会社で使っていたNotePC(IBM ThinkPad240Z)に、NetBSD を入れてみたので、その情報を書きました。
なぜNetBSD ? かというと、本当は入れたかった FreeBSD がインストールできなかったんですよ。インストーラが途中で止まってしまい、あきらめました。(後で知ったのですが、インストール時に KERNEL パラメータでirq の設定をすればちゃんと入るそうです!)
ブートローダ:SystemCommander7
Windows2000Professional
NetBSD 1.5
boot フロッピーを作成し、インストーラを起動。インストール自体は問題なく終了。
最初は、GUI環境を使わずに使用していたが、とても使いづらかった!
−− キーボードが us
−− 時計が9時間ずれている(これはdate コマンドで何度直しても元に戻る)
−− csh でコマンドの履歴は使えたが、矢印キーが使えない
−− 入力時にファイル名の補間がきかない
−− FreeBSD みたいにAlt + F1 とかでコンソールの切替がきかない
なんてシステムだ!と思ったよ。これでは、GUI なしだと、コンソールは1つ、キーボードはうまく使えないし、コマンドを間違えたらどんなに長くても最初から書かなきゃいけないし、最悪だ。
(でも、今から思うと、一つ一つ自分で環境を使いやすくしていくことができるのでこのOS はいいなあと感じている)
●X Window System : XFree86 3.3.6
これもほとんど悩まずに起動することは可能。ただし、
−− キーボードが us
−− window manager がtwm でこれが気に入らない
−− 使えるソフトが全くない
−− スクリーンセーバーもないよ
とかで、気に入らない。ちなみに、私は NetBSD は本当に初めてなので、最初はこの環境で当たり前ってことも知らなかった。だって今はFreeBSD にしろ Linux のどんなディストリビューションにしろ、もっとまともな環境が自動的に出来上がるでしょ??本当に楽な時代だ。
ってなことで、最低でも見栄えのいい、window manager を入れて環境を整えて行きます。
http://www.jp.netbsd.org/ja/Documentation/ にアクセスするとさまざまなことが分かりますね。ここの ftp サイトへ行って wm を探す。迷ったあげく、fvwm2 を選ぶ。ほかにも必要なパッケージがあるみたいだが、それは ftp サイトのドキュメントどおり。
●fvwm2
ftp://ftp.netbsd.org/pub/NetBSD/packages/pkgsrc/wm/ に fvwm2 のパッケージがあります。私が入手したファイルは fvwm2-2.3.31.tgz でした。NetBSD のバージョンとCPUによってバージョンが多少異なります。ダウンロード後、次のようにインストールします。
# pkg_add fvwm2-2.3.32.tgz
すると、展開&インストールが開始されますが、足りないパッケージがあるとエラーで止まってしまいます。この時表示された足りないパッケージを次々とダウンロードして同じように pkg_add (またはソースからコンパイル)します。
インストール後は、~/.xinitrc に変更を加えます。デフォルトでは
twm &
と書かれている部分をコメントし、次のように記述します。
#twm &
exec /usr/X11R6/bin/fvwm2 &
これで次回起動後には fvwm2 が起動します。
fvwm2 の起動時読み込まれる設定用ファイルは ~/.fvwm/.fvwm2rc です。参考までに私の .fvwm2rc をお見せします。
●スクリーンセーバー
ファイルは ftp://ftp.netbsd.org/pub/NetBSD/packages/pkgsrc/x11/ にある xscreensaver-4.02 です。インストール方法は fvwm2 と同じです。途中で足りないパッケージは随時インストールしましょう。インストール後は ~/.xinitrc に以下のように追加します。
exec /usr/X11R6/bin/xscreensaver &
●コンソールで日本語キーボードを使う
# wsconsctl -w encoding=jp
これは一度設定すればいいみたいです。
●X でも日本語キーボードを使う
/etc/XF86Config を編集します。
# XkbDisable (コメントにします)
XkbModel "jp106"
XkbLayout "jp"
●時計が9時間ずれる問題
これは時計がグリニッジ世界標準時になっているためで、日本はちょうど-9 時間ずれています(JST)。これを調整するには以下のコマンドを実行してファイルを作成します。
# touch /etc/wall_cmos_clock
●コマンド実行履歴を可能にする:shell を代える
これは tcsh をインストールすることで可能になります。
ファイルはftp://ftp.netbsd.org/pub/NetBSD/packages/pkgsrc/shells/ にある tcsh-6.10.00.tgz です。インストール方法は同じです。
# pkg_add tcsh-6.10.00.tgz
後は /etc/passwd で shell を /usr/pkg/bin/tcsh に変更してlogin しなおしです。
●バーチャルコンソール
デフォルトではバーチャルコンソールはありませんでしたので、これをどうにか可能にします。
/etc/defaults/rc.conf を編集
wscons=YES
/etc/wscons.conf を編集
screen 0 - vt100
screen 1 - vt100
screen 2 - vt100
screen 3 - vt100
/etc/ttys
ttyE0 "/usr/libexec/getty Pc" vt220 on secure
ttyE1 "/usr/libexec/getty Pc" vt220 on secure
ttyE2 "/usr/libexec/getty Pc" vt220 on secure
ttyE3 "/usr/libexec/getty Pc" vt220 on secure
これで、Ctrl + Alt + {F1,F2,F3} が使えるようになる。