人を恋ふる歌(三高寮歌)(明治30年)
作詞 与謝野鉄幹・作曲 不詳


(3番まで)

妻をめとらば才たけて みめ美わしく情ある 
友をえらばば書を読みて 六分の侠気四分の熱

恋の命をたずぬれば 名を惜しむかな男ゆえ 
友のなさけをたずぬれば 義のあるところ火をも踏む

汲めや美酒うたひめに 乙女の知らぬ意気地あり 
簿記の筆とる若者に まことの男君を見る