別れの一本杉(昭和30年)
    高野公男:作詞 船村徹:作曲 春日八郎   JASRAC作品コード095-0085-5  

泣けた泣けた
こらえきれずに泣けたっけ
あの娘と別れた哀しさに
山のかけすも鳴いていた
一本杉の
石の地蔵さんのよ村はずれ

遠い遠い
想い出しても遠い空
必ず東京へついたなら
便りおくれと云った娘の
りんごのような
赤い頬っぺたのよあの泪

呼んで呼んで
そっと月夜にゃ呼んでみた
嫁にもゆかずにこの俺の
帰りひたすら待っている
あの娘はいくつ
とうに二十はよ過ぎたろに