呆れたオヤジ 2004

やまめ釣りをしていた時の事、3月の解禁間もない頃過去に実績のあるポイントに着いたオイラは
早速準備を始めつり始めた。

見渡す限り上流のポイントにも下流のポイントにも人は居ない。
始めてすぐにぽんぽんと数匹釣れた、こりゃ〜今日は良いかな絶好調の予感♪♪
その後もポツポツと釣れていた時の事。
後ろに人影が、ん? 見物、釣り人?

ところがだ、そのオヤジオイラの上流側3メートル脇でおもむろに準備を始めるではないか。
はは〜ん おいらに情報を聞きながら準備して、始めようって魂胆だな。
とおいらは思っていたのだったが・・・
いくら準備といっても近すぎる、邪魔だな〜このオヤジ、そして何にも話し掛けて来ないし。
 餌をつけて振り込みやがった。
まさか、冗談だろー 一振り、二振り、そして三振り目。
おいらも堪りかねて、ちょっと〜近すぎるんじゃないの〜 ?
ところがオヤジは無言のまま振込みを続ける。
おいらの竿は6.5メートル オヤジの竿は4.5メートル 間隔3メートル。
後ろから見たらものすごい異常な光景というより滑稽に見えるに違いない。
おいらが又
ちょ〜〜 近すぎるってば〜〜 邪魔だし、お祭りしたらどーすんの〜??

親父は無言で続ける。
くそ〜このオヤジどっかオカシインジャナイノ?
そしてその直後、ついにお祭りしてしまった。
言ったベー だーれ近すぎるんだおん 絡むに決まってるベー
流石にオヤジは、済みません、ッテ言って竿をたたんでいなくなった。
あたりまえだっぺ、こんな接近戦聞いたたことない! ふざけんじゃないよ

さ〜て 気を取り直してガンバッペー

が、話はここで終わらない。
1時間程経ったろうか、さっきのオヤジが戻ってきたではないか。
そしてこのふざけたオヤジは又仕度をし、今度は5メートル位下流でつり始める。
こりゃ〜! まだ絡まるベー!!
おいらが言っても全く聞く耳もたずでおいらに背を向け黙々と竿を振り続けるのだ。
一切こっちを向こうとしない、背中には絶対今度は動かないぞという意思表示がありあり。
こんなクソオヤジと遣り合って竿でも折ったらあほくさいし、時間も無駄なんでおいらが
その場を去ることにした。

しかし、オヤジよー!! そんなにしてまでその場所で釣らなきゃ駄目なんか??
それで楽しい??

川辺の出来事   No.2