ワカウツボ 
Gymnothorax meleagris   (Shaw and Nodder) 
咬魚


2006年10月21日、高知県大月町柏島で採集。

分布:南日本、インド・太平洋域と東部太平洋(熱帯域を除く)

ウツボの仲間は190種類ほどが知られ、その多くが熱帯の海に住んでいます。しかし、そのような熱帯域には生息しないものもいます。ワカウツボも熱帯域には生息しないウツボです。熱帯の魚ではないのですが、結構美しい模様・色彩をしています。海外ではGymnothorax eurostusの学名をつけることもあります。

採集のポイント:夏季〜秋季にはしばしば見られます。網を片手にして、もう片手で網に追い込むようにして採集します。しかし、鋭い歯を持っているので、取り扱いには十分に注意してください

飼育のポイント:ウツボの仲間は結構餌付きの悪い個体が多いです。空腹にして、魚の切り身から慣らすと良いでしょう。慣れると、オキアミ(クリル)や配合飼料も食べるようになるといいます。ウツボに限らず、ウナギ、アナゴ、ウミヘビ(魚類)の仲間はしばしば脱走します。しっかりした蓋と重石を用意しましょう。ちなみにウツボの仲間は死後恐ろしいにおいを発するので注意しましょう。料理する場合は家でしめることです。そうしないと輸送中事故にあうでしょう。

関連項目:危険生物

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