夕焼け雲(昭和51年)
横井弘 作詞    一代のぼる 作曲   千昌夫 唄    JASRAC作品コード072-1643-2


夕焼け雲に 誘われて
別れの橋を 越えて来た
帰らない 花が咲くまで 帰らない 
帰らない 誓のあとの せつなさが
杏の幹に 残る町

二人の家の 白壁が
ならんで浮かぶ 堀の水
忘れない どこへ行っても 忘れない 
忘れない 小指でとかす 黒髪の
かおりに甘く 揺れた町

あれから春が また秋が
流れていまは 遠い町
帰らない 帰りたいけど 帰らない 
帰れない 夕焼け雲の その下で
一人の酒に しのぶ町