襟裳岬(昭和49年)
    作詞:岡本おさみ 作曲:吉田拓郎 歌:森進一   JASRAC作品コード012-1217-6

 
北の街ではもう悲しみを暖炉で
もやしはじめてるらしい
わけのわからないことで
悩んでいるうちおいぼれてしまうから
だまりとおした歳月を
ひろい集めて暖めあおう
えりもの春は何もない春です

君は二杯めだよねコーヒーカップに
角砂糖をひとつだったね
すててきてしまった
わずらわしさだけをくるくるかきまわして
通りすぎた夏のにおい
想い出してなつかしいね
えりもの春は何もない春です

日々のくらしはいやでもやってくるけど
静かに笑ってしまおういじけることだけが
生きることだとかいならしすぎたので
身構えながら話すなんて
ああおくびょうなんだよね
えりもの春は何もない春です
寒い友だちが訪ねてきたよ
えんりょはいらないから暖まってゆきなよ