笠地蔵・山形民話

笠地蔵・山形

昔々の雪国・山形県新庄のお話です。

ある村にお爺さんとお婆さんが居て、もうじきお正月だというのにお餅も買えません。おじいさんは笠を作り村に出掛けていきました。

売れ残った笠を担いで山道にさしかかり、ふとみるとお地蔵さんの頭は真っ白、寒そうに立っています。気の毒に思ったお爺さんはお地蔵さんに笠をかぶせてあげることにしましたが、笠が1つ足りませんそこで自分のかぶっていた手拭いを、お地蔵さんにかぶせてあげました。

…と言ったお話です。これと似たお話は各地にあるようです。
上の写真は山形県新庄市の一番街商店街
笠地蔵とおりにあります。
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