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太陽系の惑星等の大きさ比較は次の表のとおりで、10億分の1の直径で比較してみるとその大きさが実感できる。 太陽が身長139cmの人とすると木星、土星、天王星及び海王星を除いて全ての星が「蟻のサイズ」に過ぎない。 10億分の1サイズの太陽からの距離を見た場合、火星までの星は条丁目で2丁に全て含まれる距離感である。


 星の名前 太陽 水星 金星 地球 火星 木星 土星 天王星 海王星
 赤道半径   (km) 696000 2440 6052 6378 3397 71492 60268 25559 24764 1738
 10億分の1 139cm 4.9mm 1.2cm 1.3cm 6.8mm 14.3cm 12.1cm 5.1cm 5.0cm 3.5mm
 実際の距離(万km) 5800 1億800 1億5000 2億2800 7億7800 14億2900 28億7500 45億
 10億分の1 58m 108m 150m 228m 778m 1429m 2875m 4500m
 惑星グループ 地球型惑星グループ
<地殻・マントル・環なし・衛星少>
木星型惑星グループ
<ガス状惑星・環あり・衛星多>
 
 黄道面 赤道面比 約7度 約17度 約7度  
 公転方向 太陽の北極方向から見て反時計回りに回っている  
 自転方向  − 反時計回り 時計回り 反時計回り 時計回り 反時計回り  



太陽の表面(大気)は3つの領域、光球、彩層、そしてコロナに分かれ、その内部は、太陽系の全質量の99.8%以上を占める強烈な高温のガスで満たされている。表面の温度はおよそ摂氏5500度で、核の温度は摂氏1550万度以上。
太陽が活動を始めて既に約45億年。現在その核にある水素のほぼ半分を使い果たし、今後も50億年ぐらいは水素を使って燃え続け、その後はヘリウムが主要な燃料として使われると考えられ、いずれは現在の大きさの100倍ほどに膨張し、地球やほかの惑星をのみ込むと考えられている。


水星は、公転軌道が楕円形であるため、太陽との距離は近いときで4700万キロ、遠いときは7000万キロと変化する。表面温度は、最高で約摂氏430度に達し、夜の表面温度はマイナス170度。太陽に非常に近いため、夕暮れ時と明け方を除いて地球から直接に観測することは難しい。88日という速いペースで太陽を一周し、そのスピードはどの惑星よりも速く、毎秒50キロで移動。太陽系で最も小さい惑星で、その密度は地球に次いで2番目に高く、大きな鉄の核は半径1800〜1900キロ、水星の半径の約75%を占める。水星の外殻は、地球のマントルと同程度で、500〜600キロ。


金星と地球は、大きさ、質量、密度、組成、太陽からの距離という点は似ている。金星は高速で回転する厚い大気で覆われ、その温室効果によって温度は鉛が溶けるほど高く、表面気圧は地球の90倍。金星は地球の空で最も明るく輝く惑星。大気は主に二酸化炭素で構成され、硫酸の雲も存在。大気中から検出できる水はわずかで、二酸化炭素の大気は太陽の熱を閉じ込め、表面温度は摂氏470度を超る。地球の自転と違って逆方向に自転し、太陽を金星から見たら西から上がって東に沈む。表面の約90%は、固化したばかりの玄武岩質溶岩であるように見える。


火星は、岩で覆われた小さな天体。水星、金星、地球と同じ地球型惑星で火山活動や、他の天体衝突、地殻変動、大気の影響(砂塵嵐など)で表面は変化を重ねてきた。季節の変化に応じて拡大、縮小する氷の極冠がある。火星には、フォボスデイモスという2つの衛星もある。火星には、太陽系で最大の火山オリンポス山、赤道付近の巨大な地溝帯のマリネリス渓谷は巨大である。渓谷帯は約4000キロの長さがある。


太陽系で最大の惑星である木星には、惑星サイズの4つの衛星と小さな多くの衛星がある。木星の最も大きい4つの衛星を、総称してガリレオ衛星と呼ばれている。木星の表面は、特徴的な大気が織りなすタペストリーのように見え、雲の成分はアンモニア。水は深い層に存在。縞模様は、上層大気中を東から西へ吹く強い風によって生じたもの。大きな暴風の渦である大赤斑は、300年以上前から観測されている。大気は主に水素とヘリウム。NASAの宇宙探査機ボイジャー1号によって木星のが発見された。環は、太陽光が背後から当たっているときだけ見ることができる。


土星は木星と同じように主に水素とヘリウムで構成されている。体積は地球の755倍で、上層大気の風速は赤道地域では毎秒500メートルに達する。土星の超高速の風と土星内部から上がってくる熱との相互作用が、大気中の黄金の帯模様を生み出している。土星の環系は太陽系で最も大きく複雑であり、外側へ数十万キロも広がっている。NASAの宇宙探査機ボイジャー2機が、土星の環が主に水氷できていることを明らかにした。現在61個の衛星が確認され、最大の衛星タイタンは水星よりも大きい。最大の衛星はガニメデ。


天王星には、太陽系外縁部で最も明るい雲があり、が11本もある。太陽から遠いため、1回の公転は84年かかる。固体表面を持たない天王星は巨大惑星で、木星、土星、海王星と同類。大気は主に水素とヘリウムで構成、メタンも含まれ、水とアンモニアの痕跡もある。天王星が青緑色をしているのはメタンガスによるもの。自転軸は、ほぼ水平。磁場は通常は惑星の自転軸とそろっているが、天王星の磁場軸は自転軸に対して60度傾いている。天王星の温度は雲頂の近くで摂氏マイナス216度。


太陽から約45億キロも離れている海王星は、165年をかけて太陽を一周する。地球から極めて遠いため、その姿を肉眼で見ることはできない。磁場主軸は、その自転軸を基準にして約47度傾いている。磁気軸が自転軸から約60度傾いている。海王星の磁場は、地球の磁場よりも27倍ほど強力である。太陽から非常に遠く、受けるエネルギーも少ないにもかかわらず、海王星に吹く風は木星の3倍、地球の9倍も強い。海王星には13個の衛星が確認され、そのうち6個はボイジャー2号によって発見された。

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