シマヨシノボリ(琉球列島集団) Rhinogobius sp.CB 硬骨魚綱 スズキ目 ハゼ科

雌。
写真をみてもお分かりのように、腹部の青が
きわめて鮮やかです。
まるでモルフォ蝶のよう。

2008年4月、奄美大島で採集。
雄。
頭部の模様は本州の集団よりも濃い色彩になっています。
2008年4月に奄美大島の小河川で採集。
ちょっとえさの与えすぎ?
分布 青森県から鹿児島県(九州以北集団)、琉球列島(琉球列島集団)
特徴 体側には薄らと黒色の斑点が出現し、頭部に赤いミミズ状の斑紋を有する。腹部は青っぽい。九州以北の集団と琉球列島の集団は色彩や遺伝的に大きく離れており、当サイトでは暫定的に両集団を分けておいた。琉球列島集団は色鮮やかで美しい。
生態 河川中流〜下流に生息し、岩の合間や下などによく隠れています。肉食性で甲殻類や小魚などを捕食しています。奄美の河川ではクロヨシノボリ、アヤヨシノボリなどとともに最もよく見られるものです。
採集 採集方法はほかのヨシノボリ類と変わりません。マスクをつけて二つの網で追い込むというやり方が自然に対するダメージが非常にすくなく、また面白いのでおすすめです。
飼育 飼育は容易です。ただし水カビ病を防ぐために塩分を加えると良いでしょう。餌は動物質のものを好んで食べるようです。他の魚とも一緒に飼うことも可能ですが、鰭をかじることがあります。
食味 利用方法など不明。
注意 特に無し。
文献 中坊徹次編、2000 日本産魚類検索 第二版. 東海大学出版会、東京.
川那部浩哉・水野信彦・細谷和海 編・監修、2001 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と渓谷社、東京.
瀬能 宏 監修・矢野維幾 写真・鈴木寿之・渋川浩一 解説,2004 決定版 日本のハゼ 平凡社、東京.

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