『フライの雑記帳』 2002年9月

■過ぎゆく夏を惜しむ  9月14日、15日と会津へ釣行しました。  メンバーは、福島のA氏、会津のほそさん、そして私の3人です。    14日朝、私は仙台から福島のA氏宅へ、車を巨大なA氏のランクル100に乗り換え一路会津へ。  (最近装着したDVDナビ、凄い機能が満載ですね。私は気になって事故りそうです。)  ほそさんとの待ち合わせは、塩川の「北海ラーメン」あまり知る人は少ない美味しいラーメン店です。
   「北海ラーメン」       ほそさん、A氏
 昼食後、山都町のI川へ向かいました。
 有名河川のため、結構釣り人が入っており、かなりの距離を釣り上がりました。
 駐車した車への帰り道、林道脇の溜まりに岩魚が数匹群ておりA氏が餌で穴釣りで狙うもバラしてしまいました。
 結局、釣果はマタギ?のほそさんが釣り上げた岩魚一尾だけでした。(ほそさんの釣り上がるスピードは、速い、速い)
   ほそさんとA氏     ほそさん(マタギ?)
 
A氏と私(photo by Hoso)(photo,retouch by Hoso)
 

 その日の宿泊先は、会津若松市内の私の実家でした。
 母の手料理と美味しい日本酒をいただき。
 父の真空管アンプとアルテックのスピーカーを組んだオーディオで昔買い貯めた古いLP聞きながら夜更けまで話しが弾みました。

 
 15日は、A氏と2人、福島への帰路の途中、ほとんど無名の川へ、水量が多く上流部は遡行が大変でしたが魚影は濃かったです。
 A氏も私も、仲良く山女魚を一尾づつ釣り上げ、楽そうな下流へ移動、しかし、下流はぱっとしませんでした。
 A氏が餌釣りで山女を一尾、私が25cmオーバーの立派なハヤをフライで釣りました。
 (山女だと思ったのにガックリ疲れました。)
 午後3時には納竿し、帰路につきました。
   唯一の山女魚        下流部
 もうすぐ、禁漁になります。河原にはススキの穂がたなびき、空も高くなり、いよいよ夏も終わりです。
 なんとも言えない、寂しさというか、やるせなくなる時期です。(毎年のことですが・・・)


■初秋納竿
 年次有給休暇を取得し20日、21日と福島の友人A氏と今シーズン最後の釣行をしました。
 場所は、毎年納竿のお約束の場所、摺上川支流のK川です。数年でダムに沈んでしまう川です。
 今回は、愛車ゴルフがセルモーターの故障で代車もないので高速バスを利用し仙台から福島へ向かいました。
 十数年ぶりのバックパック旅、不便ではあるけれど、なんか新鮮でワクワクしました。
 二十代前半に大学部時代の山岳部で愛用していたICI製の古いザックにパッキングして、混み合う朝の高速バス乗り場へ、
 こんな時はやっぱりパックロッドが便利です。


古いザック       高速バス乗り場


初日、お昼近くから入渓となりました。あまり期待できる時間帯ではありませんが、気持ちの良い秋晴れでした。
最初の堰堤を越え、堰堤上を釣り上がって行くと、春に私が尺上の岩魚を釣り上げたポイントで友が泣き尺の岩魚をヒットしました。
「やられたー悔しいー」と心で叫びました。焦る気持ちを抑えながら、先行させてもらいました。
チャラ瀬の石脇から突然岩魚が私のフライに飛びついてきました。かわいい幼稚園サイズでしたが、なんかホッとしました。
また、その上の今度は大きめの岩脇で狙いどおり、岩魚がフライをくわえました。サイズアップしたので、記念撮影しました。
友も魚止めの滝壺で山女魚を一尾釣り上げ、結局釣果は、岩魚三尾と山女魚一尾でした。
帰り道、ダム道路の橋脚工事の向こうに綺麗な”鰯雲”が・・・初秋ですね。


サイズアップした岩魚  鰯雲


友の家に宿泊、炭焼きが美味しくて日本酒を飲み過ぎたのか、早朝に出発する予定が、結局AM8時過ぎに起床。
こうなれば、美味しい朝食をたらふく食って出かけることにしました。
入渓は、AM10時、異常に減水しているためか魚がとても神経質で、例年なら大きなフライに獰猛に食らいつくはずが・・・
これといったドラマがないまま釣り上がっていきました。退屈なので、コケと日だまりが綺麗な場所で撮影。
堰堤で今シーズン最後の昼食、ちょっと贅沢に”エビスビール”を飲みました。秋晴れの空の下、友は疲れて岩の上で昼寝。
堰堤上も反応がしばらくなかったのですが、友が落ち込みに魚の陰を発見。狙うもフッキングせず、私にバトンタッチ。
落ち込みの白泡にフライを落とすとあっけなく山女魚が飛びつきました。かわいい幼稚園サイズですが、今日は貴重な一尾です。
その後もドラマはなく。初秋納竿となりました。また、来シーズン友と元気に再会し、良い釣りができますように・・・


日だまりの中の友    貴重な一尾



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