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鹿児島について
「鹿児島」は何故「鹿児島」と呼ぶのでしょう。そしてそれはいつごろから呼ばれているのでしょう。
県名「鹿児島」は鹿児島郡に由来するようです。
中世以来の統治者・島津家の本拠が鹿児島(東福寺城〜清水城〜内城〜鹿児島(鶴丸)城)に 置かれていたことから、薩隅日3国を総じて鹿児島藩と呼ぶようになり、やがて県名として使用されるようになったということでしょうか。
(因みにこの藩という呼び方が使われ始めたのは江戸中期以後で、しかも公式に使われ始めたのは明治に入ってからとのことです。 つまり、明治元年に新政府が旧幕領に府県制を導入した際に、大名領を藩と呼んだということです。 この「藩」も廃藩置県によってすぐに無くなりますが。)

では、郡名の鹿児島の由来は何なのでしょうか。
鹿児島県のHPによると、

古くは桜島のことを鹿児島と呼んでいたという(薩摩・大隅半島に囲まれた島という意味か?)。 鹿児島そのものの名の由来は、野生の鹿の子が多く生息していたからとか、火山を意味するカグという言葉からとか、 多くの水夫(かこ)が住んでいたからとか、さまざまな説がある。

とあります。

鹿児島郡域?
▲700年ごろの鹿児島郡域?
「鹿児島」は桜島が起こりという説があります。
すなわち、桜島からその北岸の神社名(鹿児島神社=現鹿児島神宮)へと派生し、それが周辺へと拡がっていったというのです。
その起こりの部分は別として、かつては桜島、そして現在の隼人、国分などの錦江湾の北岸一帯も含めて 「鹿児島郡」だったというのは確かなことのようです。
(桜島や鹿児島湾北岸地域は、大隅国に桑原郡が新設されたころには鹿児島郡ではなくなります。)


「鹿児島」の由来とされる様々な説についてあげてみました。
・鹿児が多かったことによる。
・桜島の古名。「カゴ」は崖を意味し、四方が崖のようになっていたことによる。
・朝鮮語で鉱山を表すカグによる。