海(大正2年)
      作詞作曲不詳/文部省唱歌(五年)

 
松原遠く消ゆるところ
白帆の影は浮かぶ
干網浜に高くして
(かもめ)は低く波に飛ぶ
見よ昼の海
見よ昼の海

島山闇に著きあたり
漁火光淡し
寄る波岸に緩くして、
浦風軽く沙吹く、
見よ夜の海
見よ夜の海