『フライの雑記帳』 2004年8月

■お盆明けの平日釣行  27日(金)、有給休暇を取得しホームグランドへ。  今年の夏は、本当に夏らしい夏で暑かった。  当然、川は渇水状態、魚も暑さにバテて石下からなかなか出てこない状況でした。  しかし、ここ数日は、朝晩がめっきり涼しくなり、魚の活性も上がってきているのではと考えての釣行です。  まあ、自分に都合のよい思いこみですが、釣り人は、わがままで身勝手ですからね。    朝、4時に起床、入渓は5時30分、こんなに早い時間は、今シーズン初めて。  新しく巻いた#14のアントのドライフライに魚がとても良く反応します。  シーズン当初、良型の山女魚をバラしたポイントで、同じように流心脇から山女魚が出てきました。  慎重に合わせ、魚の引きを十分に感じた次の瞬間・・・悪夢です。また、バレてしまいました。  このポイントは、3、4尾は溜まってます。良型が何度かフライに反応しますが、フッキングしません。    今日は、魚の活性が高いので、次のポイントに期待し釣り上がりました。深さのある大場所、しかし、反応がありません。  活性が高いので流れ込みに定位していると思い、流れ込みの流心脇にフライを流すと予想通り、山女魚が出ました。  今度は、#14のアントががっちりとフッキングしています。  深場に逃げ込もうとする心地よい山女魚の引きを堪能しました。  深場に居るため魚体が黒っぽい8寸ほどの山女魚です。記念撮影の準備中にネットから元気に自己リリースしていきました。  「次がある」と自分を慰め、タバコを一服し、釣り上がりました。    チャラ瀬は、フライに反応はあるもののサイズが小さいのかフッキングしません。  次のドラマは、いつもは、ほとんどキャンセルする溜まりの流れ込みでした。  大石上の流心脇にフライを流すと、フライに反応しますが、魚が横向きの体制でフライを捕捉できないようです。  サイズは、あまり大きくありません。もう一度、フライを流すといきなり良型の別の山女魚がアタックしてきました。  流れに乗って一気に下流に走ります。本当に山女魚の引きはしびれますね。  慎重にランディングすると体高のある8寸の雌の山女魚でした。今度は、自己リリースしないように慎重に撮影。  その後、小さい山女魚を3尾釣り、良型を1尾下流に走られてバラしました。  川は相変わらず渇水状態ですが、気温が下がり、秋の産卵に向けて、魚の活性が上がってきています。  9月は、バッタの時期です。大きめのテレストリアルパターンでの釣りが期待できます。  次に繋がる良い釣りが出来ました。有給休暇が無駄では無かった。   大石の上で出ました。   良く走った雌の山女魚  

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