ハイギアでも巻き心地が重くないリール
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技術の進歩で巻き心地が向上
ショアジギング、シーバス、バス、サクラマスなどで、最近人気が出てきたハイギアリール。 今、プチブームが起きているといっても過言ではないでしょう。
ハイギアリールのメリットは、ラインを素早く巻き取れることです。 ラインスラッグをスッと巻き取ったり、ルアーを早く回収できて手返しよく釣りができます。
ですが、忘れてはならないデメリットがあります。 それは「巻き心地が重い」ということ。特にハンドルを回し始めるときに強く感じます。 この重さが嫌いで、ハイギアリールを使わなくなった人もいるのでは?
でも、そんな「巻き心地の重さ」を気にせず使えるリール続々誕生しています。
シマノ ヴァンキッシュとは?
シマノ ヴァンキッシュ は、2012年2月に発売されたリールです。 開発コンセプトは「低慣性からくるダイレクトなフィーリング」です。
シマ製リールはシルキーな巻心地を売りにしてきましたし、実際巻き心地は良いです。
ですが「巻きはじめの軽さ」という点では、その座をダイワに奪われていました。 実際に、エリアルアーのエキスパートほどダイワ製のリールの使用率が高いです。 巻きはじめが軽いと小さなバイトが取れますし、巻きのアクションを入れやすいからです。
ですがヴァンキッシュなら、もう「巻きはじめが重い」なんて言わせません。 だって、とにかく軽いんですから。
どれぐらい軽いの?
リールの自重は1000Sで160g、2500Sで190g、4000で240gと、とにかく軽量です。 4000番でもツインパワーの2500番より軽いのです。
驚くのはそれだけじゃない。ロータが従来のアルミ製の半分の重さしかないんです。
スピニングリールの場合、ハンドルで回しているのはスプールではなくローターです。 つまり、ローターの重さは巻きはじめの重さを決定づけると言っても過言ではないです。 そのローターが激軽なんですから、巻き心地が軽いのも当然です。
剛性は心配じゃないの?
リール軽量化といえば、リールに素材のカーボンを使うと連想する人も多いでしょう。 確かに、ヴァンキッシュもローターにカーボン素材を使用しています。
ですがボディは違います。、ボディは剛性感のある「スーパーMg」を使用しています。 そのため、高い負荷が掛かってもボディのたわみや歪が少なく、フット部も強靭です。
さらに内部はピニオンギアベアリング2点サポートなので、高負荷時も安心。 ヴァンキッシュは、軽いけど剛性がないというリールとは違うんです。 巻き心地が軽く、それでいて剛性感も高い新感覚リールなのです。