

幕末―信州・筑摩の山麓にその農家は建てられました。
現在でも日本の各地では、その地域の風土、風習を土台として造られた
美しい民家が多く残っています。麓庵のあるこの家もまた、信州の土に生まれ、山々を望み、人々を育んで160年を経てきました。
甍(いらか)の波と新緑の海。雪風に煙る山、囲炉裏のおき火。格子戸ごしの真っ赤な紅葉・・・。
民家と、民家を取り巻く風景は、妨げあうことなく
自然に溶け合い、調和しています。
とんかつと共にそんな空気も味わって頂ければ幸いです。

店内には四季の草花をあしらい、
揚げ物に信州の旬を添える―
かつ玄では「季節」を大切にしています。
そこで、とんかつではなかなか出せない「松本の旬」を
地元の食材にこだわることで演出しています。
春先のふきのとうや山菜、冬の野沢菜漬けなど。
四季のうつろいとともに
登場する土地の味。「昔くさい」古民家で、
より一層の「田舎くささ」をご堪能いただけたらと思います。
季節を五感で感じられる田舎家で
かつ玄のとんかつをお召し上がりください。