タネハゼ Callogobius tanegasimae (Snyder) 硬骨魚綱 スズキ目 ハゼ科
2008年8月、愛媛県で採集 |
分布 | 静岡県、三重県、和歌山県、愛媛県、高知県、長崎県五島列島、宮崎県、鹿児島県〜琉球列島、台湾、フィリピン。 |
概要 | 体は他のオキナワハゼ属魚類に比べて低く、細長い姿をしている。尾鰭や胸鰭は大きい。体色は成魚では褐色で、幼魚は白っぽい。ただし成魚でも状態などにより白っぽくなることもある。河川の汽水域や内湾、マングローブ域などに生息する普通種。岩の下や貝殻の中などに潜み、テッポウエビ類と共生することもある。 |
採集 | この個体は酸欠が発生した際に弱って水面に浮いてきたものをたもで掬ったもの。沖縄では河川汽水域やマングローブにある岩や死サンゴ塊などをどかすと採集できることもある。 |
飼育 | 60cm水槽でも終生飼育可能。餌は配合飼料も食べるが魚の切り身など、生の餌を与えるとよく食べる。ただし本種はハゼの仲間としては餌を食べる速度が速くないので、そのあたりは要注意。他の魚とも混泳可能。 |
食味 | 普通は食用としない。 |
注意 | 特になし |
文献 | 中坊徹次編、2000 日本産魚類検索 第二版. 東海大学出版会、東京. WEB魚図鑑 http://fishing-forum.org/zukan/index.htm 瀬能 宏 監修・矢野維幾 写真・鈴木寿之・渋川浩一 解説,2004 決定版 日本のハゼ 平凡社、東京. |
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