豊橋から 4 km 弱の JR飯田線との分岐点、平井(ひらい)信号所までの間は名鉄とJR飯田線
(いいだせん)との共用区間です(複線)。
下り線についていうと、豊川(とよがわ)を渡った先の豊橋起点 2.5 km 付近から上下線が離れ、
豊川放水路を東海道本線と一体の3線鉄橋(トラス)で渡った先で右カーブし、豊橋起点 3.9 km の地点で飯田線を分岐、名鉄は左に取って名古屋方面に向かいます。飯田線は右に取っ て盛土になっている名鉄上り線をくぐって北に向かいます。したがって立体交差になっていま す。
反対の上り線については、これよりもやや豊橋寄りの 豊橋起点 3.7 km 地点の盛土上で合
流しています(下図)。
豊橋−平井信号所間は 実は、下り線をJR、上り線を名鉄がそれぞれ所有し、合わせて複線
として供用しているものです。これは、すでに豊橋駅前にターミナルを設けていた旧豊川鉄道 (→国有化→JR飯田線)が豊橋駅乗入れを果たすべく、昭和2年に旧愛電が1線を腹付けしたも ので、それが今も継承されているものです。
豊橋からここまでの間には2つの小駅がありますが、もともと豊川鉄道の駅であって名鉄の駅
ではないので、現在でもJR飯田線の列車は停まりますが 名鉄は普通列車でも停まりません。 なお、並行するJR東海道本線上には対応する駅はありません。
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