手描きのイラスト入り、フレーム
雑貨屋さんにいって
とっても素敵なフォトフレームを買ってきたの。
でもね、リカのプレゼントはこれだけじゃないの。
お絵かきは苦手だけど、
縦ロールちゃんのために、
リカ、素敵な絵を描くのよ。
縦ロールちゃんは
写真や絵が大好きだったもの。
リカの絵も、気に入ってくれるといいな。
「縦ロールちゃん、これ、リカからのクリスマスプレゼント、
受け取ってくれる?」
「まあリカちゃん!もちろんよ。
どうもありがとう!!!」
「なんて可愛い絵なの・・
フォトフレームも素敵・・」
縦ロールちゃんは、目に涙を浮かべてリカの絵を眺めてる、
そんなに嬉しかったのかしら・・
あまり上手じゃないくて恥ずかしいけど
でも、そんなに喜んでもらえて
リカも、とても嬉しいわ
縦ロールちゃんは
絵をぎゅっと胸で一度抱きしめると、
壁に飾りはじめたの
「ここに飾るのがよさそうね」
「縦ロールちゃん、素晴らしい絵が飾っている傍に
リカの絵を飾ったら、なんだかリカの絵が余計下手にみえるわ・・;」
「あら、リカちゃん。
このお部屋で一番素敵な絵は、あなたの絵なのに。
そんなことも知らなかったの?ふふっ
リカちゃんの絵は、わたしにとって
ピカソの絵よりも価値があるものなのよ・・♪」
そういって縦ロールちゃんはにっこりと笑ったの。
「あ、リカちゃん、私からもプレゼントよ。
大好きなリカちゃんのことを思って、
一生懸命つくったの」
「こ・・・・これは・・・・!!」
「リカちゃん、あなたのミニチュアドールよ・・
そして縦ロールちゃんは、遠い目をしてこう言ったの。
「昔の外国の裕福な貴族たちは、
自分の家を、そのまま縮小したドールハウスを作った・・・。
だったら、ハウスじゃなくて
その住人をそのままドールにしてもいいんじゃないかと
私思ったのよ^^
それも本当にそっくりで精巧につくられた人形をね。
まさかこれ縦ロールちゃんがひとりでつくったの
まさか^^、ドイツの一流ドールアーティストに相談して、共同制作したの。
たまたま父に知り合いがいてよかったわ♪
リカちゃんのこと思いながら一生懸命つくったの。
大切にしてね♪
う・・・うん・・・
ありがとう!!縦ロールちゃん!!
「本当に良く出来ているわ♪」
「プレゼントは、どれだけ気持ちがこもってるかが一番大切なのよ♪」
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