昔より足の小指の爪の根元外側近くにある至陰(しいん)穴が逆子の灸のツボとして使われてきました。最近では、病院や助産院でも至陰穴の灸を勧めることも多くなってきたようです。また、以前、読売新聞に逆子の灸に関する記事が載りました。
当院では、効果をより確実にするために“はり”を使い治療を行っています。
“はり”は・・・と思われる方は、お灸でも対応しています。
Q&A
Q お腹の中の赤ちゃんに悪い影響はないのですか
A ありません
Q 治療は痛いのですか
A 痛みはありません。
はり治療を続けると、お母さんの体調を整えお産が軽くなり、産後の肥立ちも良くなります。
お母さんになられる方へ
東洋医学にはツワリや安産のための特効穴があります。この安産のお灸はお産を楽にし、赤ちゃんが元気に生まれ、よりよい母乳が出て産後の日立ちを良くする素晴らしいお灸です。
お灸の効果
お母さんの体調を整えて妊娠中の足のむくみやだるさが取れ、出産時には陣痛が軽くすみます。また、子宮内の胎児の状態を整え、先天的に元気で胃腸の丈夫な子供が生まれます。
安産のためのツボとお灸の据え方
妊娠5ヶ月過ぎで胎動を感じたころから「三陰交」というツボにお灸を据えます。最初は三壮ぐらいから始め、月数が進むにつれて数を増やし、出産日前には20〜25壮ぐらいになると良いでしょう。
「三陰交」の場所は内くるぶしの上、6〜8センチぐらいのところで、骨のふちを押すと痛むところです。
最初に「三陰交」の場所とお灸の据え方を教えてもらえば、自分で出来るようになります。
艾(モグサ)の大きさは米粒大か、ごま粒ぐらいが良いでしょう。胎児の位置異状(逆子)にもお灸は大変良い効果があります。
お産は特別な異状がない限り、なるべく手を加えず自然分娩が望まれます。