背くらべ(大正12年)
海野 厚作詞  中山 晋平作曲 


柱のきずは おととしの
五月五日の脊くらべ
粽たべたべ兄さんが
計ってくれた 脊のたけ
きのう くらべりゃ何のこと  
やっと羽織の 紐のたけ

柱に凭れりゃ すぐ見える  
遠いお山も脊くらべ
雲の上まで顔だして
てんでに脊伸していても
雪の帽子をぬいでさえ
一はやっぱり富士の山