オオスジヒメジ Parupeneus barberinus (Lacepède) 硬骨魚綱 スズキ目 ヒメジ科 |
2007年9月22日、高知県で採集。
分布 | 南日本、南アフリカ〜トゥアモトゥ諸島にいたるインド・太平洋(紅海を除く)、アデン湾 |
概要 | 体色は白っぽいが興奮したときや夜間の休息時には色彩が変わる。吻先端から眼を通り、体側後方にまで至る黒色帯と尾柄部の黒色紋が特徴。本種はヒメジ科魚類中最大種で全長60cmに達する。サンゴ礁域の砂地に生息し、ベラ類やタマガシラと混生群をつくる。肉食で砂の中にいる動物を捕食するが、成魚では口に入るサイズの小魚なども捕食する。 |
採集 | ヒメジの仲間は潮溜まりに入ることもあるが、多くの場合は磯に見られる。ヒメジの仲間はベラの類と群れていることが良くあり、ベラの仲間を探せば、本種も見つかる可能性が高い。本種の採集は二本の網があれば難しいものでもないが、スレには弱い面が見られるので注意したい。テンジクダイ類を採集するときと同じような気配りが必要だろう。 |
飼育 | 幼魚は60cm水槽でも飼育可能。大きくなるので成魚は90〜120cm水槽が欲しい。飼育中でも40cmを超えると思われる。 |
食味 | 重要食用魚。沖縄や奄美大島では市場や魚屋にもよくあがっている。肉は白身で本州のウミヒゴイなどに似る。 |
注意 | 特に無し。 |
文献 | 中坊徹次編、2000 日本産魚類検索 第二版. 東海大学出版会、東京. WEB魚図鑑 http://fishing-forum.org/zukan/ Fishbase http://www.fishbase.org/search.php |
リンク | オジサン |