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セミの鳴き声観察集約表
観察地:自宅周辺(名古屋市熱田区神宮東パークハイツ) セミの種類:主にクマゼミ

状態\年度 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
初鳴き(第一声) 7月9日 7月4日 7月16日 6月30日 7月5日 7月12日 7月4日 7月4日 7月2日  7月4日
かなり鳴く
(間段無く鳴く)
7月12日 7月19日 7月6日 7月14日 7月23日 7月27日 7月15日 7月12日 7月13日
大合唱開始
(TVが聞えない位)
7月16日 7月20日 7月25日 7月10日 7月18日 7月28日 7月28日 7月19日 7月16日 7月20日
夜鳴き開始 7月23日 7月21日 7月29日 7月14日 7月21日 7月27日 7月27日 7月20日 7月22日 7月23日
大合唱下火 8月16日 8月9日 8月25日 8月9日 8月14日 8月27日 8月20日 8月13日 8月14日 8月18日
夜鳴き下火 8月14日 8月14日 8月12日 8月9日 8月15日 8月25日 8月20日 8月17日 8月14日 8月18日
ツクツクホーシ鳴く
(〜2004知多市日長
(2005〜パークハイツ
8月24日 8月23日 8月20日 8月9日 8月23日 9月11日 9月5日 8月31日 8月25日 9月12日
虫の声第一声 8月15日 8月24日 9月1日 8月16日 8月17日 8月22日 8月23日 8月19日 8月19日 8月28日
セミの声下火 8月25日 9月11日 8月25日 8月28日 9月6日 9月1日 8月28日 8月30日 8月26日



鳴き声の元凶?セミ交響楽団の舞台

我家の前の庭(2階ベランダから)。上部は少し写っていません。
さらに、写っていないが右側道路にはケヤキの大木の並木がある。
セミはうるさいけれど、この緑は残したいというのが最後に住民の行き着く結論。
冬はほとんどの葉が落ちます。春は桜、モクレン、新緑が、そして夏は緑陰が、秋には紅葉が楽しめます。
(2006/07/10撮影、2枚合成)



セミの声の記録(2001年−2010年)

                                   集計・アップロード 2006年7月9日
                              2006年の記録追加開始 2006年8月6日
                              2007年の記録追加開始 2007年7年4日
                             2008年の記録追加開始 2008年7年10日
                              2009年の記録追加開始 2009年7月8日
                             2010年の記録追加開始 2010年7月12日
はじめに(2006年7月、アップロードにあたって)

 2001年に私の住む集合住宅管理組合の役員をした時、セミの声がうるさくてしょうがないけれど何とかならないものか、という管理組合としてはなんともできない無理難題?の要望がありました。

 しかしその当時、確かにセミの声は本当にうるさいくらい大きくなってきていました。管理組合で何とかできるものではないものの、一体その実態は?と思って記録を取って見たら結構おもしろく、これは経年変化を見るとおもしろいかも知れないと、5年ほど続けてみた結果が上の表です。(私にとっては、いつ鳴くか、いつ一番うるさくなるか、を気にしながら聞いていると、うるささも若干気にならないという効果もありました。)

 今考えると、その時の気温、天候なども記録しておくべきでしょうが、とりあえず鳴き声だけの記録で少々不完全なものです。しかし、実感として何となく分った(感じた)のは、暑くなるのが早いと鳴き出すのも早くなりそうです。今年(2006年)はまだ昨年ほど猛暑の日が出ていないせいか、7月9日現在まだ第一声を聞いていないのです。そして鳴き出しが早い年はその終演も早いようです。

 なお、「状態」については私の聴感で決めているので、絶対正確というものではないことをお断りしておきます。

 セミ日記の詳細は、全部載せても「うるさい」ので、2005年分だけ参考に載せておきます。

  クリックして下さい。 ⇒⇒ 2005年セミ日記  


2010年について

 
この集計をはじめて10年経ちました。ちょうど表も一杯になったので、今年で一応締めくくりとしたいと思っています。この集計から見てまとめてみると、こんなことが分かった気がします。

1 鳴き始めはその年の暑さの始まりとほぼ一致する。鳴き始めるのはクマゼミである。

2 鳴き始めから下火までの期間はほぼ同じ。(早く鳴き始めれば、早く下火になる)⇒その年に這い出てくる分は決まっており、暑さが続くからと云って続々出てくるわけではないようである。今年は9月に入っても真夏のような暑さが続いていたが、セミの声はほとんど聞こえなくなっていた。

3 大合唱になる頃は、朝は5時頃から鳴き始め、安眠妨害の感がある。

4 大合唱も午前11時頃になぜか一旦静かになり、1時間位静寂の時がある。


5 最盛期の頃団地内を歩いて見ると地面と樹木は上の写真のようである。


6 最盛期の頃、リビングの私の座る位置(上の写真)から見えるわずかな樹木の中を1分間に15匹も飛び交うのが見えた。団地全体では??

7 8月に入ると午後はアブラゼミが優勢になる。(クマゼミはアブラより鳴声が大きいのでそのように感ずるのかも知れない。)

8 夜鳴くセミは午後11時頃になって鳴き出すものがいる。その日早くに換羽したものが鳴くのだろうか?

9 虫の声が聞こえるようになると大体セミは下火になるようである。

10 ツクツクホーシは涼しくなると1匹だけで鳴くので、どこかから飛んでくるようである。(他の現象と連動していない。団地内では発生していない?)

11 鳴き始めから下火まではほぼ2カ月、内うるさいほど鳴くのは1カ月ほどである。

12 名古屋地方気象台のホームページを見るとセミの初鳴きが載っている。クマゼミは無いがアブラゼミとニイニイゼミである。数キロの違いだが環境がかなり違うようである。
 http://www.jma-net.go.jp/nagoya/hp/toukei/kisetsu/kisetsu.html


2008年について


 2008年はその前年に行ったサッシの取替え工事の効果が試される年である。サッシュは前年12月終り頃に取替え工事が行われたので、今回が初めての夏の「試練」を科せられることになるのである。
 密閉性が良くなったため、多分空調をかけて締めておけば、セミの声もあまり気にならないことと思うが、そのレベルはいかほど?と興味が持たれるところである。

 この年は35度を越す酷暑日が多く、例年より戸を締めてエアコンの世話になった。サッシュ取替えの効果は、計測していたわけではないので数値的には判らないものの、最盛期のセミの声に対しては、閉めると聞こえなくなる程の効果はなかった。しかし、以前より小さくなったという感じは十分に感じた。

 8月下旬にはセミの声も下火になり、9月に入ると散発的に聞こえるだけとなり、サッシュは日中ほとんど開けっ放しであるが、今年はカワラヒワの声が多く聞こえた。(公園でも100羽以上の群れをたびたび見た。)


2007年について

 初鳴きは例年どおりであったが、その後梅雨空が続き、かなり鳴くのが遅かった。我家のまわりは外壁塗装をするため7月中旬から足場が組まれシートが掛けられたが、遮音効果はほとんど無い!工事中は窓とレースのカーテンを閉めてくれと言う。 約5ヶ月はこの状態が続く。セミの声は変らなく聞こえると思うが、室温は多少涼しくならないかと期待しているが、果たしてどうだろう?


 7月27日梅雨明け宣言、とたんにセミの声が大きくなり夜鳴きも始まった。

 この年は猛暑日が多かったが、こんな状態なので窓を開けれない日が多く、ツクツクホーシもガラス戸越しに聞いた。本当はもう少し早かったかも知れない。


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