『フライの雑記帳』 2005年9月
■ミネラルウォーター
ホームグランドでの釣りが芳しくないとき、最近はポリタンクを持参し、船形山系の湧水をいただいてきます。
やはり水道水とは違い、とてもやわらかく飲みやすい水です。結構、この湧水が目当てでわざわざ汲みに来る
人が多いことにびっくりしました。ちょっと、ミネラルウォーターフェチになりました。
船形山系の湧水
■夏と釣りの終わりに向けてゆったり釣行
9月11日、日に日に日暮れが早くなり、秋に近づいていきます。
今日は、日曜日、家をゆっくりと出発しホームグランドへ入渓しました。
入渓すぐのトロ場、盛期に良型の山女魚をバラしたポイント。
今シーズンお気に入りのプードルアント、今日は、新しいがまかつ製フックに巻いた12番です。
台風の大水で多少渓相が変わっています。木が覆い被さって釣りずらかったポイントも今日は木が無くなっています。
トロ場の流れ込みの流心にフライを乗せて流すと、スーッとフライが消えました。
当たり、手応えがロッドにビシビシ伝わります。深さがあるので魚は三次元で走ります。
盛期に良型の山女魚をバラした記憶が蘇ります。その時と同様にフックはバーブレス、ラインテンションに気を付けて
慎重に寄せていきます。立派な雄の山女魚をネットに納めることが出来ました。
それにしても、頭の大きな山女魚です。正直、他人とは思えませんでしたね。
デカ頭の山女魚
■恒例の友人とのシーズン納竿釣行
9月23、24日の日程で福島の友人と釣行をしました。
今回、愛車ゴルフの調子が悪く高速バスで福島入りしました。(不思議と毎年この時期は高速バスだなー)
午後、ゆっくりと夕まずめ狙いでO川へ入渓しました。果物畑に囲まれた里川です。
私は、小さな流れの瀬で岩魚をヒットしましたが、岸際のボサに入られてバラしてしまいました。
その後、結局二人とも芳しい当たりも無く終了。
飯坂温泉の老舗旅館(伊勢屋)の温泉に入って帰路に着きました。(さすが、源泉掛け流し、効きます。)
その夜は、友人のお母さんの美味しい夕飯(手作り餃子が絶品)とお酒(宮城の地酒 日高見)をいただきぐっすり就寝。
O川堰堤下を攻める友人
翌朝は小雨模様、夕方からは本降りとの予報。
摺上川支流のI川に入渓しました。フライも振りやすく渓相もバッチリ。
先行者は居ませんでしたが、友人が熊の足跡を発見。かなり古い足跡でした。
ポイントというポイントに二人でフライをプレゼンしますが、芳しい反応がありません。
入渓から3時間ほど経過し昼食、この辺からフライへの魚の反応が良くなってきました。
友人も何度か大物がフライにアタックしてくるもののフッキングに至らず。
摺上川支流のI川
二人とも魚の顔を見ることなく、納竿の時間が迫ってきたころ、左岸を攻めていた私に突然ドラマが・・・
浅瀬の何でもない流れ込み、バリバスの軽量フックに巻いた14番のテレストリアルパラシュートを流れの筋にプレゼン
したとたん、いきなり魚がアタックしてきました。
友人が「大きい」と声を上げました。ぐんぐんとラインを持って行かれます。
下流に走らせラインテンションを保ち、慎重にランディング・・・29cm泣き尺の綺麗な山女魚でした。
今シーズン、有終の美を飾る最高の山女魚でした。
その後、友人にも何度か大物の当たりが来ましたが、フックせず残念ながら納竿となりました。
この日も飯坂温泉の老舗旅館(伊勢屋)の温泉に入って帰路に着きました。
二人で、また来シーズン良い釣りをしようと約束しました。
何気ない浅瀬に大物が・・・
泣き尺、有終の美
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