自己流LNA SLNA 23(RL+G4DDK VLNA23+BPF+Pamp) G4DDK(VLNA2 VLNA23) 自己流(5型)
SLNA 23 #3(現用)
今年は暖かい冬ですが、それでも外気温の低下による芯線等の短縮が原因で発生するルーズコンタクト障害 を2件完治することができました。 (2020.01.20.) 1つは432 feed box 内のLNA outからIsoratorに到るメーカー製の15cmほどの5DFBケーブル先端の BNCコネクター内のピンの接触不良(特殊な形状であった)、もひとつが今回のSLNA23の保護用内臓リレー ブロック内のハンダ漏れが原因の接触不良?=ワイヤは交錯しているが接触しているだけのため、外気温が 下がると動いて接触不良となるというもの。これを作ったのはナント9年半も前のこと、ビックリシタナーモウ・・
振り返ってみれば、年に一度か二度何かおかしいと思って降ろして室内で調べてみてもどこも悪くない・・・ 予備に取り替えて運用しているうちに忘れてしまって、ある日、使ってみると何のことは無い上等である・・・。 このとき暖かいことなど夢にも考えていない。これを9年半も繰り返してきたのだからあきれてものが言えない。
ドイツのCWオンリーさんからskedの申し込みがあり対応するが、相手が聞こえない・・・自分のエコーは聞 こえるので、スッカリ油断してしまった。其のうち他のモニター連中から喧々諤々のクレーム。one way か? と思いそのまま”ゴメン”といって平然と?終了。 ところが明け方になると自分のエコーも怪しくなり、Rn/Cs を調べてみると常時5.5dBはあるものが0.8dBしかない。 このときまだ気温の低下に気がついていなかった。
無条件で予備LNAと交換して調べてみるがどこも悪くない・・。これは徹底して調べなければまた再発する。 室内は20度外は5度・・。 ここでヤット432のfeed boxで経験したと同じ気温の低下が原因と気がついた。 NF測定回路のままコードを伸ばしてLNAとノイズソースを窓の外へ。 30分もするとNFが悪化し始め2時間もするとNF=4以上となった。 また室内に入れておくと回復する。
LNAを外に出したまま切り分けるとリレーブロックがNGとわかった。ここまで来ると何のことは無い・・・ 目視で(もちろんルーペ使用で)9年半前のハンダ漏れを発見した。 メデタシ メデタシ と言っていいのかどうか。 恥ずかしい・・・。
SLNA 23 #3(現用)
久しぶりにサンノイズ測定。LNAout + 5DSFA 10m 雨切盤 から2m JA1AUH後藤型 NF/LM(BW 1MHz) で測定。 SUN/CS=15dB まずまずの成績かな?。 ついでに JT65cモードの通常交信時のエコーを見てみる(エコー測定モードではない)。 RXはサブキャリアにzero inさせていない。 C/N=23dB ほど?。(2017.09.25)
2017.9.15.大型台風18号の襲来予報。久しぶり(2年?)にfeedを降ろすことになったのでLNAの点検を 実施。NF0.2、gain43dB、波形変化なし・・・・、無調整で点検終了。超安定。ビックリ。 (2017.09.16.)
SLNA 23 #2(予備) 続けて予備LNAもメンテナンス。やる気の失せたペルチエ素子も綺麗サッパリ取り払い現用にならって BPFとPampを銅版で固定、配線は現用のお下がりで済ませる。成績もそこそこ、23LNAの決着を見る。 SLNA 23 #2(予備) 総合NF=0.25 総合gain 40dB (2015.08.10)
SLNA 23 #3(現用)
続いて台風13号の襲来。ならば・・・と現用の宙ブラリンのBPFとPampを銅版で固定。かつ盤間配線を 0.085セミリジッドに取り換える。・・・までは良かったが、直後から出力SMA-P<>BNC−J変換コネの 内部側SMA-Pを絞めるとルーコンが発生する事態が起こり、家事の合間の退屈な時間を持て余さずに 済んだ。最初に睨んだのが0.085SMA-P内の変換プラグのハンダ・・・ジヤンクという概念が頭から離れず 何度やり直しても同じ。配線取り換えに際して、セミリジッドを力ずくで盤間に合わせたときPampの出力 SMA-Jと基盤間のハンダが外れた結果、遥か彼方の力が加わるとルーコンとなることに気が付いたのは 2日後でした。これでSLNA全体の蓋を閉じると波形が変わると言う恥ずかしい現象からは解放された。
G4DDKを取り換えながら総合NFを計ると、G4DDK単体では顕微鏡的差異しか見えないのに、総合NF では、ハッキリ0.1dB単位でよくなるものがあった。それは入力C1が3PFの市販セラミックのものであった のは意外で、入力のRLなどとの相性がよっぽど良いものと見える。これは数日前TR1を取り換えた、それ まで現用としていたG4DDK VLNA23でした。 即現用へ復帰させる。 (2015.08.07.) SLNA23#3(現用) 総合NF=0.2dB 総合GAIN=43dB
SLNA 23 #3(現用) 台風9号の接近!ということでFeed一式を降ろしたついでに1年ぶりに性能チェック。現用は波形が かなりシャープになりすぎてきた感じ。弄り回しているとそれはBPFのせいではなくて、各素子の アース接触不良が原因と分かった。欲張ってさらに弄り回しているとTR1がダウン。別のG4DDK と取り換えてOK。ダウンしたTR1を取り換えるのが大変。鼻眼鏡も最近は全く役に立たない。 台風の連続襲来でまだアンテナに取り付けできず。(2015.07.28.)
SLNA 23 .2014.7.11. 先日台風8号襲来のため降ろしていたLNAの性能点検をしたところ 予備は1年前とNF・gain・F特とも変わらなかったが、さすがに現用のF特が少し 狭くなっていた。しかしNF=0.2、Gain=41dBでOKとして、蓋も開けずにその まままた基地へ(2014.7.15.の予定)
SLNA 23
防水タッパに収容し農業用遮光幕を巻きつけた状態で35度以上の猛暑日 29日をダウンすることなく乗り切り、所期の目標を達成できたことは幸せ。 予備を含めてしばらくは改造の予定はない。 (2013.08.27)
一難去ってまた一難 長い夢を見ていた間に梅雨に入り、気になっていた防水を確かめたところ見事にOUT! やはり大き目の防水ケースが必要、(2013.6.7.)再調整した結果は以下のとおり
現用にのみアイソレーターを組み込みました。(2013.6.11)
現用SLNA23#3(RL+VLNA23+BPF+Pamp+Isolator) (2013.6.11.)
予備SLNA23#2(RL+VLNA23+BPF+Pamp) (2013.6.11.)
総決算などとは早すぎました。
SLNA70と同じような泥鰌は居ないものかと先ずは牧電気の3セクション23cm用フイルタキットを 購入し手を加えて狭帯域化したのち、1651後継の2711をP-ampとして使ってみたところ、同じよう な泥鰌がいるのを見つけました。BPF1もBPF2も同じNF結果でした。 (2013.4.29.)
G4DDK VLNA23+BPF(1)+Pamp の総合特性
G4DDK VLNA23+BPF(2)+Pamp の総合特性↓ 自己流SLNA23 #2へそのまま流用(RL+VLNA23+BPF2+Pamp2711)、予備 (2013.5.6.).
あちこちいじりり回しているうちに頼みのAUH NFメーターのAGCランプが点灯せず。1992.9.28.製作後 はじめての故障、ただのランプ切れで同じぐらいの太さの緑LEDに取り替えて一件落着。(2013.5.6.)
BPF1に更に手を加えて狭帯域化し、保護RLも含めてSLNA23#3としてタカチケースに収容する。 総合NFは推定0.3、総合利得は約43dBほど。現用とする。(Pampは2712を使用) (2013.5.6.)
現用 SLNA23#3(RL+G4DDK VLNA23+BPF1改+Pamp2712)の総合特性 (2013.5.6.)
Rubidium osc 10mHz OUT+74HC04(A/Dconv)+1651(amp) でFずれチエック (2013.5.9)
SLNA 23の総決算(2)
2012夏、日中のみLNAがダウンする現象に遭遇。降ろして測定するとなんの異常も無い。 アンテナが東向きのときは異常なしで西向きになるとダウンする??。 ハタ!と思い当たったのがJA1WQF笠井さんから最初にG4DDK LNAの紹介を受けたとき 南国では真夏がどうかな!とアドバイスがあったことでした。東向きではLNAに日が当たらない! 西向きでは防水布で放熱がよくないところに、その上から太陽が照りつけていた。外気温度が 32〜33度を越えるあたりから動作が怪しくなる。(Rn/CS=5dB<で常時チエック可能)
デイッシユの金網の切れ端をカマボコ状に折り曲げてその上に農業用遮光幕を2重に巻きつけて LNAに日陰を作ると同時に風通しを良くしてみるとダウンすることは無くなった。 それではと、LNAの裏スペースにペルチエ素子と温度センサーを取り付けようと四苦八苦して いるうちに秋が来てしまい、電流制御ではなく電圧制御が簡単だとわかったところで中断している。
SLNA 23 の総決算
2011.10.31. | 推定総合NF | gain(dB) | Sun noise(dB) | solar flux | G/T | SLNA 23#2 | 0.25 | 50 | 17.5 | 104 | 15.36 | SLNA 23#3 | 0.2 | 48 | 18.0 | 104 | 15.87 |
註 SLNA 23#1 = 欠番 (ケースをSLNA 70#3 へ流用) SLNA 23#2 = RL+G4DDK(VLNA2 2/3)+post amp+isolator VLNA2 1/3=予備 VLNA2 3/3=NF標準機(NF 0.25) SLNA 23#3 = RL+G4DDK(VLNA23 1/2)+post amp+isolator VLNA23 2/2=予備
JA6AHB 自己流LNA(SLNA3改) RL+ G4DDK (VLNA23) + P amp + Isolator G4DDKを旧型改造から今回のVLNA23(1/2)に取り替えてみました。 推定総合NFは悪くても0.2dB、gainは48dB。 (2011. 10. 05)
G4DDK VLNA23(=VLNA2+ 23cm)
VLNA70購入のついでに、VLNA2+バージョンを購入、試して見ました。 結果は上々。前回のVLNA2の経験から、コイルのcut&tryはなし、データとおり。
| 単体NF(dB)推定 | GAIN(dB) | TR1 Edr(V) | TR2 Edr(V) | VLNA23 1/2 | 0.1 | 32 | 1.64 | 2.89 | VLNA23 2/2 | 0.15 | 31 | 1.44 | 2.88 |
結果に文句なし。 (2011.10. 04)
VLNA23 1/2 のF特
VLNA23 2/2 の F特
JA6AHB 自己流LNA(SLNA3) RL+ G4DDK (VLNA) + P amp
最終成績をお天道様に教えていただきました。 (2011.01.22.)
測定日 2011.01.22. | | 推定総合NF | GAIN | SUN NOISE | SOLAR FL UX | G/T | | | | | | | | SLNA 1 | | 0.25 | 40dB | 16.2dB | 67 | 15.94 | SLNA 2 | | 0.35 | 43dB | 16.0dB | 67 | 15.73 | SLNA 3 | | 0.25 | 42dB | 16.3dB | 67 | 16.04 | 推定・・・自作後藤型NFメーターによるため。 総合NF・・・保護リレー+G4DDK+Pamp+Isolator SLNA1のみ保護リレー・Isolatorは外付け。(後日SLNA70#3へケースを流用) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
改修した旧型G4DDKをRL・P−amp・Isolatorとともに防水ケースに組み込む。(2011.01.20.)
SLNA2のIsolator挿入前後の波形で見えるように、今やIsolatorはLNAに必須条件となった。 波形を観察しているとIsolatorが負荷の影響をいかに改善してくれるかが明確である。 ピークのトンガリが無くなって、いかにもソフトな感じになる。(2011.01.20.)
拡大鏡を付けて重くなった鼻眼鏡をズリ上げながらやっとの思いでRLにコネクタを取り付けた。 RLとPampを含めた総合NFはどう控え目に見てもNF標準機単体よりも0.1dB良い。??。 (2011.01.17.) G4DDK (VLNA) + P amp お蔵入りになっていた旧G4DDKをバージョンアップ パーツを購入せずに改修してみた。 TR1はMGF4919Gに、L3L4を2mmUP、R2はそのままとばしてドレインをL5へ、R3はそのまま使用。 C1は昔?いじり回していたときピンセットで飛ばして行方不明のため、セラミックの代用品3pF。 発振気味になったので上蓋の磁性体をカットしてVLNA2と同様L5に沿って貼り付けると安定した。 これだけで我が家のNF標準機のVLNA2#3より0.1dB NFが良い結果が出た。まぐれか?
SLNA1と同じ構成でP amp入力を調整してみると、例のごとくVLNA単体よりも0.05dB以上 NFが良くなる。先達の示すNF=NF1+(NF2−1)/G1では説明できない。が3台同じ結果。 ?・・・・。総合利得は約45dB。 (2011.01.11.)
JA6AHB 自己流LNA(SLNA2) RL + G4DDK(VLNA2) + P amp
Transco SPDTを保護リレーとして使っていたが、N−LRに直結の場合斜めになってLNAの 収まり具合が良くないので、omronのカタログから G6Z−1P−Aを探しだし内蔵してみた。 外付けリレーよりも気持ちだけNFの劣化は少ないが、それでもコネクターを含むトータルでは 約0.2dBのNF劣化からは逃れられない。( 保護リレー抜きで直結する勇気は無い。) リレーを含めたトータルNFは約0.35dB。 総合利得は約50dB。 P-ampはin/outとも tap-down LのC同調・gain16dB。 多分これが私の1.3G LNAの最終版となります。 (2010.12.10.) 念のため結合度を押さえて総合利得45dBとし、RL周辺を配線替えしてFEEDに取り付ける。 Sun noise 15.6dB。 Solar flux 66. G/T=15.4dB. (2010.12.19.)
DU9 pedi.に備えてサンノイズを計ってみると10.5dBしか無くてTR切り替えの度に急変する。 気温低下でどこかにルーコン発生か?急遽SLNA1に取り替え戻して、調べるも原因不明。 SLNA1 Sun noise 16.2dB. Solar flux 68. G/T=15.9dB. (2010.12.24.)
運用状態に似せて、LNA出力に5DSFA10mを接続して見ると 1瞬2瞬?悪霊が出現、アイソレーターで祈祷するとピタリと出ない。 やはりp−amp出力は抵抗負荷に限るか・・・。 (2011.01.07) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
JA4BLC又賀さんから小型Isolatorの差し入れ有り。有り難く頂戴して内蔵してみた。 これで負荷がどのように変わってもお化けは出ない。 mni tnx(2011.01.14.)
順方向は1.5Gまでほぼフラット。
post ampを移動したため 1.5Dでかなり引き回す結果となった。
以下、トラゼネからの−70dBm入力の出力波形。総合NFはNF標準機単体より0.1劣る。
↑ Isolator 挿入後 ------------------------------------------------------ ↓ Isolator 挿入前
トラゼネからの入力−70dBm/出力+ISOLATOR+5DSFA10mの出力波形
JA6AHB 自己流LNA(SLNA1) G4DDK(VLNA2) + P-amp
自己流(5型)は所詮じゃじゃ馬・・・ご機嫌の良いときは飛び抜けて良いが、測定系の10dB ATTのメーカーが変わっただけでNFが変化することがわかった。 その点はG4DDK VLNA2は完全に安定している。いまいちGAINが欲しいということで、 post ampを工夫してみた。 3dB ATTを入れて接続しただけではNFはガタ落ちする。 微少容量・高抵抗など試した結果、現在のところ抵抗負荷出力のpost amp(15dB前後) の入力を50Ω終端し入力レベルを変えながらNFを観察するのが容易であるとの結論を得た。 前回の失敗に懲りて、十分検証したつもり?・・・まだアンテナにつないでいない。 しかし、これを以て1296 LNA 改良作戦は終結とする予定です。(2010.11.16.)
サンノイズ 16.5dB(後藤型LM)、 G/T 15.6dB(solar flux=78) と直前使用の 自己流LNA 23-5-2より約1dB、測定系確立以来過去最大の改善量となった。(2010.11.18) 構造上の改善点がいま少し残っている。 SLNA1 Sun noise 16.2dB. Solar flux 68. G/T=15.9dB. (2010.12.24.)
post ampはFHX35LG 1個、入力はL同調・出力は100Ω負荷。 NFはVLNA2単体より目に見えて良くなり、gainも12−13dB upする。 ケースは TAKACHI TD10−15−4N
測定ケーブル ループ
JA6AHB 自己流LNA(5型)
試作を重ねてその残骸を回収する地金屋さんが喜ぶ中、2010年初頭少し日の光が見えてきた。 が、QRO騒ぎと7月上旬の豪雨で基地エントランス道路及び無線小屋コンテナ南側急斜面の 崩壊騒ぎで忘れ去られていた。
VLNA2として性能が改善されたG4DDK LNAと自己流各型LNAとのNF比較をしているとき これが再び日の目を見ることとなった。(2010.9.25).
測定日 2010.09.25. | | NF | GAIN | SUN NOISE | SOLAR F LUX | G/T | | | | | | | | 現用自己流1型2号機 | | 0.25 | 45dB | 14.0dB | 77 | 13.07 | G4DDK VLNA2#2 | | 0.2 | 35dB | 15.0dB | 77 | 14.1 | 自己流5型5号機 | | 0.15 | 48dB | 15.6dB | 77 | 14.7 | Sun noise=被測定LNA+5DSFA 10m+自作CONV+自作後藤型LM NF=自作NFメーターの指示。
FHX35LG 2段 LNA
L1基部裏
左端は電源と2段目FHX35のソースVR、右端は初段FHX35のドレインVRとソースVR
L1を上からのぞく、4mmφ6角ボルトの長さがすべてに微妙に反応する。
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