オトメベラ Thalassoma runare (Linnaeus) 硬骨魚綱 スズキ目 ベラ科



2007年5月5日、高知県柏島で採集。

分布 伊豆半島以南、インド・太平洋、紅海。
概要 体色は鮮やかな緑色のものと青みを帯びるものの2つが知られるがそれはおそらく雌雄だと考えられる。写真の個体はおそらく雌だろう。幼魚は茶褐色で地味な色合いである。浅いサンゴ礁域や岩礁域で見られる普通種。雌や幼魚は小さな群れで見られるが雄の成魚は単独でいることもある。昼行性で夜間は砂に潜らず岩陰で休息する。肉食性で、甲殻類を好んで食べる。
採集 晩夏〜秋にかけては幼魚が磯や防波堤で見られるが、動きはなかなか俊敏であるためなかなかてこずる。成魚は高知県では周年見られ、防波堤で釣ることができる。
飼育 本種は泳ぎ回るので広い水槽で飼いたい。またジャンプすることもあるので蓋は必要。餌は配合飼料のほかたまには生餌も与えたい。小さな甲殻類を捕食するので注意したいが、サンゴには無害なのでサンゴ水槽でも飼育できる。
食味 刺身にすると肉に臭みがある。焼いて食べることは出来そうだが、まだ食べていない。
注意 特に無し。
文献 中坊徹次編、2000 日本産魚類検索 第二版. 東海大学出版会、東京.
Fishbase http://www.fishbase.org/search.php
リンク

戻る