かなりや(大正7年)  
西條八十:作詞  成田為三:作曲


1.唄を忘れた金綜雀は
  後の山に棄てましょか
  いえいえそれはなりませぬ

2.唄を忘れた金綜雀は
  背戸の小藪に埋めましょか
  いえいえそれもなりませぬ

3.唄を忘れた金綜雀は
  柳の鞭でぶちましょか
  いえいえそれはかわいそう

4.唄を忘れた金綜雀は
  象牙の船に銀の擢
  月夜の海に浮かべれば
  忘れた唄をおもいだす