市の北東部に位置する住宅地。中心部を国道10号、JR日豊本線が突き抜ける。
かつては鹿児島市電上町線の終点、清水町電停もあった。
東部を吉野町、南東部を祇園之洲町、西部は南から稲荷川を挟んで浜町、春日町、池之上町、
北部を稲荷町と接する。
明治32年に清水馬場町が改称して成立する。
多賀山公園内にはかつての島津家の居城、東福寺城跡の石碑が建っているほか、
日露戦争時の日本海軍元帥、東郷平八郎の墓と石碑がある。
その南部、祇園之洲公園は天保年間に埋め立てられたところで、
薩英戦争時の砲台の跡や西南戦争の慰霊碑がある。
このほか、町内には鹿児島5社に数えられている南方神社と八坂神社があり、
本立寺跡には島津家初代忠久から5代貞久の石塔がある。
また、町の東部にある「重富荘」はかつて島津家29代国父久光が
重富領主だったころに別宅として使われていたところで、現在は「庭園旅館」なっている。