私達は、山形県産材に、こだわりを持って製材しております。
たとえば、山形県の原木では、柱を挽くことは、難しいと言われていました、しかし、一人の男性の一言によって、ためしに挽くことになりました。その一言とは「山形県の杉の丸太で、柱を挽く事、出来ないのか?出来ない事が無いのであれば、挽いてもらえないだろうか?」との一言、それから私達の挑戦が始まった訳です。
 まず初めにしなくてはならなかった事は、原木選びからです、いつも挽いている原木の太さは、20〜32Cmこれでは柱を挽くには太く、もっと細く素直(真直ぐ)でなければいけなかったからです。私達は、通常挽いている産地の細いところを、16〜20Cmの間の原木を、そろえてもらう事から、始まりました。まず
200本くらいそろえてもらい、製材する事にしました、16〜20Cmの丸太を、5.0寸角に製材し(荒挽き)、乾かす事にしました。


(切り口に、ボンドを、塗りました。)


 その次に、乾燥の問題でした、あくまでも人工乾燥ではなく。
天然乾燥にこだわり、時間を掛けて乾燥させる事にしました。材木は、日光を当ててしまうと、割れが入ってしまい(割れが入らない物もある)、見た目が良く見えない、さてどうする?屋根を掛け日光を当てないようにするしかない、そこで即席でパイプ小屋を作り、日光を当てず、風を取り込んで乾燥させる事にしました、ここでパイプ小屋を、作った際、雪の問題が…(山形は、雪が多く潰れないかの問題)
降って観ないと解らないとの結果に……

とりあえず日光の問題は、クリアーできたようです。

 次に荒挽きしていた物を曲がり、割れなどを見て、柱として使用できるか?その見極めが難しい所でした。もし、この事がうまく成功したならば、200本だけではなく300本、400本と増やしていき最終的には、自分の製材所でも、生産していく方向で話し合いまとまりました。乾燥させている柱に、果たしてどれだけ割れが入っているか、修正挽きして取れるくらいの割れなのかが、問題でした。まず挽いて見ない事にはどうしょうもなくただ時間だけが過ぎていきました。


 荒挽きを8月中旬始めてから約2ヵ月後、柱を挽くきっかけになった一人の男性から「そろそろ40本くらい挽いてもらえないだろうか?」との一言2ヶ月間乾かして置いた柱に含水計(水分を、測る機械)を、当ててみると含水率(水分)は、25〜35%乾燥としては、もう1ヶ月間くらいは乾かして置きたかったのですが、まず40本くらいなら、挽いてみるかとの事に、材木の性質を読み修正挽きをしてみたところ40本中、40本曲がらず割れは、入ってはいる物も有ったが柱として使用できるレベルでした。出来としては、まずまずの出来なんでしょうか。修正挽きした時の含水率は、30〜45%と、芯にいけばいくほど水分があり中まで乾燥しきれなかった所も見受けられ2ヶ月では、やはり早かったのかもしれません。そうこうしている中に、2週間が経ち含水率も20〜35%までに下がり、製品として十分に使える物が出来たようです。
柱を、製品にして解ったたことが幾つかありました。この経験を生かしてより質のよい製品ができるように心掛けて行きたいと想います。