分布 |
本州中部以西、四国、九州、対馬。 |
特徴 |
体は茶褐色で、黒色の小さな斑点がある。アブラハヤに似ているが、アブラハヤの尾柄高は本種に比べて低い。体側の縦帯はアブラハヤほど目立たない |
生態 |
本種は河川の中流域に生息するのですが、ヤマメやアマゴがくらすような上流域にも生息しています。また、水温が下がる季節はわんどの中で冬越しをする様子も観察しています。 |
採集 |
この魚はすばしっこく、普通のやり方ではなかなか網に入ってくれません。ヨシなどの植物のかげに網を入れると、採集することができます。ウキをつけて釣るのも良いでしょう。その場合は水生昆虫やサナギ粉などを餌にします。 |
飼育 |
飼育は難しくありませんが、よく飛び跳ねるので蓋が必須です。餌は動物・植物ともに良く食べます。他の魚とも一緒に飼うことができますが、タカハヤは餌に真っ先に群がるため、底生魚に餌がいきわたりにくくなります。そのため、なんらかの工夫が必要です。ちなみに胃袋が特殊なのか腹がいっぱいになっても餌を食べます。 |
食味 |
雑魚として取り扱われますが、唐揚げなどで食べられます。 |
注意 |
特になし。 |
文献 |
中坊徹次編、2000 日本産魚類検索 第二版. 東海大学出版会
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