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432 FEED

このたびのfeedの新調に際して思わぬトラブルに出くわしました。
1時間掛けてアンテナに取り付けてみると、当日は問題なく動作するが、翌日には受信状態が
怪しくなる。まるでフェージングがあるかのようにスウーットLNAのホワイト雑音が消えてなくなる。
はじめのうちは、カラの送受切り替えをしたり、VからHへfeedをまわしたりしていると回復する。
LNA自体がおかしいのか、接続ケーブルが半断線しかかっているのかと何度もANTから降ろして
室内でジックリ点検するが、どこも接触不良などない。
さては不思議なこともあるものだと思案に暮れながら年を越すこととなった。

それではと、テストベンチのテストコードの長いものをつくり、feedを窓の外に出してテストすると
件の現象が再現しました。 原因箇所もすぐに判明しました。何のことはない、LNA outから
ISO inにいたる5DFBのISO inのコネクタとケーブルをいじると再現する。

コネクタを分解してみてハタと手を打ちました。
温度変化によるケーブル芯線(絶縁物の老化を含めて)の伸縮が直接の原因でした。
暖かい室内のテストベンチではOKで、冷たい外で一晩過ごすとスッカリ縮んで短くなるのだ。
よく観察すると、普通のセンターピンはズングリしているのに、このセンターピンはいやに
先が尖ってテーパー部分が長い。しかも運悪くこのセンターピンはハンダ付けが短いため
コネクタの奥にわづかに引っ込む結果になっていました。  (2020.01.04.)




ゴメン・・チョット実験で旨くいってしまってそのままにすること9年半、忘れてしまったころに
それはやってきた。度重なる台風接近に備えてFEEDを避難させているうちにリターンロス
が、怪しくなってきた。40dB近くあったものが22.2dBとメーターがゴネている。
偏波回転機構がジャマをして、オイそれ!とはツツッポの中の点検ができない。

A21もARRLもこのまま強行・・・。予め古い同じサイズの反射板を使って、忘れてしまった
ツツッポの中の秘密?の再現を試みる。何回か試していると思い出してきて40dBは軽い。

現用FEEDを分解してみて唖然とした。鉄さび・白さび・緑さびがコレデモカ!とばかりに
クッツイテいた。こればかりは物持ちの良い私でも再用することは諦めて新規に作成した。
実験したそのままの穴あきVU40のツツッポ自体も新規に作り替えてスッキリきれいに
なりました。   (2019.11.23.)    432 dual FD-3-1 .jww.pdf       432 dual FD-3-2 .jww.pdf

WQF先達のアドバイス防錆塗装はテナコートをエレメントにその他にはパワーテックを
塗布しました。共振波長が長くなりました。   モシモシ カメヨ カメサンヨウ・・・


猫の手

回転機構の不調に伴い、キレイサッパリと手動専用に組み換えました。(2017.09.24)


「猫の手」が欲しいとつぶやきましたところ、JA4BLCご本尊様からお下がりをいただきました。
しばらくいじっているうちにデスクが手狭になりましたので、27年前のご本尊様の猫の手回路図
丸呑みで、KR500コントロールBOX内の忍者スタイル(天井にぶら下がり)PCBに、
偏波制御100V ACモーター用SSRとともに組み込んでみました。  (2011.06.25.)

猫は躾が難しくて、チョット油断するとお魚の方に目が向いてしまいますので、管理に手を焼き、
自由解放することに。シンプル イズ ベスト、もっぱら手動でロータリー偏波切り替えしています。









偏波回転

ゴメン チョット実験・・のつもりが うまくいってしまって 忘れ去ること 3年・・。ついに動かなくなる。
回転角度指示VRの軸にスラスト方向の力を受けさせ、ギヤヘッドにはラジアル方向の力をモロに
保持させていたのだから・・・当然ガタが来た。 (2018.04.07.)


これを改めて、ID20mmφのベアリングにOD20mmφのパイプを打ち込みパイプを固定することとした。












中央に角度指示用VRの頭が見える。これでVR軸に掛かるスラスト方向の力は消えて、VR巻き線と
摺動子の接触不良は無くなり、角度指示が読めなくなることは無くなった。






1mmφワイヤロープ巻き取りリールは上下をミニチュアベアリングで固定し、さらにギヤヘッド
とはフレキシブルカップラーを使って軸のズレを吸収させた。 もともとのリールは40mmφで、
溝が浅く、角度両端でワイヤが緩んだとき4mmしかない溝を乗り越えてよく外れていたので、
60mmφの側盤を取り付けてワイヤが緩んでも外れないように加工した。
今度こそは・・・しばらくはおとなしく、動いてくれると思うのだが・・・。 (2018.04.17.)

70cmでは偏波回転は必須である。回転させずにVHを同時に受信すると目的外の偏波の
ノイズが同時に入るのでS/Nが悪化する。

お皿の数m先に真竹のたけのこが数本ほど伸びてくるとVHのノイズレベル差は10数dBにも達することを思い知った。
当初は600mほど先の漁村の電気雑音が梅雨のため絶縁低下で増えたな・・と思っていたが、食事をしながら窓の外
を見ているとき、ハット気がつき、これを切り倒すとVHのレベル差は1dBにもならない。ビックリシタナモー。
それだけLNAのNFがいいことも実証しているのだが・・・。(2018/6/16)
今までにもそんなことはあったのだが、梅雨が終わると直った・・・と思っていたのだ。
実はたけのこを切り払ったときに雑音はなくなっていたことに気がつかなかったのだ。




長期にわたりメンテを怠った結果、回転不調を来たし、丸1日を費やして再調整。原因は、
TX用RG9A/uがずれてきて、防護ケースの角に当たるというもの。少し太めのビニール
パイプに割りを入れてケーフルを通し反射器裏面に固定して、回転に伴いケーブルが
自由に伸縮移動できるようにして一件落着。このときHF400の密封容器の蓋が割れて
いるのも発見。とりあえず粘着テープで裏表補修。  (2017/09.24)


梅雨を控えて1年ぶりにfeedの点検をしてみると、雨傘布は紫外線でボロボロ、アワヤ!リレー
BOXまで侵される寸前でした。DIYでRL-BOXとLNAが丁度入る蓋付き雑用箱が見つかりました
ので、これと交換したところ、ケーブルの張回しも具合よくなり好都合でした。
ついでに、切れかかっていた模型飛行機用の索引ワイヤも、1mmφのステンレス撚り線に取換え
事前に事なきを得、まずまずの点検成果でした。  (2015/06.04)








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以下は 432 dual folded dipole rotatable feed  の裏側です。   (2011.03.31.)
黄色い防水テープでぐるぐる巻きのケースの中にOriental moterのAC100V 1W レバーシブル ギヤード
モーター「ORK1GN−A(0.2kg)」と1/30ギヤーヘッド「OGN30K(0.3kg)」を収容、ラジコン模型飛行機
用牽引ワイヤでFEEDを取り付けてある中央のビニールパイプをレバーを介して左右に動かす方法です。

偏波角度指示用VRは、feedを取り付けてあるビニールパイプの反対側(最上部)の終端キャップの中に
固定されており、その軸を反射板支持材に取り付けてあります。つまり回転部は之と反射板の4個の
ベアリングで支持している訳です。この部分の防水には、牛乳パックが有効で切り込みを入れて反射板
支持材の上から被せた後を防水ビニールテープで巻いておきます。
(500ccペットボトル下半分に取り換えました。)


リレーもLNAもともに動きます。之に骨折れ雨傘の布地をはぎ取って、腰巻きの要領で巻き付け、その外側を
ゴルフ練習ネット修理用ナイロン紐で縛ります。バケツなどをかぶせるよりも受風面積が少なくなります。
90度偏向するのに2秒チョットですから、偏波が変わっても自分のエコーのシッポが聞こえます。

ビニール袋にくるまっているのは432MHz isolator


タッパーの中は EME HF400 TRリレー、アルミケースの中は432 LNA。









NEW dual folded dipole

このfeedの実用結果は送受ともに良好で、432のmain feedです。(2010.Mar.31.)




ヒントは HJ No.93 ”2.4Gのすすめ”特集p95で、適当に制作しカットアンドトライ
してみると意外にも簡単にマッチングしました。    リターンロスは常に30dB以上です。
ザット視てみた放射特性も良く、G/Tも僅かに良い結果です。
心配なのは雨滴の付着によるリターンロス、ミスマッチノイズの変化でしたが、
実用してみて、特に不具合はありません。(2010.Mar.31.)


防水前


中央支持部は4個のベアリングを使っており軽く回転できるが
まだ駆動部は取り付けていない。


  432 dual FD 構造図 >>>>>>>>>  dual FD 432.pdf

op of feed



Old dual dipole (432)



VH偏波切り替えは、HF2000による
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1296 FEED


W2IMU horn



       本体マウント及びL−NR接栓取り付用として、アルミ5t x 50w x 166IDの半円金具を特注し、
     接合部は自家工作したものを使用。本体は0.4mmtのステンレス板。リターンロスは35dB以上
     ですが、TR間アイソレーションは20dB以下で良くありません。

     2008.10.11. ARRL を控えて 底板を改良(VE4MA hornの底板作成時発見?)アイソレーション
     は30dB以上に向上。


  放射パターン図 >>>>>>>>> ANT-23 Pattern.pdf


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