『フライの雑記帳』 2003年7月
■7月5日(土)山河破れて夢消える
福島の友人A氏と古い友人とも恋人とも言えるK川へ釣行しました。
早朝、入れ食いの爆釣を確信し車を福島へ飛ばしました。
入渓は、AM9:00、茶色に川が濁っていました、途中まで伐木のためブルが入っているのはA氏からの事前情報
でわかっていましたが、まさか、思い出の堰堤までとは考えていませんでした。
伐木作業で危険なため工事現場から虚しく戻ることとなりました。
ダム工事でこうなることは理解していましたが、なかなか現実を受け入れることができませんでした。
約10年間お世話になったすばらしい渓流と豊かな森でした。
受け入れたくない現実
しかたなく、虚しい気持ちのまま本流に入りました。
ここも、ダム工事でかなり痛めつけられていました。
魚は居るのですが、神経質でフィーディングレーンには出てきません。
特に木々が伐木により少なく、羽虫が激減しているのも魚たちに元気がない原因かもしれません。
本流の堰堤 禿げた山肌が痛々しい
A氏が堰堤で粘ってこの日唯一の山女魚を釣り上げました。
(実は、餌釣りです。堰堤下の深みで魚は動かず、フライは惨敗でした。)
精悍で綺麗な山女魚
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