港町ブルース(昭和44年)
    深津武志 作詞      なかにし礼 補作詞     猪俣公章 作曲   森進一唄  JASRAC作品コード083-1391-1


背のびして見る 海峡を
今日も汽笛が 遠ざかる
あなたにあげた 夜をかえして
港 港 函館 通り雨

流す涙で 割る酒は
だました男の 味がする
あなたの影を ひきずりながら
港 宮古 釜石 気仙沼

出船 入船 別れ船
あなた乗せない 帰り船
うしろ姿も 他人のそら似
港 三崎 焼津に 御前崎

別れりゃ三月 待ちわびる
女心の やるせなさ
明日はいらない 今夜が欲しい
港 高知 高松 八幡浜

呼んでとどかぬ 人の名を
こぼれた酒と 指で書く
海に涙の ああ愚痴ばかり
港 別府 長崎 枕崎

女心の 残り火は
燃えて身をやく 桜島
ここは鹿児島 旅路の果てか
港 港町 ブルースよ