ソラスズメダイ  Pomacentrus coelestis   Jordan and Starks 硬骨魚綱 スズキ目 スズメダイ科

2006年10月、高知県で採集。
2006年6月1日、同地で採集したソラスズメダイ。
紺色の色彩ですがこれは夜間に撮影したものです。
ソラスズメダイの幼魚。全長1.5cmくらい。
このくらいが一番という人も多いでしょう。


分布 千葉県・新潟県以南、インド・太平洋。
概要 体色は青色で腹部や臀鰭・尾鰭が黄色っぽくなるが、この特徴には個体差がある。成魚・幼魚ともに色彩は変化が激しい。卵を守る親は黒っぽくなる。本種はサンゴ礁域だけでなく本州や四国、九州の温帯海域にも見られる。危険がせまると群れで大きな魚に対し威嚇をし、追い払う。 ソラスズメダイ属魚類はインド・太平洋から約70種類が知られる。そのうち本邦からは未記載種を含め約15種類が分布。
採集 成魚は太平洋側で周年採集可。1.5cm程度の小型個体は6月下旬から姿を現し、9月まで見られる。ただし極小サイズのものは傷をつけないように慎重に取り扱う必要がある。シーズンは若干遅れるが、日本海側でも採集可能。大きめのサイズの個体は釣りで採集できる。
飼育 飼育中は色彩が黒ずむといわれるが、実際には色彩が様々に変化する。色彩を変化させる理由は警戒色、婚姻色とも言われるが詳しいことは不明。同じように青い色彩のルリスズメダイよりも温和で、他の魚との混泳も可能。ヤッコ類やハゼ、ベラなど強い魚とならあまり問題はない。サンゴ水槽でも飼育可。雑食性なので様々な種類の餌を与えたい。
食味 普通は食用としない。
注意 特になし
文献 中坊徹次編、2000 日本産魚類検索 第二版. 東海大学出版会、東京.
Fishbase http://www.fishbase.org/search.php
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シーズン(四国南西部)

○:多い ▲:少ない 空欄:未確認

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成魚(Adult)
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