シマヨシノボリ(九州以北集団) Rhinogobius sp.CB 硬骨魚綱 スズキ目 ハゼ科
雄。雄は第1背鰭の先端がとがっています。 体の模様もはっきりと現れています。 福岡県産、2006年2月採集 |
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雌。第1背鰭先端が尖っていません。 模様ははっきりと現れていないです。 福岡県で2006年2月に採集。 |
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幼魚。 体は黒色で大きな模様が入っています。 顔の赤い模様はまだ薄らとしか入っていません。 愛媛県宇和島で2007年1月に採集。 |
分布 | 青森県から鹿児島県(九州以北集団)、琉球列島(琉球列島集団) |
特徴 | 体側には薄らと黒色の斑点が出現し、頭部に赤いミミズ状の斑紋を有する。腹部は青っぽい。九州以北の集団と琉球列島の集団は色彩や遺伝的に大きく離れており、当サイトでは暫定的に両集団を分けておいた。 |
生態 | 河川中流〜下流に生息し、岩の合間や下などによく隠れています。肉食性で甲殻類や小魚などを捕食しています。分布が広く、普通に見られるヨシノボリのひとつです。 |
採集 | 採集方法はほかのヨシノボリ類と変わりません。マスクをつけて二つの網で追い込むというやり方が自然に対するダメージが非常にすくなく、また面白いのでおすすめです。 |
飼育 | 飼育は容易です。ただし水カビ病を防ぐために塩分を加えると良いでしょう。餌は動物質のものを好んで食べるようです。他の魚とも一緒に飼うことも可能ですが、鰭をかじることがあります。 |
食味 | 佃煮などにされることがあります。 |
注意 | 特に無し。 |
文献 | 中坊徹次編、2000 日本産魚類検索 第二版. 東海大学出版会、東京. 川那部浩哉・水野信彦・細谷和海 編・監修、2001 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と渓谷社、東京. 瀬能 宏 監修・矢野維幾 写真・鈴木寿之・渋川浩一 解説,2004 決定版 日本のハゼ 平凡社、東京. |