidarデータを用いたカラマツ林の樹林マッピングと胸高直径及びバイオマスの推定』 「農業環境工学関連4学会2002年度合同大会」口頭発表 (2002年8月7日・東京大学農学部・東京都文京区) 『農業環境工学関連4学会2002年度合同大会講演要旨集』 No.A213,Page.51. 発表者:大政謙次・○浦野豊(東京大学農学生命科学研究科)、小熊宏之・藤沼康実(国立環境研究所地球環境研究センター) ●『環境省自然環境保全基礎調査ファイルから見た日本の自然草原植生帯区分種の群落分布とその温暖化による変化予測』 「農業環境工学関連4学会2001年度合同大会」口頭発表 (2001年6月29日・つくば国際会議場・つくば市) 『農業環境工学関連4学会2001年度合同大会講演要旨集』 No.A511,Page.42. 発表者:○浦野豊(東京大学大学院農学生命科学研究科)、西村格(元富山大学理学部)、小森谷祥明(国立環境研究所環境健康部)、佐々木寛幸(農林水産省草地試験場) ●『中国・内モンゴル自治区における気候および地理的要因による植生と放牧圧との関係の解析』 「日本生態学会第47回大会」口頭発表 (2000年3月・広島大学東広島キャンパス・広島県東広島市) 発表者:○浦野豊(筑波大学大学院環境科学研究科) |
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講 演 & 出 演 | |||||||||||||||||||||||||||||
●カシオウェブサイト 高速度デジタルカメラ CASIO EXLIM Pro EX-F1試用レポート 2008年7月10日〜公開 ●講演「演題:生活環境における植物の効用」第25回2008年花葉会サマーセミナー 「花卉産業を環境創造ビジネスに」〜環境の世紀の論理武装と展望〜 2008年7月12-13日・全電通ホール(東京都千代田区神田駿河台) 「第25回2008年花葉会サマーセミナーテキスト」P.9-18. (テキスト入り用の場合、花葉会にお問い合わせ下さい) ●2008(第18回)日本フラワー&ガーデンショウ「サンパチェンスの二酸化窒素吸収浄化公開実験」 2008年3月28-30日・幕張メッセ(千葉市) |
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−−−−−−−−−− ●授業「国際理解:国際旅行から考える国際理解」 (2006年11月13日・共栄学園短期大学) ●講演「色の不思議〜色とは何か?〜」 (2006年8月3日・共栄学園短期大学) ●総合学習「地球を守ろう」:地球温暖化と森林 (2005年6月22日・滝川市立東小学校) ●NHKスペシャル終戦60周年ドラマ『望郷』出演 監督:岡崎栄 主演:関口知宏 出演:クリスティ・ポパ(ルーマニア)、音尾琢真、笠原秀幸 (2005年5月7日土曜日21:00-22:30NHK総合テレビ放映) ●生活科学科対象講演『世界放浪で学んだこと:国際感覚と環境科学』 (2004年7月14日・名寄短期大学) ●保育科対象特別講義『人との出会い〜世界放浪の思い出〜』 (2004年6月23日・拓殖大学北海道短期大学) ●第44回 生物資源談話会『5年間50か国世界放浪の話』 (2004年1月24日・東京農業大学世田谷キャンパス) |
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留 学 & 遊 学 | |||||||||||||||||||||||||||||
●内蒙古大学(中華人民共和国内蒙古自治区呼和浩特): 1999.7-2000.3. Analysis of the Relationship between Vegetation and Grazing Pressure Related with Climatic and Geographical Factors in Inner Mongolia, China (Master's Thesis of the Univereisty of Tsukuba). ●The University of Queensland, Australia: 1997.9. Postgraduate Diploma in Science (Chemistry) and Master of Environmental Management Course. (Entrance Permission) ●USP (University of the South Pacific), Fiji: 1997. 4-6. Global Coral Reef Monitoring Network, assistant researcher. ●UHM (University of Hawaii at Manoa) Department of Zoology and Oceanography. semester auditing student.: 1996.12-1997.4. ●London Sels College, UK: 1996. 5-9. Cambridge University Advanced English Certificate Course. ●1993年より1997年まで世界50か国をバックパッカー1人旅。 訪問国: Japan (birth place), Taiwan, (Hong Kong), Pakistan, Iran, Turkey, China, Bulgaria, Yugoslavia, Hungary, Czech (Slovakia), Germany, France, Nepal, Thailand, Cambodia, Vietnam, Laos, Myanmar, Bangladesh, India, Korea, Russia, Finland, Norway, Sweden, Denmark, Poland, Slovakia, Austria, Italy, Greece, Switzerland, Great Britain, Belgium, Luxemburg, Netherlands, South Africa, Zimbabwe, Botswana, Zambia, Namibia, Portugal, U.S.A., Fiji, Tonga, Western Samoa, New Zealand, Australia, Indonesia, 2008.07現在The Philippines, Malaysia, Singaporeを加え、合計53カ国。 2011.06現在Colombiaを加え、合計55カ国。 |
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賞 | |||||||||||||||||||||||||||||
●日本育英会1999年度「Challenge!21」 テーマ:私の提言『地球環境』奨励金付論文入賞 |