5. 平井信号所

  豊橋から 4 km 弱の JR飯田線との分岐点、平井(ひらい)信号所までの間は名鉄とJR飯田線
(いいだせん)との共用区間です(複線)。
  下り線についていうと、豊川(とよがわ)を渡った先の豊橋起点 2.5 km 付近から上下線が離れ、
豊川放水路を東海道本線と一体の3線鉄橋(トラス)で渡った先で右カーブし、豊橋起点 3.9
km の地点で飯田線を分岐、名鉄は左に取って名古屋方面に向かいます。飯田線は右に取っ
て盛土になっている名鉄上り線をくぐって北に向かいます。したがって立体交差になっていま
す。
  反対の上り線については、これよりもやや豊橋寄りの 豊橋起点 3.7 km 地点の盛土上で合
流しています(下図)。
 
平井信号所付近の地図 (MapFan地図加筆 As)


下り線の分岐点 平成14 As
上り線の合流点 平成14 As

  豊橋−平井信号所間は 実は、下り線をJR、上り線を名鉄がそれぞれ所有し、合わせて複線
として供用しているものです。これは、すでに豊橋駅前にターミナルを設けていた旧豊川鉄道
(→国有化→JR飯田線)が豊橋駅乗入れを果たすべく、昭和2年に旧愛電が1線を腹付けしたも
ので、それが今も継承されているものです。

  豊橋からここまでの間には2つの小駅がありますが、もともと豊川鉄道の駅であって名鉄の駅
ではないので、現在でもJR飯田線の列車は停まりますが 名鉄は普通列車でも停まりません。
なお、並行するJR東海道本線上には対応する駅はありません。

[ 名鉄 名古屋本線 ]へ戻る [ 名鉄 名古屋本線 続 ]へ進む

トップページへ
トップページへ
親ページへ戻る
親ページへ戻る