私が生まれて育ったところは
どこにもあるような
海辺の小さな港のある町よ
かもめと遊んでかもめと泣いた
幼いあの頃に
もどりたいもどりたいもう一度
男に捨てられた
泣かされただまされた
そんな私がそんな私が
ばかにばかに見えるでしょう
大人の世界を知らない頃に
もどってみたいけど
むりかしらむりなのね
いやになっちゃうわ
私が今度は生まれてくる時
男に生まれたい
泣かずにいるだけ得する話でしょう
それでも女に生まれたことが
ときどき幸せと
ひとなみに感じるわ夜明けの前に
男と女が
めぐり逢い愛しあい
嘘と真実が嘘と真実が
いつもいつも裏表
大人の世界を知らない頃に
もどってみたいけど
むりかしらむりなのね
笑い話よね
むりかしらむりなのね
笑い話よね