ナンヨウツバメウオ  Platax orbicularis   (Forsskål) 硬骨魚綱 スズキ目 マンジュウダイ科

2006年9月16日 高知県で採集。
2006年10月、もう一回り大き目のナンヨウツバメウオを採集した。
殺菌灯も購入し稼働中だったので水槽に入れようとも思ったが
この季節は色々と忙しく、持ち帰りはしなかった。場所は上の個体と同じ
2009年7月28日、高知県で採集。


分布 太平洋側の各地沿岸と日本海南部(成魚は琉球列島以南)、西部太平洋。
概要 成魚の体色は灰褐色から銀色で、体側には太い暗色帯がある。ツバメウオとは吻の外縁が若干へこむことなどで見分けられる、一方幼魚は茶褐色で枯葉に似ており同属他種と容易に区別可能。暖海域に生息し、流れ藻についたりして漁港でも見られる。成魚はサンゴ礁域や砂底、岩礁域に生息する。ツバメウオ属魚類はスズキ目マンジュウダイ科に属する。日本には標本による記録がないものも含め5種全種が知られるという。
採集 夏の終わりから秋にかけて漁港などでよく見られるが、5月にも採集したことがある。動きは鈍いので見つければ採集は容易。
飼育 成魚の飼育には90cm以上の水槽が必要。餌は動物プランクトン(ブライン、コペポーダなど)に餌付き、配合飼料にも餌付く。混泳は可能。白点病に罹りやすく、殺菌灯での予防が効果的。
食味 ツバメウオの仲間は琉球列島などでは食用になることもあるが、まだ食べたことはない。
注意 特になし。
文献 中坊徹次編、2000 日本産魚類検索 第二版. 東海大学出版会、東京.
Fishbase http://www.fishbase.org/search.php
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